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2000.3.22
Gacktプロデューススーパーエディション

第4回:アルバム制作裏話



Gacktプロデューススーパーエディション

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アロアロッ?!!!…Gacktプロデュース・スーパーエディション。
今日、4回目だよ?
えー…第4回目となる今日、ニュー・アルバム、
まあ、エム・エー・アール・エス、
これはマーズ、マルス、さぁどちらでしょう?の完成を記念して(笑)、
アルバム制作秘話、など、えー、とっておきの裏話、ができればいいなぁ…。
ということで55分間、どうぞ最後まで、お付き合い、下さい。


Gacktがお送りする、スーパーエディション。
この曲はねぇ「鶺鴒〜seki-ray〜」、
まあ、あのー、アルバムに、入りません。
なのに何故?(笑)ふっ(笑)
Gacktで「鶺鴒〜seki-ray〜」。


---- Gackt : 鶺鴒〜seki-ray〜 ----


えー、まあね、このスーパーエディション、
5回にわたって、僕、Gacktが担当してる、わけ、ですが。今日で4回目。
まあー…4回目、ニュー・アルバム…「アァ〜ス」(←とっても曖昧・笑)
(笑)ふっはっはっはっはっはっはっははっははっ(笑)
まぁだ教えないみたいな。(笑)
ははっ(笑)の完成を記念して、アルバム裏話、お届け。

制作秘話はもちろん、メンバーやスタッフの話や、
ジャケットやPVの話まで、できれば、い〜なぁ…。
ということで、Gacktプロデュース・スーパーエディション、
この後さっそく、えー、アルバム制作秘話、から、話していきましょう。


Gacktプロデューススーパーエディション
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Gacktプロデューススーパーエディション


えー、まあ、アルバム、出るわけですが。
1番ね、いいのは、とにかく聴いてもらって、でー、感じてもらって、
その上で、そこに、何か、こう…なんていうのかなぁ…ひっかかるものがあってくれれば、
それでいいんだよね。

もう、アルバムのね、曲はこういう風にできました、
こういう風に聴いてほしいです、みたいなのは、
基本的に僕は、あの、言いません。
好きなように聴いて、好きなように感じて、そして、好きなように、生きて下さい。

えー…、そうそう! 全然関係ない話なんだけどね、
今日ね、あのー、ま、家を出てくる時にね、
エレガントとはなんぞや?っていう話を、ちょっと、してたの。
でね、ま、寝不足…なせいもあってね、テンションがみんな高いせいもあってね、
…1人がね、ま、こう言い始めたわけ。

「エレガントについて、わかったような気がする」
「うん、何?」
「エレガントって言葉が今まで上手に説明できなかった。
 けどね、もう説明できるようになった」
って言うわけ。
「何?」
「ドラえもんの足なんだよね!」
「…それの、その心は?」みたいな。

「ドラえもんの、ドラえもんってあれ、浮いてるのは知ってる?
あれね、3センチから5センチ浮いてるのね。うん。
浮いて、あの地面を、浮いてるにもかかわらず、浮いてると気づかせず、
スゥーッと、道を歩く感じ? エレガントだよねっ!」

うん、それを聞いてたメンバーがねぇ、
みんなねぇ(笑)「うん、エレガント」
(笑)ふはっはっはっはっは(笑)やる気なさそぉ〜にねぇ、会話をしてた。
なん、でもなんとなくね、言わんとしてることはね、
僕はちょっとわかったのね。

ドラえもんってね、不思議なことに、本来浮いてれば、
絶対、コケることも、滑べることも、
バナナに…こう、ツルッっとなることもないわけ。

でも、ドラえもんはね、滑べるの!
わかる? ここ。
これなぜか?
さりげないね、やさしさなんだよねぇ、ドラえもんの。

「僕は、特別じゃあないんだよぉ〜」みたいな。似てないけど。
(笑)ふふっ(笑)ははっはっはっは(笑)
悪かったなぁ(笑)はは(笑)真似できなくて!
(笑)ふっ(笑)似てないんだよっ!(笑)ふっ(笑)

えー、アルバムの、制作秘話。
えー(笑)待望のアルバム。
まあね、この構想はねぇ、実際に、前回の、ま、ミニアルバム、んー…、
ま、アルバムヴァージョン2/3っていう形で、
「Mizerable」っていうのを出したんだけどね。
その頃からずぅーっと考えてて。

でー…とにかくねぇ、この8月、去年の8月ぐらいから…アルバムの制作?を、
入らなければ、ダメなんだ、みたいなのがあってね。
で、ずぅーっと、ま、地下で、曲を作っていました、4ヵ月…の間。

で、世界観の話とかっていうのを、メンバーとずぅーっとやっててね。
で、少しずつその世界観が、みんなが、見えてくるようになるとね、(咳ばらい)
ま、「はぁ…Gacktが、やりたいのは、こういうことなんだぁ…」っていうのが
こう一致する瞬間っていうのがあるの。
「これだろ?Gackt!」みたいな。
「これなんだよ、Gackt!!」みたいなね。

その瞬間っていうのはねぇ、すぅごい気持ちいい。うん。
こう、なんていうのかなぁ…向こうから…裁縫の糸を…2本の指で、
こう…10センチぐらい出して、走ってくる人がいて、僕は…針を、指で持ってる。

で、針の穴を、こう、相手にかかげてる…状態で、
向こうからガァーーーーッて走ってきて、
一発でプスッ!!……って入れたような感じ。
オッケェイ!!みたいな。
こういう感じなのね。
なんていうのかなぁ…「きました」…っていう。

それをねぇ、ま、やっぱりこう、4ヵ月もね、ずぅーっとメンバーと一緒にいて、
合宿すると、ま、やっぱりみんな、見えてきて。
でー、実際のレコーディングに入るとね、すごい濃いいものになる。

で、実際のレコーディングスタッフっていうのは、ものすごい人数でやるから、
実際には、ドラマーだけで、えー…何人だ? 4人。
ギターリストだけで5人。えー、ベーシストで…2人か3人。
でー…えー、あとストリングスで…んー、6人か7人ぐらい?
あとはアコーディオンとか、他の人がいっぱい出てくるからね、もぉのすごい人数なの。

でもねぇ、みんなこう…僕の頭の中にある世界が見ようとしてくれる。
そして、感じようとしてくれる。
その中で、1回それを自分の中にいれた上で、私はこう感じる、
俺はこう、この世界をこう感じるっていうものをまた返してくれる、
その作業の繰り返しなんだよね。

だから非常に、アルバムのレコーディング…っていうのは、
タイト…で、苦しいもので、苛酷で、辛いもの? なのかもしれない。
けれども、非常に、おもしろいもの…ではある。
睡眠時間なんていらない、みたいな。

ま、そんなわけで、えー、僕のアルバムから、1曲、お届け、しましょう。
Gacktで「Illness Illusion」。


---- Gackt : Illness Illusion ----


Gacktプロデューススーパーエディション
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Gacktプロデューススーパーエディション


えー…5回にわたって、お送り、して、いる、Gacktプロデュース・スーパーエディション。
今日の、えー、今回の、ま、テーマ。
これはねぇ、アルバム…に関連する、アルバムの制作について。

リリースっていうのを、決めた時点でね、
逆算して、いつまでにあげなきゃいけないか…っていうのが、
もう、全部…決まっちゃうわけ。

でもね、作業っていうのは、非常に押すもの?
これは、ま、みんなわかると思うんだけど。
でも、いくら押しても、もう、おしりっていうものは決まっていて、
ここまでには絶対あげなきゃいけない、
そうなるとねぇ、スタジオのまわし方がねぇ、も、半端じゃなくなってくるの。

基本的にもう、スタジオは24時間体制。
そして、同時に3つぐらいのスタジオをいっぺんにまわす?
ってやらないと、もう、間に合わなくなるんだよね。

で、メンバーは、もう、各ポジションについて
あの…あのねぇ、例えで言うとねぇ、アルバムの制作っていうのはねぇ、
えーとねぇ、なんていうのかなぁ、ガンダムを、あのね、
ホワイトベースを操縦するようなものなの。わかる?

うーん。艦長がいるでしょ?
で、こう…いっぱいさ、オペレーターがいるわけ。
でもね、その1人1人が欠けては困るわけ。船は動かないの!うん。
なんていうのかな、みんなが、同じことを思っていないと、船は、まっすぐには進まない?
そうそう、船…の操縦みたいなものでね。うん。

僕は、その舵を握ってるのではなくて、船首に立ってると。
で、あの、島を指してるわけ。「あの島だぁ!!」みたいな。
それを見て、ま、こう、みんなの、舵はね、みんなについてるんだよね。
みんなが右だと思ったら、みんなが右に回す。

そう、最終的にはみんなが右に回さなきゃいけないっていうの。
そうならないと、曲って全然違う方向にいっちゃうから。
最初はねぇ、左に回したりとかね、とっちゃったりとかね、そういう人もいっぱいいるわけ。

ま、そんなわけで、うーん、メンバー(咳ばらい)とにかくね、
あのー…まぁ、僕の、あの、ファミリー…には、非常に変な、
変態と言っても過言ではない人たちが、非常に集まっています。

うーん。例えば、そうだなぁ…1人1人ねぇ、
あの、自己紹介してったらちょっと大変だからね、
ま、軽く…まぁ、触れていきたいんだけどねぇ。

えー…基本的にはねぇ、みんな、まぁ仲のいい、友達、仲間、家族…です。
えっとね、一緒に…今住んでる…仲間もいる。うん。
一緒にロウソクでね、生活してる仲間もいるわけ。
ま、この時点でね、うん、僕が一体どういう人間なのかっていうのがね、
わかんないと、僕と一緒には生活できないわけ。

実際今のね、メンバーはね、もう付き合いがね、
10年ぐらい…ある、メンバー…も中にはいてね。
えー…そうだなぁ、誰をあげようかなぁ…ま、変わりどころで、えー、ギターの、え、You。
ギターのYou君という、えー、ま、彼はバイオリンもやるわけですけども、えー、います。
このギターのYou君、え、ひじょ〜ぉに、え、変わっていて。

彼はねぇ、何が変わってるかって言うとねぇ、
まああんまし、ちょっと私生活、彼の私生活をね、ちょろちょろって言うと、
ゆっていいかわかんないけど、言うとねぇ。
まず彼のねぇ、寝る、スタイル、も変わってるわけ。

寝る時はね、も、お姫様のように、布団をかぶって、ね? シーツをかぶって。
こんっななんか、なんていうのかなぁ、胸の前に両手をあててね、スヤスヤと眠ってるわけ。
ところが、朝になって、起こしに行くと、布団は、顔だけしかかかってないのね。
あとぜんっぶ出てるわけ。もうねぇ、変なの!
しかもその、顔にかかってるのも、きれいにかかってるんじゃなくて、
布団が、顔の周りを、グルグル巻いてるわけ。顔だけが見えない状態。

で、それで、メンバーミーティングがあったわけ、そのことについて。
あれはいったい何なのか? あれに触れていいのか?
で、結論が出たの。きっとあれはプラグインしているんだと。
電池が切れた後に、充電してるんだと。

Youっていうヤツはねぇ、非常にねぇ、スピードが遅いの。
スローモーションなの。でねぇ、その結論も出たわけ。
あれはたぶんねぇ、バージョンが低いんだと。
バージョンがたぶんね、0.6ぐらいなんじゃないのかと。
でね、ビット数はたぶん、6ビットぐらいしかないんじゃないかと。

だからね、毎日毎日ダウンロードしなきゃいけない。
だから、毎日、プラグインしてるの。
でもそれがバレたくないから、布団を顔の周りに、かぶってると。

うん。まあねぇ、そういうね、
うちには、ちょっと壊れかけの機械みたいな人がいっぱいいます。
えー、ま、そんなわけで、Gacktで「OASIS」。


---- Gackt : OASIS ----


えー、まあね、うちのメンバーにはとにかく変わった人がすごく多いわけ。
でねぇ、ま、みんなね、あのー、京都時代…からの、ま、
僕も、ず、す、ずーっと京都にいたことがあって。
で、京都の仲間…がけっこう多いのね。

でねぇ…特徴としてね、不思議なのが、こう…ブースの中?
スタジオ集まるでしょ?
そうするとねぇ、気がつくとみんな関西人なの。

これはねぇ、不思議なんだよねぇ。
何かわかんないんだけどみんな関西人が集まって、やってるわけ。
でも、けっしてねぇ、お笑いやってるわけじゃないからさぁ、音楽やってるわけでしょ?
でもね、ノリがね、やっぱりね、う、僕、東京に来てわかったことがあって。
関西の人たちって、生まれながらにして、ボケとツッコミをわかってるわけ。会話で。

それはねぇ、1人だけ、例えば東京の人がいたりすると、その東京の人はね、
多分いたたまれないんだよね。ボケもできないし、ツッコミもできないから。
でも、しばらく、まあ、アルバムの制作で2ヵ月ぐらいスタジオ入ってると、
標準語でボケとツッコミができるようになるわけ。
それはねぇ、すごいよね。

でも、ちなみに、僕の、その、まあ、ファミリーっていうのは、
みんなほとんど京都の人間で。
えー、みんな…ボケ?(笑) 誰もツッコミがいないわけ。
みんなずぅーっとボケてるわけ。で、ずぅーっとボケが続いていて、オチないの。
うん。ここがねぇ、難点なんだよね。

でねぇ、で、たまにね、ま、ツッコむ時もあるんだけど、基本的にはね、
みんなナチュラルでボケてける。
ナチュラル・ボケ。うん。

でねぇ、ま、今度はねぇ、紹介するのは、ベースのRen。
ま、Ren君…という人がいます。
このねぇ、Renっていうのはねぇ、非常にナチュラル・ボケ。
もうねぇ、すぅごいボケ! うん。天然だよね。
彼はねぇ、すごい!

何がすごいってねぇ…うん…例えばねぇ、そうだなぁ。
ある時にね、歴史の話になったの。
でね、歴史の話になった時にね、えー、(咳ばらい)
ま、いろんな歴史…をずぅーっとさかのぼってねぇ、
日本の歴史ってのはこういうもなんだ、みたいなのを、
すぅっごい真面目な話をメンバーでやってて。

もう、なんていうのかなぁ、みんな、
「そうなんだよね、日本の歴史っていうのはさぁ…」
みたいな…雰囲気なわけ。

なのに、それをね、2時間ぐらい話して、いっちばん最後のほうで、
…もうずぅーっとそれ聞いてるんだよ?その話を。
「うんうん。うんうん。へぇー。へぇー。」みたいな。

……でねぇ、(笑)はっ(笑)いきなり、言い出したのが、
「あれだよね。千利休ってさぁ…トンチすごいよね?」(笑)とか言い出すのね。(笑)
「それお前、一休さんだろっ!!!」みたいな。
「へっ!? そうなの?…新右衛門さんはどこいったの?」(笑)とかぁ(笑)
本気でゆってんだよね。

そぉれがねぇ…ちょっと信じられないなっていう。
まだ、ずっとそれをねぇ、永遠に言い続けてる人だから…うん、変わってる?
とにかくね、デフォルメされすぎてるんだよね。
あの、なんてゆったかなぁ…なぁんてゆったっけなぁ…(笑)えっとねぇ、
なんだっけな、ちょっと思い出せないなぁ。

あの…チンギスカン…ジン、ジンギスカン…チンギス・ハーン、
ま、いろんな名前あるじゃない。その人の話になった時にね、
「はぁ…あれでしょ?あのー…あれだよね? 肉、肉の料理の、作り方を考えた人だよね?」
どういう風な話で、そういう風な流れになるのかがわかんなくって。
で、みんなもうあっけにとられてる? うん。

で、よくよく聞いてみると、それ、思い込みでしかないわけ、彼の。
たまたま、チン、ジンギスカンっていう料理があって、その料理を食べたことがなくって。
で、その名前を、どこか…歩いてる時に見たことがあって、それは焼肉屋らしくて。
その焼肉を作ったっていうのが実は、チンギス・ハーンらしいって。

ただっ単にそれだけの話なんだよ。
なのに、「そうなんだよね」って、そう言い切るとこが、すごい?
非常にね、危ない人。うん。

でねぇ…ま、僕も、僕でねぇ、基本的に…ん、ま、ナチュラルでボケてる…タイプの人らしくて。
僕はねぇ、よく、やる…ま、間違い…とかね、失敗っていうのがあるの。
僕は、朝、すぅごい弱くてね、寝ボケながらやってることが、すごく多くて。

この前やってたのはねぇ…ま、朝こう起きて、時間がなくってね、
でも目が覚めないから、セットしなきゃと思って、頭をこうセットしてたわけ。
バァーッてセットしてた時に、Renがふぁ〜〜って来て、
「ガクぅ、ガクぅ、それでセットするの、いいのぉ?」
「なんで?」
「や、なんかさぁ、変わったことやってるなぁと思って」
「なんで?髪型おかしい?」
「いやぁ。だってさぁ、それヒゲソリのムースだからさぁ」(笑)とかって(笑)
「ゆってくれよぉ」みたいな。(笑)

ずぅーっと横でね、見てるのね、ふぅ〜〜んっていう顔で。
そぉれはねぇ…彼ならではだよね。
でもね、いいとこもね、すごいあるの。(咳ばらい)

彼はね、非常にね、気を使う人でねぇ。
あのねぇ、家に帰るとねぇ
…「ガクぅ、お風呂いれといたから」「あぁ、そう。ありがとう。」
「入るねぇ」(笑)とかってねぇ、自分が入りだすのね。(笑)
「お前がいれ、俺、お前俺のためにいれてくれたんじゃないのか?」とかって。(笑)
「うんっ。あのー、俺が、あがったら、入っていいから」(笑)とかね。(笑)
すぅごく変わった人。

でね、彼はねぇ、非常に温泉が好きでねぇ。
…でねぇ、彼の入った後のお風呂はね、熱いのね。
僕はねぇ、熱いお風呂ダメなの!彼がね、お風呂いれてくれてもねぇ、
僕はね、1度たりともそのお風呂に入ったことがないのね。(笑)
僕は、ずーっとシャワーしか浴びないわけ。

いや、いつも言うんだよ、
「僕の方がぬるいんだから、ね? 僕が入った後に、お湯足して、
熱くして入ればいいじゃない」って言うんだけど、
「ううん、ダメ。1番じゃないとねぇ、気持ち悪いし」(笑)って(笑)はっはっは(笑)
勝手なんだよね、ほんとに。

…まあね、ちょっとそういう勝手な人がね(笑)集まって、できた、このアルバム、
「MARS(マーズ)」、僕は「マルス」と読みます。から、この曲を。
Gacktで「絵夢〜for my dear〜」。


---- 絵夢〜for my dear〜 ----


Gacktプロデューススーパーエディション
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Gacktプロデューススーパーエディション


5回にわたってお送りする、えー、Gacktプロデュース・スーパーエディション。
えー、第4回目の今日、ニューアルバム「MARS」の完成を記念して、アルバム制作の裏話。
これね、アルバム制作の裏話じゃなくて、メンバーの(笑)ゆっちゃいけないこと
なのかもしれないよね。(笑)

まあね、とにかくねぇ、変わったメンバーが多い。
そして、変わったスタッフが多い。
まあねぇ、これはねぇ、非常に、まあ…このね、なんでかわかんないんだけど、
僕の周りにはね、変な人が多い。変わった人が多い。
えー…まあね、スタッフ…今度はね、スタッフの話、ちょっとね、してみようかな。

スタッフにもねぇ、変な人が多くて。何が変か…うん。
えー、うちのスタッフにはねぇ、ま、おもしろい人がいっぱいいてねぇ。
ま、コウさんという人がいます。

ま、彼はねぇ、ひーじょうにねぇ、変わっていてねぇ。
何が変わってるかというとねぇ…あの、まあ、やっぱ人はね、
それぞれやっぱりね、長所と短所があって。
ま、彼の長所っていうのはいっぱいあるけど、ま、ここではあえて言わない。
ま、言う必要もないかな?うん。

えー、彼の短所。(笑)ははっ(笑)
ちょっとね、ここでねぇ、いくつか紹介してみたいと。

これねぇ、1度ねぇ…ツアーの時MCでゆってて、誰も信じてくれなかったの!
本当の話なんだよ?彼はねぇ、夢遊病者です。うん。
寝ると…もうねぇ…「エルム街の悪夢」って見たことある?
知らない?「エルム街の悪夢」って。
寝たら、夢の中で、フレディっていう人が出てくるの。
まさしくそれ!

あのねぇ…僕が、彼のねぇ、フレディ…フレディ化現象に初めて気づいたのはねぇ、
スタジオの中でした。それはねぇ、クリスマスの前日、12月の23日。
とても冷え込む、くら〜い、くら〜いスタジオの中で、
ま、僕は、眠りにふけっているところ、
えー、ま、そのベースのRenが、僕のことを、え、起こすのでした。

「ガクぅ、ガクぅ、怖いよう、怖いよう!」
僕はパッと目を覚まし、Renを見て、 「どうした?Ren」
「コウさんがぁ!コウさんがぁ!」
Renが震えながら、コウさんの方を指さすと、
コウさんは、うす〜く目を開けて、立って寝てるのね。
(笑)ふふっふ(笑)でー、初めその光景を見た時に、びっくりしちゃって。

そして、そのコウさんは、おもむろに…歩き出すわけ。
でね、あの、キュッとひねると、ほら、コーヒー出てくるやつあるでしょ?
キュッとひねって、コーヒーをサァーーーって出してて、
何するのかなぁと思ったら、いきなりねぇ、手を洗い出すのね、シャーーッ(笑)とかって。

で、「おいおい…」と思って、びっくりしちゃってさ。
でもあまりにも、めずらしい光景だったから、Renに、
「Ren、ビデオ!ビデオ!」って。

で、ビデオカメラたまたま、鞄の中に、Renの鞄の中にあったから、
「Ren、ビデオカメラ、ビデオカメラ!」ってゆって、
Renが、やっぱその、鞄をギューウて、開けようとした瞬間に、
コウさんの顔が、そのRenのその音に反応して、ビュウッ!!
目線が合うわけ。

で、Renのところに、デン!ドン!デン!ドン!とこうよってくるわけ!(笑)
もう、Renは、その…よってきた姿?を見て、壁にピターッと動かずに(笑)
もう、なんていうのかな、あの、ダルマさんが転んだ状態。
も、目も合わさずに、動いてないわけ。
何されるかわかんないから。

そうするとねぇ、またコウさんがね、向きをね、ブゥッと変えて、
ツカツカツカツカッ!!ってドン!ドン!ドン!、歩きだすわけ。
でね、冷蔵庫があったのね。
その冷蔵庫をいきなり、ガンッ!って持ち始めて、グゥン!グゥン!って持ち始めるわけ。
「なぁにやってんだ、あの人は!?」みたいな。

そうすると、その冷蔵庫はね、あまりにも重たすぎて、持ち上がらなかったの。
そうするとね、寝てるんだよ?
それ、寝てるんだよ、ほんとに。
寝ながら、「ふぅ〜っ」って言いながらねぇ(笑)
かっ(笑)こう、おでこかいてるわけ(笑)

でねぇ、その後にどうするのかなぁと思うと、
多分ね、持ち上がらなかったのが、ショックだったんだろうね。
次にねぇ、自分がさっきまで座ってたソファー、ソファーをねぇ、
いきなりね、移動し始めるわけ、グワァ〜〜〜ッ!!っと。
グワァーッと移動し始めて、スタジオの中を、ソファーを押して、歩き回ってるの!

わかる?この光景。
あのね、まるで…あのー、子供が…赤ん坊がね、あの、乳母車に、押されながら、
よしよしと言ってるような光景のようなものを、
僕はね、そのソファーに垣間見たわけ。

で、そのソファーを、ずーっと向こうのいっちばん端っこに持ってって、
何するのかなぁと思ったら、そのソファーを持ち上げて、
また違うソファーの上に乗せようとしてるの。
で、それが終わると、満足気な顔をしながら(笑)ははっ(笑)
僕のほうにまた、来るわけ。
その、そのね、所要時間は、だいたい15分ぐらい?
ずぅーっと寝てるの。すぅごいんだよね!

そしてねぇ、最後にはねぇ…あの、僕はねぇ、基本的にゆずポン、味ポン、
僕は大好きなのね。も、My 味ポン…を持ってるわけ。
で、そのスタジオに、まあ、My 味ポン…をいつも置いてて、
そのMy 味ポンをねぇ…こう、おもむろに取ってね。
で、こう…見てるわけ、僕の目の前で。

僕は座ってそれを見てるんだよ?下から上を。
そうするとね、My 味ポンをしばらく ずぅーーっとこわ〜い顔で、
眺めていて、何するのかなぁっと思ったら、
いきなりねぇ…指で、ボタンを押し始めるわけ。(笑)ピッピッピッピッて。(笑)

あれ多分ね、携帯だと思ってるんだろうね、本人は。(笑)
でもさっ、携帯だと思ってるんだけど、固いじゃない?
ガラスでできてるからさ。(笑)
もぉのすごい勢いで指をガツガツあてるわけ。(笑)
指がね、赤くなってるんだよねぇ、んもう、かわいそうなぐらい。(笑)

で、「コウさん、コウさん! コウさんっ!!コウさんっっ!!!」って
ゆった時に、コウさんは、その、うす〜い目から、ゆっくり目を開けて、
その、味ポン、自分の手に持っている味ポンを見ながら、
「はぁあぁ〜〜!?」とか言いながら、(笑)起きるわけ(笑)。

とぉにかくねぇ、すぅごい、その…模様?
あ〜れはねぇ、ビデオにとってね、全国ツアーでみんなに見せてあげたい!
ほぉんとにねぇ、不思議なんだから!
こぉわいんだよ?普通ほら、寝ボケる…人いるでしょ?
ま、お腹なってるけど今日も。(笑)ははっはっは(笑)
でも、あのねぇ、まあ、寝ボケる人いっぱいいるけど、
あそこまでねぇ、やれる人ねぇ、なっかなかいない。
ま、そういうねぇ、スタッフ、います(笑)ふっはっは(笑)

この前言われたんだよね、あのー、ライターさんが、たまたま来て、
「Gackt君の、スタッフの、選考基準は、とにかく、あれでしょ?一発芸ができる人でしょ?」
(笑)とか言われて。(笑)「そぉんなことないよ!」とか思って。
「い〜や。Gackt君のねぇ、スタッフはねぇ、みんな変わってるよぉ?」とかって。
「み〜んなねぇ、あれだね、演奏しなくてもねぇ、スタッフ1人1人あげてねぇ、
10分はもつね。これでね、ライヴ、成り立つね。」とか言われて。

ちょっとね、ショックだった。うん。
「僕のスタッフはそんな風に見られてるんだぁ…」と思って。
でもね、あながち否定できない自分もいたのね(笑)
こぉれはねぇ…ショックだったねぇ。(笑)

まぁでもね、いんだよ。うん。
うちのスタッフはねぇ、とにかくねぇ、一芸ができるかもしれない。
変わってるかもしれない。けどねぇ、これだけは言える。

…うん。僕のことをねぇ、思ってくれる愛情?
こぉれはねぇ、他のどこの事務所?どこの仲間?どこのスタッフ?
比べてもねぇ、絶対負けないと思う。
うん、僕らはねぇ、ほんとにファミリーっていうのにふさわしい、絆? 持ってると思う。
武闘派だから!(笑)ははっはっはっはっ(笑)
そうそう、武闘派だからね。

来るなら来い!と、いつでも買うぞ!と、僕らは負けないぞ!と、っていうのをね、常に。
で、僕らの合言葉は、「男なら、倒れるなら前に倒れろ」(笑)ふっ(笑)
うん、これがね、僕らの、あの、合言葉です。
えー、Bjorkで、「Alarm Call」。


----Bjork : Alarm Call----


Gacktプロデューススーパーエディション
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Gacktプロデューススーパーエディション


(BGM:Mirror)
えー、第4回目、アルバム「MARS」…の完成を記念して、
制作の裏話、スタッフの裏話、え、話してきました。

まあね、改めて…こうやって僕を待っててくれる人たちへ。
ほんとにね、僕の…まぁ作品の出し方っていうのはね、ずぅーっと活動してなくって、
そして、ずーっとみんな待たしてね、「できたよ」って出してるから、
すごくみんな、会いたい会いたいと思ってくれてる…けども会えない?っていう状況が、
続くにもかかわらず、こんな僕を待ってくれてる。

うん、そういう僕が、みんなに、できることっていうのは、
ほんとに、感動っていう形で、応えるしか…できない…と思うの。
僕は、みんなに、必ず感動という形で、応えます。
えー、今まで、見たことのない…衝撃、感じたことのない…感動、
それが、僕の、みんなに対する、応え方です。

えー、プレゼント発表。さて、ここで…えー、リスナー・プレゼントのお知らせ。
サイン入りポスター、抽選で5名の方に、プレゼント。
ま、このね、ポスターが欲しいという方、「男なら、前に倒れろ」(笑)ふっ(笑)
ハガキに住所、氏名、電話番号、そして、今日の感想を書いて、ご応募下さい。
えー、宛先。今、お聴きのFM局、Gacktプロデュース・スーパーエディション、
「倒れるなら前に倒れろ」の係まで。

えー、残り、1回。うん、もう、次で最後なんだよね。どんなことを話して、いこうかな。
まあねぇ、とにかくねぇ、来週は、思いついたことをしゃべる。うん。
僕が思いついたことをしゃべれば、こぉんなに話のつじつまが合わない!
うん。ころころ変わる、変わってしまう。

さぁ、どこまであなたは、僕の、話の展開に、ついてこれるでしょうか?
えー、今日も、僕の、お腹と、そしてこの「Mirror」を聴きながら、お別れです。
それじゃあ、また…。


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