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2000.3.15
Gacktプロデュース・スーパーエディション

第3回:Gacktの私生活



Gacktプロデューススーパーエディション

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はぁーい。みんな元気ぃ?
えー、全5回にわたって、お送りしていく、
Gacktプロデュース・スーパーエディション。

え、第3回目となる今日は、「Gacktの私生活」ということで、
えー、僕のプライベート・トーク、お届け、していきます。
ということで、55分間、どうぞ最後まで、お付き合い、下さい、ませませ。


Gacktがお送りする、スーパー・エディション、まずはこの曲。
Gacktで「鶺鴒〜seki-ray〜」。


---- Gackt : 鶺鴒〜seki-ray〜 ----


えー、今日の、スーパー・エディション。
本日のメニュー、だんせぇ、えー、第3回目のテーマ、「Gacktの私生活」。
衣・食・住。まね、この3つ。大きく分けてね、この3つ。
ま、僕の私生活について、ま、話していこうかな、なんて。

んー、あんまりね、こう話せないこととか。
っていうかねぇ、たぶんピーッてなることがねぇ、多いと思うんだよねぇ。
まあ、そういう話も、えー…あり? ありぃ?(笑)
ふふっ(笑)ありで。

ということで、Gacktプロデュース・スーパーエディション、
この後さっそく、Gacktの私生活について、お話し、していきましょう。


Gacktプロデューススーパーエディション
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Gacktプロデューススーパーエディション


えー、まあね、今日はこの「Gacktの私生活」と題して、
さっそく始めに、衣食住の「衣」。

ま、衣装、もしくは私服、えー、ファッション、
そして、自分の好みの、えー、服。
そして、女の子にこういう服着てもらいたいな、なんて、
えー、まあ、喋っていこうかな。

基本的にねぇ、あの僕のステージ衣装っていうものの考え方。
これはねぇ、あのー…もう曲、そしてその世界、ありきでの、話。
これ以外には、もうまったく考えていません。うん。
あと、動きやすいとか、その、多機能なとか、
あの、そんなことはもう、どうでもいい。
汗をかこうが、そのね、手が上がら…なくても、別に。

うーん、ま、一番ね、今まで着た衣装の中で、えー、重たい、重かった衣装。
これはねぇ、ま、マリス…やってた頃にねぇ、あれはいつだったかなぁ。
インディーズ…の時だったかなぁ。
えー…だいたいね、重さがね、
じゅーう…12、3キロあったんじゃないかな。
12、3キロ。重たくてねぇ。

でねぇ、この衣装のまわりにね、草がついてるわけ。こう、鎧みたいな。
鎧みたいな衣装だったんだけど。
こう、草がバァーッてついてて、それが重たくて。
で、それをつけるとね、首が回らないわけ。

で、こぉう、キメ…のポーズ…とか、
メンバーを見る時に、こう振り返るわけじゃない?
振り返ると、首が動かなくって、葉っぱがほっぺに刺さるのね。
だから、振り返る瞬間は、身体も同時に回らなきゃいけない。

でねぇ、だいたい僕がステージではく…
その当時はいてた靴っていうのはね、ピンヒール。
でー、だいたい、まあ、7センチから10センチぐらいの、
ん、まあ、ステージによって替えてたんだけど、
それはねぇ、非常にね、危険でした。
何が危険って…細いからね、かかとには、ま、絶対体重のせれない。
ステージ、そ、始まってから終わるまでは、ずーっとツマ先立ち?

でねぇ、まあ、重さとかねぇ、もちろん軽かったらいいなとは思ってたんだけど、
見た目に重みがなくなっちゃうんだよね、そういうこと考えてやってくと。
よく、あのー、舞台のね、衣装、
ま、衣装屋さんって言われるところに僕はよく衣装見に行くのね。
でー、そういうとこ行くとさ、こうヒラヒラな、
あの、中世の服とかっていっぱいおいてあるわけ。

でも、じゃ、実際に、それを、こう見てみると…なんていうのかな、
胸元にはヒラヒラ付いてるんだけど、中は、シャツとかじゃなくって、
あの、ヨダレかけみたいになってて、全部もう袖とかなくって、
ヒラヒラの部分だけだったりとか。

そういうのをねぇ…着てるとね、なんかこう乏しい気持ちになっちゃうんだよね。
たとえ重たくてもいいから、そんなことはどうでもいいから、
こう、自分が、身にまとってる物に対して誇りを持ちたい。

でー、基本的には、ま、衣装に対しても、私服に対してもそうなんだけど、
作り手?の気持ちっていうのが、絶対あると思うの。
自分じゃないとこの服は絶対着れないっていうことか、
もしくは、この人が作ったにもかかわらず、自分が着こなせなかったら、
この人に対して失礼だ、とかね。うん。
やっぱり、普段着てる私服とか、に対しても、おんなじ想いがあって。

僕はね、最近ずっと、ま、コニシ・ヨシユキ、
ま、YOSHIYUKI KONISHIの服をね、好んで、着てるんだけど。
まあねぇ、彼とちょっと話をしてね、ま、おもしろかったのが、
あのー、彼の奥さん…がいてね、ま、サナエさん、
ま、僕はサナエちゃんって呼んでんだけど。

ま、サナエちゃん…がね、
「身体鍛えてるんですか?」って言われて、「鍛えてる」って。
「なんで鍛えるんですか?」なんで?…ってこう言われた時に、
「うん、なんでなんだろうな?」って思ってて。

で、よくよく考えてみると、自分のもし体型が崩れてしまったりとか、
…例えば自分がね、元々持ってた服、で、
買いたいとおもってた、着ようと思ってる服、
それをね、自分の頭の中にあるイメージの着方っていうのがあるわけじゃない。
それを羽織った時に、服に負けてたりとか、その服が全然よく見えなかったりとか、
になった時に、それは作り手に申し訳ないし。

やっぱり着る側として、僕だからこの服を着れる、
僕だったらこういう風に着れる、っていう風に言いたいし。うん。
まして、こうやって作ってる人とね、会ってるにもかかわらず、
「その服似合ってないですね」と思われるのは絶対嫌だし。

ま…そういう形でねぇ、まず基本。
えー、僕が身にまとう衣装、服。
えー、それは、その服を着るための心がけ、えー、があってこその、
服だと、いうことです。
METALLICAで「One」


---- METALLICA : One ----


Gacktプロデューススーパーエディション
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Gacktプロデューススーパーエディション


えー、この5回にわたって、ま、ずっとやってきている、
Gacktプロデュース・スーパーエディション。
えー、第3回目の今日は「Gacktの私生活」ということで、僕のプライベートを、
えー、まあ、普段のね、僕の衣食住っていうのを話してるんだけど。

えー、続いては、衣食住の「住」。
ま、住んでる家、屋敷…小屋。
まあ、すべて話していきましょう。

えー、どんな感じの部屋があるか、んー、どんな感じの部屋があるか。
僕は基本的にねぇ、あのー、ちっさい部屋はね、たくさん欲しいタイプじゃないわけ。
あのねぇ…何個かね、昔、ちっさい頃にね、
ちっさい頃は「こんなとこに住むんだ!」みたいなイメージあったでしょ?
そういうのがねぇ、ま、いまだにもあってねぇ。

もし次引っ越すなら、どこに引っ越す?うん。
これねぇ、決めてるんだよね。
これね、品川埠頭の倉庫!うん。
これね、いいっ!!

あのね、何がいいかっていうとねぇ、倉庫1つ…全部借りて、天井すぅごい高いでしょ?
でね、その、天井高い…間にね、中2階みたいなのを作って。
でねぇ、車ごと家ん中入る。

倉庫の、ピッとボタンを押すと、倉庫のシャッターがガァーッて開いて、
スモークがブワァ〜〜!って出てきて、ライトがパァーン光っててね、
白い煙の中に、スゥーッて入ってくの。

で、シャッター、バーンって閉まって、こう…なんか天井のすぅごい高いとこから、
1本のこうケーブルが、こう降りてるわけ。
それをパチッてつけると、その倉庫がパンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
向こうまで電気ついてくわけ。

いでしょ?うん。
で、車に降りたら、電気をパチッて消して、真っ暗になったところ、
ロウソクで、こう1本1本、火つけていく。
いいね。これね、今、探してるんだよね、倉庫。
いい倉庫あったら教えて下さい。

えー、ただねぇ、倉庫はねぇ、冬寒い夏暑いって言われてねぇ、ちょっと悩んでる。
うん。倉庫いいと思わない?思わない。
よくない?倉庫って。
なんかねぇ、あの広さといいねぇ。

僕は、あの、間口を割るの、あんま好きじゃないんだよね、
こう間取り仕切ってやったりするのは。
もう全部1つのフロアでいい。
ベッドから、キッチンから、トイレから、シャワーから。
いいのね、ワンフロア、見えてて。ま、構わない。
友達が来て見るのは、それは友達が悪いんだから、ね?
見られて困るんだったらするな!!みたいな。

まあ、僕はもう、そういう、あの生活、すごい好きです。
今ねぇ、住んでる所はねぇ、えー、まあ、これはねぇ…うん、そうだなあ、
ちょっとあんまり細かくゆえないんだけど(笑)あは(笑)バレちゃうから(笑)

基本的にねぇ、はっはっはっは(笑)
基本的にねえ、僕…はねぇ、あの、エレベーター降りたりとか、
マンションそのものを変えてしまうのね、住人に断らず。(笑)
はっはっはっはっはっは(笑)
すぅごいひどいヤツなんだよね、はっきり言って。(笑)

あの、ほら、よくマンションってさあ、明るいじゃない?電気が。
僕あれ、すぅごい嫌いで。で、ダメだっ!!と思うわけ。
あの、エレベーターまでの所とかね、すぅごい気になっちゃって。
あの、管理人に言わずに、引っ越した、次の日から、
ブラックライト全部自分で交換するんだよね。(笑)
で、暗室みたいな、廊下?うん。基本的にはそう。もう、暗室。
廊下はすべてブラックライト。ま、これ基本。

でねぇ、あとねぇ、僕の、あの、玄関までに行きつく道。
あのー、ま、エレベーターから降りてからね、
僕の部屋に行きつくまでの、ドアにね、行きつくまでの、廊下あるじゃない?
それはねぇ、全部ねぇ、電球?はずして、全部ロウソク。うん。

風が吹くとねぇ、消えちゃうんだけどねぇ。
最近は、あの、ランタンっていうの?
あれ買ってきて。こう、等間隔に置いてね、火つけて。
うん、ま、それが僕の廊下。

そして、玄関を開けて家に入ると、そうだなぁ…基本的にはねぇ、
あの、電気関係は、ブラックライト、ピンクライト以外は、
ま、蛍光灯っていうのは一切ない。

でー、すべてねぇ、ロウソク。うん。
で、これねぇ、ひと、1つねぇ、ま、あの、ロウソクで生活、
僕はロウソクで生活けっこう長いんだけど、失敗したことがあったのね。

僕はアロマキャンドルすぅごい好きなの。
で、ブルーベリーとかバニラとか、けっこういっぱい買って来るわけ、いろんな種類を。
いろんな種類をいろんなとこに置いて、バァーってつけるでしょ?
で、匂い混ざってねぇ、臭い。
もうね、あれはね、生活できない。
だからねぇ、今使ってるロウソクは基本的には匂いのないもの…です。

でー、まあね…なぜそのロウソクにこだわってるかっていう話。
まあ、それは、えー、次に。
とりあえずここで、Gacktで「OASIS」。


---- Gackt : OASIS ----


えー、ま、なんでね、僕がこんなにロウソクにこだわるのかっていうとね、
夜じゃない。夜っていうのは暗いわけじゃない。
月や星が見えるわけじゃない。
なのに、なんであんなに電気バンバンつけてね、明るくしなきゃいけないんだろうって。
昼間十分明るいんだから、夜は夜で楽しみたいじゃない。
だから、ま、ロウソクの炎ぐらいだったら許せるかなっていうレベルで、つけてるわけ。

別にロウソクじゃなくたっていいの。
あの、薄〜い灯りとか、でもいいんだけど、
僕はたまたま、ま、あの、あのロウソクのこうゆらゆらぁ〜ってするのがね、
ま、すごい好きで、それでまあ、ロウソクにしてると。

だいたいねぇ、ストック、えー、僕の持ってるロウソクのストック…の本数。
んー、そうだな、今700本ぐらいかなあ。
で…キャンドル・スタンド、これがねぇ、だいたいねぇ、
そうだなぁ…だいたい今あって250本ぐらい、かなぁ。

で、普段使う本数、だいたい2本。
ま、ここがポイントね、全部つけちゃダメ。
全部つけると、あのね、明るいし、暑いし、臭い!
でね、酸欠になってね、も、死んでしまうこれ。

(笑)これね、ほんと危ないんだよ、ロウソクって。
いっぱいつけるとね、ほんと酸素なくなるの。
この前ねぇ、あのー、ま、僕の住んでるとこには、ちっさい部屋があって、
そこの部屋でねぇ、ちょっとあの、部屋の、角あるじゃない。
角で膝を抱えて、ずっと考えてたの。

で、ちょっとねぇ、なんか雰囲気たらないなぁと思って、
ロウソクをね、いっぱい並べて。
で、いっぱい火つけたわけ。
で、こーうやって見てると、「あぁ、ロウソクっていいなぁ…」
とか思ってずぅーっと見てたの。

そうするとね、いろんな世界が見えてくるわけ。
「あぁ、世界が、いろんな世界が見えてきたぁ…」
意識がこう遠のいていくわけ。

「あぁ、いいなぁ」と思ってパーッてこう、
床にいっぱい置いてあるロウソクを見ていくと、
ロウソクが、ポウッ、ポウッてこう消えてくわけ。
「ロウソクが消えていってるぅ」とか思って。

そうするとさ(笑)酸素なくなってるんだよね、あれって。
(笑)あれ、ヤバいなあ、と思って。
もうね、立とうとした時に、フラフラしちゃって。
でねぇ、息苦しいの。

で、玄関をね、開けた瞬間に、酸素が入ってくるの、フゥワァ〜〜って。
「うわぁ、危ない!」って思って。
ああいうのはね、気をつけないといけないね。
えー…うん、ファンの子もね、すぅごいロウソク送ってくれるからね。
ま、ロウソク…の生活、うん、まあなんとかうまくいってるねぇ。

あとねぇ、こだわりのもの。
僕のねぇ、部屋でのこだわりのもの。
基本的に僕の部屋は、テレビ映りません。うん。
テレビっていうものを見る習慣がまずないのね。
本読むか、音楽聴くか、映画を見るか。
でー、基本的にテレビの置いてある場所…テレビっていうのはもう、
映画用、とビデオ用…だけで、で、よくほら、出てるじゃない、部屋からこうテレビ線。
うん、まったく考えてないからねぇ。

で、テレビ…おもしろい番組がある時はねぇ、ファンの子とかねぇ、
と、あと友達とかがねぇ、ビデオ録って送ってくれるの。
だから、普段はほとんど…うん、テレビ番組っていうのをね、見る機会がないわけ。
だからね、世の中の事情に疎いの、すごく。

この前ねぇ、初めてジャイアント馬場が死んだことに気がついて、びっくりしたんだよね。
で、メンバーにさぁ「知ってる?」って
「ジャイアント馬場死んだんだよ!!」って驚いてゆったら、
「何年前の話してんの?」って言われて、
もう、1人でさぁ、もうすぅごいニュースを手に入れたつもりだったわけ。
レアな?辛かったよねぇ(苦笑)バカにされて。

あとねぇ、そうね、音楽。
(咳ばらい) 音楽はねぇ…まあね、こだわってる。うん。
うちは基本的にねぇ、あの、電気関係、その、電気が通ってるのはね、
音楽関係の、機材…しかほとんど通ってないわけ。

でね、何にこだわってるか。
よくいるじゃない?あの「何にこだわってる?」って言ったら
「スピーカー」とかね、「アンプ」とか、あと「CDデッキ」とかね。
も、僕は違う。
「何にこだわってる?」「え、ケーブル」(笑)ははっは(笑)
ここポイント。うん。

僕の使ってるね、スピーカーとかはね、そんなにね、いいやつじゃないの。
あの、普通の、一般店で買えるような、
あのー…ま、コンツェルティーノっていうスピーカーで。
アンプとか、CDとかはサンスイっていうとこなんだけど。
それはねぇ、世の中の人たちが普通にね、当り前に買える、ま、物なのね。

もうね、「こぉれは見てほしい!この音は聴いてほしい!」っていうポイントはね、ケーブル!
あとね、電源タップ。あとね、コンセントプラグ。
ここ!!すぅごいんだよ!
も、何がすごいってねぇ、えー、ま、東京にはね、あの、ユニオン…っていうね、
お店があってね、そこのお店がすごい!うん。

ケーブル屋さんなの。
地下のフロアは、地下、1階、2階、3階、4階ぐらいまであって、
4階がスピーカー、3階がCD、えー、CDデッキ、2階はアンプだけ。
で、1階は普通の電化製品。で、地下は、ケーブル。
こぉれはねぇ、すごくてねぇ。
信じられないかもしれないけど、ケーブルがねぇ、
ショーケースん中に入って、陳列してるの。すごいでしょ?

僕は初め行った時にね、「なんだこれは!?」と、
何のケーブルなんだって思ってね、
ちょっとみんな、見に行ってほしい。うん。
メーター単位で売ってるのね。
メーター、円、1メーターいくらって書いてあって。
1メーター8万、とかね。「なあんだそれ!?」と思わない?
ほんとねぇ、聴いてほしい。

ではここで1曲。
いいのか?こんな行き方で。(笑)
Methods of Mayhem、「Who The Hell Cares 」


---- Methods of Mayhem : Who The Hell Cares ----


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えー、さっきねぇ、ま、話してたねぇ、そのケーブルの話なんだけど。
なんでね、みんなにそのお店に行ってほしいかっていうとね、
世の中ではぜぇったい見れないね、光景があるの。
それはねぇ、おもしろいんだよ、みんなケーブルの試し聴きやってるの。

要はね、スピーカを目の前にして、普通ね、そういうほら、お店特殊じゃない。
だからね、集まってる人たちはさぁ、
なんか音楽関係のすぅごい人が集まってるのかなと思うでしょ?
違う!

会社帰りの普通の人が、そこに集まって、
で、スピーカー…CDからスピーカーに行くまでのケーブルをつなぎ換えて、
「うーん、このケーブルは…やわらかい!!」(笑)とか、
「んんー、なぁんてまろやかな音なんだろう!」とかっていうのを、
すぅごい人集まって、ゆってるの。

初め行った時ね、びぃっくりして、「なぁんだっ、ここは!!?」と。
そんな光景見たことないし、ケーブルの試し聴きだよ?
ケーブル1本1本つなぎ換えて、「んー、この臨場感が、たまらない!」とか、
もう、10人ぐらい集まってゆってるわけ。
もうね、おかしいわけ!
もう、こう、見て、おかしい集団だ!! ね?と思ってて。

で僕はその、ケーブルに疎くて。店員にね、
「あのう、このケーブル、ここのお店でいいケーブル探してるんですけど」
「何がいいケーブルなんですか?」って言われて、カチーンッ!ってきて(笑)

で、わかんないから、「教えて。教えて下さいよ」って言ったら、
「えぇー、と、何から話せばいいでしょうねぇ…」(笑)とか言われて。(笑)
もうねぇ、辛くて、その場にいるのが(笑)
でもさぁ、知らないのヤダからぁ、
とりあえず、「じゃあ、あの基礎からお願いします」って(笑)

で、昼に行ったの、昼の12時に行って、閉店までいたのね、8時間。
すぅごいんだよ。もうねぇ、ケーブルとはなんぞやから始まるわけ。
で、ショーケースの中の、ケーブルっていうのは、ま、もぉのすごく高いわけ。
でね、そのケーブルを買えば、一番いいってのはわかるわけなんだけど、
開けてくれないの!で、売ってくれないの!

なぜ売ってくれないかっていうと、ゆったわけ、
「これが一番いいケーブルなんですよね? じゃあください」ってゆったら、
「使えるんですか?」
(breath) カァチーンッ!!!
みたいな(笑)わかる?

でねぇ、とにかくね、その人…と、話…対等に話がしたいから、
とにかくねぇ、しゃべるわけ。
でね、「じゃあまずは、えー、一般に売られてる、
この500円のケーブルから、聴いてみましょうか?」みたいなこと言われて。
で、デッキ、使ってるデッキもスピーカーもね、いいスピーカーだから、
つなげて、音いいわけ。で、「いいじゃんっ」みたいな。

で、聴いてて、「まぁ、まぁいいですよね。ま、いいと思うんでしょ?」
みたいなこと言われてさ。「いいですよ。いいと思いますよ」
で、その次に、「じゃ、次は、1メーター、1万円の、えー、ケーブル、
えー、つなぐから、これ聴いてみましょう」

プッてつなげて、パッと音鳴らすと、これ違うんだよね。
で、「うわっ!違う!!」とか思ってて(笑)
で、「なんて、すごいんだ!」って始め、感動したわけ。
「ケーブルで、こんな変わるんだぁ」と思って。

で、その次に、「じゃ、次は、1メーター5万円のケーブル、え、これで聴いてみましょう」
プッとつけると、ブゥワァ〜〜ッてこう、なんていうのかなぁ、クラシック聴いたんだけど、
バイオリンとかピアノの音がね、自分のね、こう…耳元でやってる時と、
自分の後ろに…演奏してる感じと、前から演奏してる感じが、もう、明確に見えるわけ。
「すぅごいっ!なぁんなんだこれは!!このケーブルすぅごいじゃないか!!!
 ………艶やかだ…」みたいな。

で、次に、「それでは次に、1本15万円の、え、ケーブルで、え、聴いてみましょう」
パッて聴くと、「なぁんだぁ これはぁ!!??」みたいな。
「うまいぃ!!」みたいな。

あのよくほら、なんだっけ、あの、料理の番組であるじゃない。
ん、あのー、漫画の。(ス:美味しんぼ)
そう、美味しんぼ?あんな感じ。
「まったりしていなくて、それでいなくても深い味わいがぁ」みたいな。
そういう、なんかこうとにかく形容詞がいっぱい並ぶわけ。

で、この店で一番高いケーブル、ま、1メーター30万っていうケーブルだったの。
ま、これはねぇ、もう、その説明から、なかなかつないでくれないの。
ケーブルを持ってねぇ、「これはね、ケーブルの神様みたいなもので」みたいな。
で、1時間ぐらい話を聞いて、ようやく、こう…聴かされる。
そうするとね、もうこれはね、ほんと、味わった人しかわかんない。

で、気がつくと、入ってきた時に、その、変な、異様な空気…や景色、光景をね、見て、
バカにしてた自分がいて、「なぁんなんだ、この人は! この人たちは!!」と思ってたのに、
一番自分がその中心で聴いてるんだよね。
「うん、うん」とか言いながら(笑)

そぉれをねぇ…結局ねぇ、そのケーブルね、買って帰ってさぁ。
で、コンセントもタップとか、ぜっんぶ買って帰って、家でね、つないで聴いた時に、
「も、すごいっっ!!」と。「これすごいんだ!!」と。
も、メンバー全員に電話してさぁ。

「今から来い!!」と。「とにかくすごいんだ!!」と。
ってゆったらねぇ、みんなねぇ、
「まぁた、変な宗教にひっかかって〜」(笑)とか言われてぇ。(笑)
そぉれがねぇ、ショックでねぇ。(笑)

次の日にねぇ、撮影で会って、とにかく1から説明するわけ。
「ケーッッブルが大切なんだよぉ!!」みたいな。
「も、アンプとかそんなの、どおでもいいんだぁ!ケーブルがね、こうなっててね」
みたいな。(笑)はっ(笑)
で、「もう、コンセントがね、大切なの!」みたいな。

そういう話をしてると、みんなね、「ふーーーーーん」みたいな。(笑)
「いや、俺はさぁ、別にいいから1500円で」とかって。
「いや、い、俺もいいんだよ、別に。い、いいと思ってたんだよ。
でも、いいからっ、俺の家に来て、ほんっとに聴いてみてっ!!」みたいな。

もうねぇ…来なかったね。(笑)
ははははっ(笑)誰も(笑)辛かったね。
もうねぇ、でもあれはねぇ、本当にね聴いてみたらわかる。うん。
これちょっとわかってほしいなぁって。これ僕のねぇ、こだわり。

えー、次。「住」に、じゃなくて、「食」について。
僕はねぇ、まあ、こうケーブルの話を…して、
まあ、わかったように、とにかくね、こだわっ…ちゃう人なのね。
うん。本来は。

ただ、音楽に対しては、変にジャンルとかを決めずに、
こだわりを持たないことが自分のこだわり!みたいな、ものがあるから、
ま、いろんなことやっていけるわけ。( 咳ばらい )

でもさ、そのー、音楽以外のことに関してはね、とにかくね、細かい…のね。
僕、性格細かいから。ぼーっとしてそうで、すっごく細かいの。
例えばね、まずはあの…食事。えー…作り方。
これは、ま、ポイント?

も、「作り方」ね。食材とかじゃなくて、心構え。うん。
まず、その食材を並べた時に、「うん、りょ、じゃ、何か料理作るから」ってゆってね、
でなんか買ってくるじゃない、食材を。

で、適当にね、お鍋とか、野菜切った時…とかに、なんか準備してて、
「お鍋どこ?」とか、「あれどこ?」とかっていうのはダメ、もう。
も、その時点でねぇ、「あぁ〜、甘いな」って思っちゃうわけ。

もうね、作る前には、目の前にぜんっぶ並べる。
鍋から、採箸から、もう、包丁から。
で、あの、削る機械から全部並べて。
で、よりスピーディーに。時間かけちゃダメ。 より速く、より最短に。うん。
お腹鳴ってるけどね(笑)ははっは(笑)
今日も、またお腹鳴ってるから。うん。

まあね、とにかくね、その食のこだわりっていうのはね、いろいろあって。
でもね、これを話したらねぇ、多分、2日ぐらいで終わらないから。
ポイント、もう最終的なね、食事のポイントっていうのは、
終わったほうがいいの?あ、そう?(笑)
はっはっはっは(笑)

最終的なねぇ、ま、僕のねぇ、この食事のポイントっていうのはねぇ…
えー、作る人の気持ち。うん。
その人が、僕のために、この料理を、食べさしてあげたいんだぁ、
ここがね、一番、根っこであり、一番、最終的に大切なもの?

ここなんだよね。
そ、これがまず基本で必ずあって、最後にあって、
この真ん中の過程で、さっき言ったように、まずは食材選び。
そして、作り方。スピード。ね?

そしてあの、女の子だったら、こう、ほら、
たまにこう、お箸で油ものとか揚げてる時に、サァァーーッてこうね、やるんじゃなくて、
たまにアチッてゆって、「ん、大丈夫か?」(笑)ふっ(笑)これを言わす、スキ?

これポイントだよ?うん。ダメだよ完璧は。
あーっと、あの、完璧な女の子はねぇ、見ててもつらいから。
ちょっとヌケてるぐらいで。

ここで1曲。
僕はね、友達けっこう呼んでね、食事会とかするの。
パーティーとか。えー、そんな、僕の、友達の、バンドの、曲です。
MASCHERAで「Dragonheads Snaketails」。


---- MASCHERA : Dragonheads Snaketails ----


Gacktプロデューススーパーエディション
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Gacktプロデューススーパーエディション


(BGM:Mirror)
えー、第3回目のテーマ、「Gacktの私生活」として、プライベート・トーク。
まあね、最終的には、私生活のモットー。

これはねぇ、ま、僕のね、私生活のモットーっていうのはね、
ま、これ、私生活のモットーっていうか、人生のモットーだよね。
うん。僕の…あの、人生道みたいなものがあって、

「微笑んで死ねたらそれでいい」

うん、これがまず僕の1つの基本。
そして、もう1つは、そうだなぁ…女性に対してね、うん。

「女よ、美しくあれ」

うん、これね…うん。そして、男に対して、

「男よ…泣くなら、1人で泣け」

ふっ(笑)これ?(笑)これポイントね。うん。
ここがね、僕の人生道。

えー、さて、ここで、リスナープレゼントのお知らせ。
ポスターに、えー、サイン、書いて、5名の方。
ま、サイン入りポスターが欲しいという方、はがきに、住所、氏名、電話番号、
そして今日の感想、えー…私の人生道を書いて、ご応募下さい。
宛先は、今お聴きのFM局、Gacktプロデュース・スーパーエディション
「人よ、美しくあれ」の係まで。

えー、来週はできたての、ニュー・アルバムについて、ま、話していきたいと思います。
えー、そんなわけで、僕の曲「Mirror」を聴きながら、お別れです。
Gacktでした。


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