1流派の由来
合気道は植芝盛平(1883~1969)を開祖とするもので日本古来の武術である大東流合気柔術(中興の祖・武田惣角師)を中核として天神真揚流柔術・柳生心眼流柔術・宝蔵院流槍術・鹿島新当流等々数多くの古流武術のエッセンスを精選集約して取り込み、合気武術、合気武道と流派名を変遷しながら昭和17年(1942年)に古流武術の伝統をエッセンとして継承しながら総合武道「合気道」として命名され今日に至っております。養神館合気道宗家塩田剛三は合気道開祖植芝盛平の弟子で昭和30年(1950年)合気道養神館を設立し、その普及と組織化に乗り出しました。宗家は稽古体系や技法の分類整理を推し進め、膨大な技をおおよそ150本の基本技に精選集約するとともに、基本動作6本を創作し、大衆に修得しやすく、かつ実践的な「養神館合気道」として確立しました。養神館合気道島根支部は昭和57年(1982年)に松江同好会として設立し、令和5年で41周年を迎え、第20回養神館合気道山陰地区演武大会を令和5年827日、県外有志を含め63名が集い、成功裡に挙行いたしました。
2流派の特徴
 
 養神館では構え、基本動作、基本技など基本を重視し、固い稽古から始まり、次第に自由技などの応用に進みさらに塩田剛三師の示した奥義の技へと稽古していきます。大東流合気柔術とは違います。②純粋武道の形を取っているので試合はせず、形主体の稽古として協力して技を作り上げていきます。そのため老若男女誰でもできる和の武道と言えます。③護身術でもあるので左右の技、座り技の稽古や当て身、武器取り、多人数取りの稽古など実戦の多様な場面を想定した多種多様な稽古を段階的に行っていきます。④合気道は剣の理を体に表したものといわれていますが、まず体術の稽古から行い、武器取り、武器技への稽古に進み、入り身、間合いの修得を図っていきます。指導者を養成する指導者資格検定試験があります。基本技指導法、護身技、指定技,指定自由技、筆記試験があり二段以上で指導者としてやりたい方が認められれば受検できます。このような指導法まで稽古体系にある武道団体はあまりないかと思います。
3ー緊急提言ー合気道入会を希望される方のためにー
①入会希望のサークル(団体)がある場合、その会派に上達のための段階的な稽古システムがあるのかどうか問うことが必要です。合気道は任意のサークルが多いだけに本物を見分けていくことが大切です。稽古の目的は技の理合いと呼吸力の修得にあり、そのために構え、基本動作、基本技がなくてはなりません。構えや基本がない教えは一部の能力のあるものはついていけても、多くの人は取り残されます。基本技がなく、いきなり特定の技のみしか稽古しないサークル(団体)は要注意です。いかなる意図のもとにそのような稽古がなされており、それが適切であるか疑問を持たなくてはなりません。進歩、向上する可能性はあるのでしょうか。②定期的に審査し、適切に稽古がなされているかどうかチェックしていく審査体制が整っているのでしょうか。1年たっても正面入り身投げと側面入り身投げ、呼吸法の稽古など限定された技の稽古では他の多くの技を覚えることができません。1~2年稽古した後、ある日突然、審査を受けてもよいと県外の本部(支部)に審査に行くよう勧められても戸惑うばかりです。審査資格を持つ者がいない団体では審査のたびに遠方まで出向く苦労が伴います。それだけではなく、それまでのところでどれだけ関節技を含む固め技などが稽古されていたのでしょうか。稽古しやすく派手な目移りのする技のみが稽古されてた結果であり、基本技の修得に汗を流して来なかった結果ではないでしょうか。これでは審査どころではないと思います。審査の技に即した稽古が日常的にも必要ではないでしょうか。審査を通じての段階的稽古がなされていれば初段の審査と聞いても慌てることはありません。これまでの審査と同様、指定された技を稽古して審査にのぞめばよいだけです。稽古システムがなけねば、のんべんだらりと毎回同じ技を稽古するだけです。審査体制がなくても、百歩譲って審査可能な本部(支部)に出かけるとしましょう。その場合、審査を受けるだけの力が身についていないため審査を受けることなど到底無理だと思います。指導者の頭の中には審査や技の上達などどうでもよいという崇高な考えがあるかもしれません。人格的には立派な指導者であっても習う方は技の修得や上達を求めているかもしれません。指導者の人格に触れることを最高の喜びと思っていれば何も言うことはありませんが、技法の向上を目指すならば不十分ではないでしょうか。毎週の稽古以外にも審査を受ける人たちのために特別に講習を設けるとか、先輩など担当者がいて審査の技を指導してくれる人がいれば多少の補いがつきますが、そうでなけねば審査を受ける自体が難しいかと思います。実力のある黒帯を目指すことも稽古の動機づけになります。③稽古の目的が明確になっているのでしょうか。同じ技を何度も稽古するのは初心者には取り組みやすいのですが、それだけなら進歩も限定的です。単に体を動かすだけならトレーニングジムか歩行で十分でしょう。合気道の稽古は護身に耐えうるだけの実力をつけることと心技体を充実して自己の可能性を広げることすなわち自己実現をすることであります。そのために④団体(サークル)及び指導者を選ぶことが大切です。指導者自体が稽古の目的を持ち、それを会員が理解し、それによって生き生きと活動しているかどうかが大切だと思います。合気道の大会を開いたり、他の団体の大会に参加して演武の発表の場が得られていたり講習会参加の機会が設けられていれば実力は自ずとが磨かれていきます。そのような機会を持たない団体、持たせようとしない指導者のいる団体では単なる主催者の自己満足の名誉のためか小遣い稼ぎのためにやっているだけのことになります。⑤指導体制が整っているかどうか。会員にレベルの違う人がいる場合、個々的には多くの指導者が必要になります。少なくてもグループ別、能力別に分けての指導が効率的になります。そのために指導者を養成するシステムを設けて、指導者を育てていくことが大切であります。こうした指導員養成制度があるかどうかということは持続可能な合気道を続けるうえで大切なことであると同時に会員の学びの場を永続的に保障することにもなります。このような体制へ配慮がない団体は入会しても自己の能力に応じた適切な指導を個別的に受けることは困難でしょう。最初に会費が安いからといって入会しても結局のところ金と時間の無駄遣いにしかなりません。合気道の団体には任意のサークルが多いだけに指導者の理念や実力、活動実績に大きく左右されます。お金のことだけでなくそれ以外の要素も判断して入会されることをお勧めいたします。人生は短く、後戻りができないため最初のサークル(団体)や指導者を選ぶことは合気道修得のため決定的に大切なことです。《始めよいよい帰りは怖いという轍を踏まないよう悔いのない慎重なサークル(団体)、指導者を選ばれるよう切に祈り、緊急提言とさせていただきます。
4活動理念
1.和と礼節を尊び、心技体の向上に努めます。
2.心身の安全をはかり、護身能力を高めます。
3.生涯教育として運動能力、残存能力を保持し、健康な身体作りをめざします。
4.老若男女誰でもできるよう初歩的な構え、基本動作、基本技などを重視します。
5.知行合一の理念のもと合気即生活、文武両道、質実剛健をめざします
6.思いやりと助け合い、協力、協調の精神を涵養します。
7.家族、仲間を大切にし、人類愛と平和な社会を希求します。

5入会案内

  
入会手続き
入会については会員登録用紙に所定事項を記入して、入会金と当月分の会費及びスポ-ツ保険加入料を添えて提出してください。詳細はお問い合わせ下さい。もしくは稽古会場に直接お出かけください。
年会費、特別会費は徴収しませんが、入会金と会費はいただきます。
③入会金・少年部(小学生以下)・一般男女ともに入会時点で●●●●円です。入会費は一度だけです。会費は月額 ●●●●円。ただし小 学 生及び一般会員共に3級昇級後は●●●●円となります。
⑤その他:スポ-ツ保険加入金として年会費として中学生以下800円、高校生以上1850円(3月末に加入手続きをします)です。
⑥一家族2人以上の場合には2人目の方より会費を半額とします。
⑦杖は当面、間伐材でも可能です。長さ、太さなどご相談ください
⑧柔道着、合気道着、空手着は武道具店(例:松江市では殿町下山部道具店)でお買い求めください。
⑨道着:柔道着、空手着を着用します。男子は3段以上、女子は初段以上は袴の着用が可能です
⑩一般の初段合格者は黒帯を無料で進呈いたします。

❷稽古内容
 
平素の稽古は基本に重点を置き、各道場で指導を受けることができます。有段の審査や指導員資格検定試験を受けられる方は各道場以外に研修稽古でも可能です。審査は統一実施いたします。原則として会員で3級以上の方は研修稽古に参加できます。原則として月1回、島根県立武道館において実施します。
〇入門コース一般の方は10級から7級がこれに相当します。基本的な体の動かし方、受け身などの稽古及び基本技のうち代表的なものを稽古します。正面打ち一ヶ条抑え(一)(二、)片手持ち四方投げ(一)(二)を主に稽古します。
○基本コ-ス=一般6級から3級までが該当します。基本技15本を稽古します。
〇昇級コース=基本技表(一)技、裏(二)技合わせて94本の稽古及び審査をします。
〇昇段コース=38本の技を稽古及び審査します。
〇有段コース=152本の殆どの技を稽古及び審査します。ただし実際の稽古においてはこのコース別に行うわけではありません。参加者と状態を見て班別に稽古します。上級者は研修コースや審査稽古などにおいて、武器技、護身技、奥義の技、多人数取りの稽古をします。二段以上で受検が認められれば指導者資格の審査を受けることが可能です3年で初段、10年で4段となるよう頑張ってください。初詣合同稽古や山陰大会の行事等の際には会員は参加費、弁当代は無料といたします。選ばれて全国大会出場する場合には交通費、宿泊費を補助します。審査を定期的に本会で実施することができるため、技術の向上がはかられ他県や本部に審査のため旅費を使って出かける必要がありません。本会は地方大会を実施できる数少ない団体ですので入会により多くの特典が受益できます。
稽古場所及び時間

① 松江道場(島根県松江市中原町52番地・島根県立武道館)
駐車場有
 一般部・少年部共に(水曜日・土曜日)午後7時30分から8時30分まで(
支部長・道場責任者・浦尾隆志携帯090(5703)5276
午後希望
②境港道場    (境港市民体育館=鳥取県境港市中野町1900番地 )  一般部・少年部共に(金曜日)午後7:30~9:30まで
道場長・津森孝弘  携帯電話090-7971-7973
③出雲弥山道場 (サンアビリテイ-ズいずも=出雲市今市町北本町3-1-20)

一般部・少年部共に(月曜日・土曜日)午後7時30分から9時30分まで
道場長・板倉敬司・℡及びFax0853(22)2673 
又は携帯090(4890)4621
④島根大学医学部合気道部 島根大学医学部の学生を主に対象としています。一般の方は大学構内のためここでは原則として稽古はできません。火曜日・金曜日の午後7時30分から9時30分まで ℡及びFax0853(22)2673板倉
⑤大田道場(大田市総合体育館2階柔道場=大田市大田町ロ1451)  一般部・少年部共に(木曜日)午後7時30分から9時30分まで
道場担当・板倉(山本公治)℡及びFax0853(22)2673 板倉携帯090(4890)4621
6.全体的な問い合わせ先 
〒690-0863 (現)住所島根県松江市比津町63番地7 支部長 浦尾隆志
携帯電話090-5703-5276です。携帯はごご連絡希望します。固定電話もあります。0852(27)0181
 090-5703-5276

090-570355276

 Shiman養神館
                                                
 
  
養神館合気道島根支部
                   
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