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養神館合気道
2活動報告
                   
令和5年度活動報告
1.新年(令和5年)のご挨拶

  
初詣・合同稽古は島根養神館会員が一堂に会し、旧年を振り返り総括するとともに新年の合気道修業の決意を固め、会員相互の交流を図り、島根養神館発展の一助とするため、実施するものです。今回、令和5年の第16回初詣は、文武両道の神様であると同時に無病息災の神様を祭る田原(春日)神社にお参りしました(令和5年1月22日)。西殿のウカノミタマノカミ、スサノオノミコト、東殿のタケミカズチの神(鹿島神宮の主宰神)、フツヌシの神(香取神宮の主宰神)を祭る田原神社に文武両道・質実剛健(行学一致・知行合一)の成就及び無病息災・安全のため祈願
しました。  
   年末・年始に向けて第8波(令和4年12月前後か?)が始り、感染者は減少する兆しはありません。とはいえ日常を取り戻そうとする動きは継続的になされてきています。
 この1年の活動を振り返りますと、令和4年1月16日(日)に予定していた第15回田原(春日)神社初詣・新年会・合同稽古を実施する予定でありましたが、浦尾支部長の弟が1月9日に逝去したため中止となりました。
 3月31日の蔓延防止等重点措置の解除後もコロナ感染者は増え、第7波の始まる7月20日には1日1609人と過去最多を確認してから一時は減少傾向でしたが、お盆から1日900人前後で推移し8月16日には過去最多の1日1621人となりました。そのような状況の中でその前後に予定していた第31回浦安市合気道演武大会、島根養神館創立40周年第19回養神館合気道山陰地区総合演武大会、第65回全日本合気道養神館総合演武大会は中止となりました。
 そのようなの状況のもと8月28日、創立40周年記念養神館合気道島根支部合同発表会及び講習会は小規模ながら開催し成果を得ることができました。コロナが収束せず全国の合気道有志の会友に参加を求める状況になく、京都無限塾のパイエ・ジャック先生のご来県もお断りし、本会員を中心に合同発表会及び講習会を実施するにとどめることとなりました。 
 8月18日に浦尾支部長がコロナに感染し、10日間の自宅療養を求められ残念ながら8月28日の発表会には出られなくなりました。一昨年、昨年と大会のない中で実力の衰えを感じましたが、開催に備えて稽古していく中で技の感覚がよみがえってきました。支部長としても演武が披露できないことは残念でした。支部長不在にもかかわらず会員の協力により発表会を開催することができました。この発表会が今後の合気道の活動におおいにプラスになりました。
 第17回伝統武術演武会に有志で参加し、古武術の中で現代武道としての合気道の魅力を宣伝することができました。同時に技術の向上に資することができ、腕を磨くことができました。コロナ感染対策の徹底もさることながら、コロナ収束を待つまでもなく今できることをそれぞれの立場で全力で取り組んできた結果であると思います。
 年末の審査には久しぶりにすべての道場の会員が審査を受けるようになるなど合気道の活動にも回復の兆しが見え始めました。松江道場では会員数は減りこそすれ大きく増えることはありませんでしたが今年度は境港道場や出雲弥山道場では家族ぐるみの入会があり会員が増加しました。 
 境港道場ではコロナのため地域的な制約があり、十分稽古はできない時期もあり、3月、7月の審査には参加者がなく、行事への参加も十分にできない状況もありました。島根大学医学部も同様でした。島根大学医学部は7月には稽古が再開でき、年末の審査には境港道場の会員も共に受検できるようになりました。一方では年末には境港道場や松江道場の会員もコロナに感染し、十分稽古できなかったこともありました。令和4年度は発表会や伝統武術演武会参加を通じて、日頃の稽古の成果を十分に発揮し、実力をつけることができました。令和4年度末から第8波の兆しが見えるものの、コロナからの回復の兆しが見えてきました。幸いなことに今年度は松江道場、出雲弥山道場ではコロナの感染を乗り越えて、稽古は通常通り行うことができました。その中から会員が増加していくなど新たな成長、発展の兆しが見え始めてきました。
 合気道山梨養神館館長 竹野髙文師範が去る令和4年11月16日享年76歳にて逝去されました。ここに生前のご労苦に敬意を表するとともに謹んで哀悼の意を表します。令和4年12月12日に浦尾支部長が山梨のご自宅まで弔問に出かけ遺族にお悔やみを申し上げました。
 引き続きコロナ対策に取り組む一方、地道な稽古に励み、各種行事の再開に備えて準備を怠らないようにするとともに会の発展と充実に努めてまいりたいと思います。


2.創立41周年第20回養神館合気道山陰地区演武大会報告

 残暑厳しい中、皆様方には養神館合気道島根支部主催の創立41周年第20回養神館合気道山陰地区演武大会にご参加 ご協力をいただきありがとうございました おかげさまで8月27日の演武大会には来賓(松江市長代理松尾純一様堀尾鉄砲隊統監本間順一様、県会議員野津直嗣様)3名の方には祝辞を賜り 最後までご高覧いただきました。 来賓3名に加えこの大会には本会員41名の他、京都からは講師のパイエジャック先生夫妻他1名、大阪村川真啓支部長他3名、岡山同好会福森秀樹代表他3名、天真館広島興福寺道場代表手島常俊様他3名、三澤綾子様、横須賀の合気サンボ宗家中澤健二様、地元出雲からは合心館谷本会島根代表伊東收三様他1名の総勢63名の参加により成功裡に閉会しました。和と礼節を大切にしながら皆様の元気さと熱意により美しく見事な演武が次々と披露されました
 講習会はパイエジャック先生の足腰のバランスのとれた体勢からいかに受けを崩していくか珍しい稽古(停止稽古)に皆熱心に取り組んでいました 講演会ではパイエ由美子先生の植芝開祖の思想体系が見事にまとめられていました 開祖植芝盛平の思想を現実の稽古の中にいかに生かしていくか「神前に礼」の号令の意義が改めて認識されました 活発な質疑応答もあり植芝平和思想に少しでも近づけたように思いました
 1日目の講習会 観光 懇親会 2日目の演武会 講習会 講演会と有意義で楽しい充実した大会となりました おかげさまで無事成功することができ皆様のご支援とご協力に対して深く感謝申し上げる次第であります 松江市・松江市教育委員会・山陰中央新報社のご支援 ご協力に厚く御礼申し上げます 皆様方におかれましては健康に留意されご自愛いただきますとともに再会できる日を楽しみにしております 今後ともよろしくお願い申し上げます。.

【パイエジャック先生プロフイール】
養神館合気道 8段)・養神館合気道京都無限塾代表
· 開祖植芝盛平師の高弟の一人、故塩田剛三氏(合気道養神館創始者)の内弟子として合気道を修行。 フランス、リヨン大学在学中に塩田剛三氏の8ミリフィルムを見て、「是非この先生の内弟子になりたい」と1980年初来日。その後続けて5年間養神館本部道場で内弟子として修行、後ヨーロッパ、カナダに指導に渡り、1990年再び内弟子として本部に戻り3年間、合気道養神館初代宗家館長塩田剛三氏のもとでさらに研鑽を重ねる。外国人としては唯一の通算8年間の内弟子経験者である。
○パイエ 由美子先生
歴:大阪大学大学院文学研究科博士課程終了、文学博士
 職歴:国際協力事業団日本語教育専門家、 Eurécom大学院講師(フランス)を経て
    同志社大学 日本語・日本文化教育センター講師(現在)
 専門:日本語教育、日本学
 合気道歴:養神館合気道初段
浦尾隆志プロフイール】
〇養神館合気道島根支部長
〇出生地;島根県松江市南田町145番地-13〇生年月日:1948年(昭和23年)3月15日〇段位:八段〇称号:師範〇資格:六段まで推薦資格保持。
〇活動歴:1978年(昭和53年)合気道養神館本部入門。40年。塩田剛三宗家館長に師事すること16年。1981年(昭和56年)郷里島根に帰り(Uターン)、1982年(昭和57年)島根養神館設立。全国大会出場37回。その他段位:講道館柔道四段、剣道三段。  (2018年・令和元年12月現在)

3.第18回伝統武術演武会参加報告
 令和5年10月9日(日)県立武道館において同演武会が催された。10団体50人が参加した。日本古来の武術の普及、振興を目的としたもので国際伝統武術連盟大和会の重吉伸一代表が主催しました。不遷流柔術、貫心流居合術、大和会柔術、大和会居合術、本派楊心流柔術、柳生新陰流、不傳流居相術、直信流柔道、直信流居合術、などの演武もあり養神館合気道、空手道の団体も参加しました。
 養神館合気道では島根支部から一般の部は浦尾隆志、板倉敬司、高橋健太郎、石橋慶一、山根瞬、安部太一、下元章照、村田文子、少年の部は安部葉音、下元極以上10名参加(一般8名、少年2名)し、和と礼節の合気道を披露しました。
 演武内容は①浦尾隆志・高橋健太郎による31の合わせの杖②少年演武(安部葉音、下元極)による構え、受け身、基本動作6本、自由技など行いました。黒帯演武では下元章照、村田文子の組と山根瞬、安部太一の組が出場し自由技演武を披露しました。③道場長演武では板倉敬司が自由技を演じました。④支部長演武では奥儀の技、自由技、多人数取りを演じました。高橋健太郎、石橋慶一、安部太一が受けをとりました。
 礼に始まって礼に終わるという武の真髄を忘れることなく最後までやりぬきました。「正面に礼」と来賓の方に挨拶をし、神前に対して「神前に礼」と号令をかけ参加会員一同、礼をして締めくくりました。関係方面の方から演武は良かったとお褒めの言葉を頂戴いたしました。日頃の成果をそれなりに発揮することができ気持ちの良い演武会でした演武内容は①浦尾隆志・高橋健太郎による31の合わせの杖②少年演武(安部葉音、下元極)による構え、受け身、基本動作6本、自由技など行いました。黒帯演武では下元章照、村田文子の組と山根瞬、安部太一の組が出場し自由技演武を披露しました。③道場長演武では板倉敬司が自由技を演じました。④支部長演武では奥儀の技、自由技、多人数取りを演じました。高橋健太郎、石橋慶一、安部太一が受けをとりました。
 礼に始まって礼に終わるという武の真髄を忘れることなく最後までやりぬきました。「正面に礼」と来賓の方に挨拶をし、神前に対して「神前に礼」と号令をかけ参加会員一同、礼をして締めくくりました。関係方面の方から演武は良かったとお褒めの言葉を頂戴いたしました。日頃の成果をそれなりに発揮することができ気持ちの良い演武会でした。(動画はまだユーチューブには上がってはいません。)
https://youtube.com/playlist?list=PL5HclpK35237r92tYqPe3VKIh05wNgQzJ&si=7oCd2HhVSeR4L9TN<br>https://youtube.com/playlist?list=PL5HclpK35237r92tYqPe3VKIh05wNgQzJ&si=7oCd2HhVSeR4L9TN