養神館合気道
37周年第16回県大会
島根養神館創立37周年第16回養神館合気道山陰地区総合演武大会報告
2019年(令和元年)8月24日、25日と二日間にわたり、島根県立武道館において残暑厳しい中多くの皆様の参加を得て、盛会裡に開催されましたので、ご報告申し上げます。
8月24日は午後から2時間安藤先生の講習会があり,42名参加がありました。
安藤先生の講習会 24日講習会後の集合写真
その後、希望者19名と松平不昧公など松平9代の眠る墓所月照寺に観光しました。次に、八重垣神社にご案内しました。「八雲立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣つくるその八重垣を」の古歌で名高い神社で、出雲の縁結びの元祖素盞嗚尊(すさのおのみこと)と稲田姫(いなたひめ)を祀っています。稲田姫命の御霊魂が深く滲透した鏡の池は、ご縁の遅速を占う池として知られ、鏡の池で硬貨を浮かべ縁結びを占い
ました。
八重垣神社 鏡の池
夜は前夜祭の懇親会と二次会が行われました。370年の伝統を持つ船神事の様子や水郷祭花火大会の様子など水郷松江の一端を、懇親会場に 設置されたスクリーンに録画で紹介いたしました。出雲弁の講義が津森境港道場長により行われました。今年3月21日、京都無限塾で行われた無限塾10周年記念演武大会に参加し、演武会では島根養神館一般の部の団体演武を披露させていただきました。その中には今年3月まで島根支部松江道場で稽古し、宮崎に転勤し、現在は養神館合気道龍日向の会員となったり大前真次さんの演武の姿もありました。
最後に参加していただいた養神館の代表に挨拶をいただきました。その後、同ホテル内で場所を変えての二次会が行われました。宴たけなわでしたが午前11時には終了しました。この日、朝8時から始まった行事は午後11時まで15時間の長丁場でしたが、大いに盛り上がりました。
龍日向竹田様のご挨拶
翌8月25日は午前8時に県立武道館前に会員が全員集合して打ち合わせを行い、午後の演武大会に合わせて準備し、完了後、大会のリハーサルを行いました。昨年と違って午前に講習会をやり午後演武会を行いました。この方が遠方からくる方が参加しやすいのではないかという配慮からでした。
25日午前中は1時間半の講習で68名の参加がありました。安藤師範から基本動作や基本技を中心に教わりました。片手持ち四方投げの切り下ろしの手の向きが上に向くのは受けが腰をそらず高いことに原因があるので受けが低い位置で受けを取るよう指摘されました。そういう修正法や横面打ち3ヶ条抑えの横面打ちの足の動かし方で横移動するよう指導を受けました。その他、普段間違えて習得している技法について正しいやり方を懇切丁寧に教わりました。
講習会の後は演武会が開催されました。来賓を含め73名が参加しました。国歌斉唱 の後、大会会長、浦尾隆志が主催者挨拶を行いました。 来賓挨拶は、松江市長松浦正敬様代理 松江市地域振興事業推進部長 足立保様、島根県県会議員細田重雄様、松江市市議会議員比良幸男様、松江城堀尾鉄砲隊統監本間順一様によりしていただきました。審査委員長挨拶として合気道養神館主席師範安藤毎夫師範にいただき、安藤師範のオープニングセレモニーから始まりました。その後、島根養神館会員により、基本動作連続、31の杖31の合わせの杖と続きました。招待演武は、合心館谷本会島根代表伊東様、航空自衛隊浜松基地合気道部柿原様により披露されました。競技演武、少年の部、初心者の部、白帯の部(6組12名)、黒帯の部(6組12名)と行われ休憩に入りました。
後半は、護身技の部で島根大学医学部合気道部、基本動作と関連技、ファミリー演武、 一般演武と続き一般賛助演武(4組)が行われました。その中には、養神館合気道龍日向・大前真次様、今回初出場の養神館合気道龍本部、支部連合の三澤綾子様・柳井美由紀様・片岡美香様・大野義一様がおられました。例年参加していただいている養神館合気道龍岡山同好会、 松田鈴未様・石田孝夫様・持永侑眞様・持永悠眞様がおれれ、養神館合気道龍大阪の中西啓二様・亀田禎男様・久保敏男様・小野貴史様がおられました。代表者賛助演武では養神館合気道龍かわち代表、古澤泰嗣様、養神館合気道天真館広島興福寺道場、手島常俊様がおられ,受けとしてわざわざ天真会本部から正能光慶様のご参加がありました。今回初出場の養神館合気道龍日向代表、竹田健吾様の姿もありました。今回11回目の参加となる養神館合気道龍大阪代表、村川真啓様の演武もありました。
演武終わり頃には出雲弥山道場道場長、板倉敬司、島根支部支部長、浦尾隆志、最後は合気道養神館主席師範、安藤毎夫様により締めくくっていただきました。
閉会式は、成績発表の後、表彰状授与が行われ、安藤師範の講評で幕を閉じました。 「養神館西日本のまとめ役としてこの演武会は貴重で、また皆さんの楽しみの場として大いに貢献しています。参加者達の交流は、合気道の繋がりでもあります。」と合気道龍新聞64号に掲載いただき感無量でありました。
米子空港に向かう途中、大根島の由志園を観光案内いたしました。由志園の庭園は昭和45(1970)に第一期工事を開始し造成を重ね、現在では約1万2千坪(4万平米)の池泉廻遊式日本庭園となりました。奥出雲の鬼の舌震、斐伊川の豊かな流れ、宍道湖の水面、中海の岩礁や水面に映る霊峰大山など、庭園各所で出雲の風景を模した出雲の国の箱庭がありました。時期とは関係なく、室内ではボタンを鑑賞することができました。庭園には霧を人工的に作り幻想的で涼しい空間を作っていました
大根島 由志園 牡丹
龍浦安本部・支部の皆様
次に境港市の水木しげるロードも見ていただきました。水木しげるロードは2018年7月14日(土)にリニューアルオープンしました。1993(平成5)年7月に誕生した水木しげるロード。JR境港駅から続く約800mの通りに177体の妖怪ブロンズ像が立ち並びます。誕生から25周年となる2018(平成30)年7月、大規模なリニューアルが完成。懐かしい昭和レトロな街並みはそのままに、歩道が拡がり休憩所も増えました。水木しげる記念館は夜9時まで特別に開館していましたが入館せず、海鮮丼屋を探し出し、みんなで新鮮な海鮮丼を食べました。満腹になったところで米子空港に向かい、山陰の大会と観光を堪能していただき空路、東京国際空港に向かって飛び立たれました。
安藤先生をはじめ来県の方々には演武大会に花を添えていただき、大変ご協力を賜りました。ご来賓の方々や大会運営に協力した会員の皆様には感謝申し上げます。来年も多くの県外の方にご参加いただき、交流の輪が広がるとともに島根の観光地を満喫していただければ幸いに存じます。
演武会参加の皆様
最後に本大会に参加・協力した島根養神館会員の氏名(順不同 敬称略)を掲載しお礼に代えます。 浦尾隆志 藤原健一 西坂公瑞 安部太一 門脇陽香 門脇清奏 門脇芽衣 門脇太良 板倉敬司 高橋健太 山本公治 加藤文保 渡部真 石橋慶一 山根瞬 岡本啓史 藤岡広樹 木村薫 角森良明 板倉大樹 新美まどか 板倉幸平 村田文子 古居みどり 下元章照 坪倉裕樹 黒保貴憲 槇原寛人 村田大悟 下元極 神西忠彦 神西天斗 藤田優子 大西真美 葛西薫美 堀口顕代 木下智博.横溝加奈子 南岡尚江津森孝弘(24日のみ参加) 木村貴之(両日不参加・ビデオ編集に協力) 以上41名 (令和元年9月15日 文責 浦尾隆志)
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