新年(令和8年度)のご挨拶
世界は未だに戦争を繰り返し多くの死者が出ています。今年1月3日にはアメリカがベネズエラを攻撃し、ベネズエラの大統領を拉致する事件がありました同じ民主国家と信じてきたアメリカがロシアのように他国に侵略する事態は法事国家としての理念を揺るがす事態であります。一方、我が国も強大な軍事力を有する国が隣国にあり、高市首相の有事発言で様々な圧力が我が国に対して掛けられ、国防を意識せざるを得ない状況ではあります。
塩田剛三110フェステイバルではアメリカ、ロシアの合気道家達が国のわだかまりを越えて参加しています。合気道は平和と民主主義の理念を大切にしているばかりではなく、人の心を結び世界に平和と調和の輪を広げる力を持っています(橋本聖子)。
新年の正月には国際情勢の他にも1月6日の島根、鳥取の震度5の地震もあり、不安な幕開けとなりました。
そういう中で新年度(2026年)の干支、丙午(ひのえうま)の年を迎えました。午(うま)」年は古くから「躍動」「成功」「勝負運」を象徴する干支です。陰陽五行では、十干の「丙(へい)」は火の性質を持ち午(ご)は行動力を象徴する者で、共に「陽の火」の性質を持つため重なると太陽のようなエネルギーに満ちあふれた一年になると言われています。大きな飛躍のチャンスであり、新しいことや諦めかけていたことに挑戦すると良い結果に繋がりやすいといわれています。
令和5年度(令和5年5月のコロナ対策第5類に移行)コロナが収束を迎えて令和6年度、令和7年度と正常化した3年目の年であり、行事が計画実施された年となりました。
①令和7年1月19日(日曜日)、第18回初詣・合同稽古を実施しました。
田原(春日)神社おいて初詣を実施いたしました。目的は年頭に当たり島根養神館会員が一堂に会し春日神社を参拝し、宮司によりお祓いを受け災いを取り除き稽古の安全と武道成就、学業成就の文武両道を祈願し神前で奉納演武を行い、初心に帰り合気道修行の決意を固めると共に会員相互の交流を図り合気道技術の統一的向上を図るため実施しました。
午前10時過ぎ全員拝殿に集合し神主さんに祝詞を奏上してもらい全員がお祓いを受け支部長(浦尾隆志)が拝殿に上り玉串を奉奠(ほうてん)し、全員で二礼二拍手一礼により拝礼しました。
この後、境内の神殿(神撰伝)で支部長(浦尾)、出雲弥山道場長(板倉)、高橋健太郎が奉納演武を行いました。午前11時前には島根県立武道館に移動、洋会議室に集合・会場昼食準備、新年会を行いました。最初に支部長の新年の挨拶があり指導者資格認定証を高橋健太郎、木村貴之、石橋慶一に支部長から授与しました。午後12時に昼食、12時30分昼食終了・後片付けをし午後1時から合同稽稽古を行いました。2時50分に合同稽古を終了し集合写真を撮り解散いたしました。
②令和7年5月18日には第35回周年記念浦安市合気道演武大会が開催されました。演武会参加者400名とのことでした。本会からは浦尾隆志、高橋健太郎、石橋慶一の3名で参加しました。総合解説演武は錬身会の代表千田務師範が行いました。それぞれが今は独立した団体を持っていますが千田務師範、中野仁師範、千野進師範、小山田崇之師範、パイエジャック師範などもと塩田剛三の内弟子も多数参加しました。合気会、養神会、その他団体と垣根を越えた大会となりました。
③令和7年8月30・31日には島根養神館創立43周年第22回養神館合気道山陰地区総合演武大会が開催され 講師としてもと内弟子にして高弟の合気道龍本部代表安藤毎夫師範(九段)、塩田剛三のお孫さん塩田合気道道場長塩田将大師範を招きました。同志の皆様方にはご多忙の中、東は東京、西は福岡から大会のため駆けつけていただきました。来賓6名を含めると62名の方が参加されました。副題に「塩田剛三メモリアル・・・」としているように講習会のみならず演武大会も養神館初代宗家館長塩田剛三の技法と理念を継承するために行なうものであり盛会裡に終えることができました。
④令和7年9月20日には塩田剛三生誕110周年フェステバル塩田合気道連盟理事長塩田将大師範の呼びかけで塩田剛三の内弟子を始め政界、他武道の先生方そして塩田剛三と合流のあった方々が一堂に会し世界12か国、日本在住6カ国の参加者が集う大きな会として開催されました。それは塩田剛三が生涯をかけて築き上げた合気道とその精神が国や文化を越えて人々の心を結び付けている証だと思われます。初めての大会にもかかわらず300名以上の方が参加されていたことは驚きでした。塩田剛三の内弟子のほとんどが参加されていました。特別顧問としてもとレスラーの前田日明氏、保江邦夫氏の参加がありました。本会からは6名が参加し、記念パーテイ、演武会、講習会と参加しました。在りし日の養神館を想像させるような外人の見事な演武が披露されました。
⑤令和7年10月4日には第70回全日本合気道養神館総合演武大会に
境港道場を中心としての参加を予定していましたが本会担当者の申し込み内容が団体演武において本部の意図にそぐわない内容になっており急遽浦尾隆志、板倉敬司が5人(津森、脇川、門脇、矢後、板倉順平)の他に追加申し込みして7名で参加しました。今回の演武大会は参加者300名程度と昨年に引き続き参加者の少ない演武大会となりました。20歳前後の若い方が多いという感じがしました。参加者が少ないため競技演武は茶帯の部男女や黒帯の女子は二次予選から始まりました。支部長演武も団体演武も道場長演武も全て3分間でした。木村孝最高師範の講習会にも参加しました。大東流合気柔術の影響が色濃く反映された内容でした。
⑥令和7年10月13日には第20回伝統武術演武会が国際伝統武術連盟大和会の主催により令和7年10月13日(月:祝日)午前8時 開館、8時30分
受付開始、9時 開会式、午後12時閉会式の予定で島根県立武道館で開催されました。
島根養神館からは7名が参加しました。来賓者多数参加のもと8団体約40名が参加しました。伝統武道と振興武道としての合気道とは相容れないものがあると感じました。
⑦昇段、有段試験では過去最多の9人の合格がありました。段位に見合った実力がつくよう今後も精進していただきたいものです。
私どもの理想とする合気道は塩田剛三師の合気道であり、正確であるとと同時に効果のある合気道であります。道場の中で相対しながら仕手、受けの協力により、技を「あわせ」る事によって技を正しく作り上げていく地道な稽古や基本動作を大切にします。団体や個性の違いはあっても和と礼節を尊び約束稽古をすることで技の質が高められ、さらに磨くことができます。
合気道養神館は館長不在ですが、館長不在であろうとも塩田剛三師を理想として基本動作、基本技の統一的修得をめざし、それぞれの立場、組織で稽古に励みながら、他団体とも交流し切磋琢磨していく自覚こそが大切であろうと思います。
今年度は干支にもあるよう躍動の年です。会員の一層の協力と団結をはかり、塩田剛三の精神とその技を未来につなげていくよう奮闘していきたいものです。
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