Index


2000.3.8
Gacktプロデュース スーパーエディション

第2回:Gacktのシネマクラブ



Gacktプロデューススーパーエディション

-----------------------------------------------------------


みなさんごきげんいかがですか?
5回にわたってお送りする、スーパーエディション、えー、僕Gacktが担当します。
えー、そして第2回目となる今日、
今日は、「Gacktのシネマクラブ」と題して、
映画にまつわるお話、していきたいと思います。
ということで、55分間最後まで聴いてね。

まずはこの曲、Gacktで「鶺鴒〜seki-ray〜」


---- Gackt : 鶺鴒〜seki-ray〜 ----


さて、このスーパーエディション、5回にわたって、
僕、Gacktが、えー、担当していくわけですが、今日はその2回目。
まあね、この2回目のテーマ、第2回目のテーマはGacktのシネマクラブ。
好きな映画はね、もちろん、ま、この主人公、お腹鳴ってる?
(笑)はっはっはっはっ(笑)
えー、好きな映画はもちろん、主人公に見る理想の男性像、えー、映画俳優の話。

やっぱりね、映画の中にね出てくる登場人物っていうのは、
こう、なんていうのかな、「こんな男でいたい、こう男はあるべきだ!」
ま、そういう部分ってね、いっぱいあると思う。

もう映画のことはね55分で話せるかなって。
ま、そういうわけで、Gacktプロデューススーパーエディション。
まずは「鶺鴒〜seki-ray〜」聴いてもらいました。
この後は、Gacktのシネマクラブです。


Gacktプロデューススーパーエディション
-----------------------------------------------------------


-----------------------------------------------------------
Gacktプロデューススーパーエディション


えー、さっそくGacktのシネマクラブ、えー、お届けしていきたいと思うのですが。
僕とね、僕とね、映画の(笑)「僕とね」っておかしいよね。(笑)はっはっはっは(笑)
ま、僕と映画の出逢い。
これはねえ…、まあ、振り返ってみるとねぇ、
「なんだったのかなぁ」と思うとこいっぱいあるんですが。

あのねぇ、基本的に僕の家、ま、僕の育った環境っていうのは、
テレビっていうもの…はね、ほとんど見れないに近い状態でした。
んー…、まあね、こう普通はほら、テレビつけっぱなしで、
こうアニメ見たりとか、そういうのってあるじゃない。
うちはなかったのね。
テレビっていうものは、もう、映らない。

あの要は、僕に、その…し、僕の…まあ、イニシアティヴはない、まず。
映っているのは、すべて教育番組なのね。うん、大陸紀行とか。
でね、どうしてもね、それをずーっと見てると、まったりする…気持ちになるでしょ?
ま、やっぱちっさい頃って、まったりしたくないじゃない。
こう、なにかこう感じたい、こう燃え上がるものを感じたい。

でね、自分でねぇ、まあテレビとかビデオとかを、ま、壊れてる物とかをね、
組み立てて直して。で、隠れ部屋に持っていって。
そこでねぇ、友達からビデオを映画を借りて、見てたの。
ま、それが僕の映画の始まりなのかもしれない。

でねぇ、初めて見た映画は?って言われると、
ま、正直言ってね、覚えてないんだよね。
うん、一番最初に見た映画はね、確か「ジョーズ」だったような気がする。
(笑)それはね、友達がねぇ、たまたまその「すごい怖い映画があるんだ」
とか言われて見て。

で、僕はそのブラウン管から伝…わってくる、
その、勢いみたいなのがあるじゃない。
でー、ジョーズが人をバーンて食べた瞬間に、泣き出しちゃって、怖くて。
もう海で泳げないとか、言い出して。
それからねぇ、ホラーがダメになっちゃって。
いまだにねぇ、ホラーはね、1人じゃちょっと見れない。
怖くて眠れないんだよね。(笑)ほんとに。

で、まあねぇ…、基本的にはね、
ま、基本的にっていうか、僕の人生の中で、ま、映画が占める割合。
これはね、かなりおっきい。

自分のね、ま、家で、部屋で、見る時っていう、
見るものっていうのはね、ま、98%以上、
お腹鳴ってる?(笑)ふはっはっはっはっは(笑)
98%以上(笑)えー、もうね、映画です。

これはねえ…、全部DVDなんだけどね。
僕は基本的に、ま、映画を何回も何回も見るから、ビデオだと切れちゃうのね。
あのほら、エッチなビデオ見る人とかがさぁ、
同じシーンだけガーッとノイズ入る人いるでしょう?
あれとおんなじ!
ビデオ見ると、カッコいいシーンになると、
いきなりノイズがガーッて入って、見えなくなっちゃうの。
それがね、嫌で。

DVDがね出た時に、世の中に、「なあんて画期的なシステムなんだ!!」
さっそく買ってね、DVD見て。
DVDのいいとこっていうのは、僕はね、あの、映画の字幕が嫌いなの。
もう、邪魔で、ゆってることと、字幕に書いてあることが違う時っていっぱいあるでしょ。
こんなセリフじゃないのに!!っていう。
僕だったらこう訳す!!みたいな部分ってあるでしょう?
あれがね、消せるんだよね。こう、スイッチ1つで。

で、消せるし、英語字幕にすることもできるし、
でー、ま、ソフトによってはね、広東語とか北京語とか、にすることもできるわけ。
スペイン語とか。それはね、オシャレだよ。
やっぱりね、そういう…ものがねぇ、僕がDVDにハマッたきっかけ。

今、うちにはねぇ、DVDのソフト、数えてはいないけど、
えー、ま、TUTAYA並にあります。(笑)ふっ。
はっはっはっは(笑)

あのね、僕のね基本的な、DVDの買い方。
これはねぇ、たぶんね、普通の人がみたらねぇ、
「なんだアイツ!?アホかあっ!!」
みたいな、そういう部分ってあると思う。

まず、DVDに、あの、DVDコーナーあるでしょ?
コーナーに入ったら…もうねぇ…僕はあんまり買い物しないから、
1回の、そういうDVDのソフトの、あの、量。
だいたいね、4、50本、まとめて買うのね。

でね、作品はね、選ばない。ホラー以外。
アから順番にとっていくわけ。
持ってないものは、も、全部、も、揃える。
で、見る。で、見て、これはfavorite、これはunfavorite、分けるわけ。
で、ケースに全部しまって、今度は役者別に分けるわけ、自分で。

僕はね、けっこう好きな、まあ、俳優…でね、ゲイリー・オールドマン好きでね。
あとね、ハリソン・フォード、この人もけっこう好き。
でねぇ、ジョニー・デップ、この人もね、なかなかいい。
ま、そんなわけで、いろんな、Gacktの思うカッコいい男性像みたいなものを、
次に、話していきたいと思います。
MARILYN MANSONで「Rock is Dead」


---- MARILYN MANSON : Rock is Dead ----


Gacktプロデューススーパーエディション
-----------------------------------------------------------


-----------------------------------------------------------
Gacktプロデューススーパーエディション


5回にわたってお送りするGacktプロデューススーパーエディション。
ま、今日ね、2回目、Gacktのシネマクラブということで、
えー、お腹空きながら僕の映画論、語っているわけですが。

続いては、映画に見る理想の男性像。
ま、これねえ、いろいろあると思う。
「こういう風な男でありたい!」
「この映画のこういう人でありたい!」みたいな。

えー、まあね、僕はね基本的にどういう男でありたいと思ってるか。
たぶんね、あのねえ、ちょっと混ざ…ってるのかもしれないね。
イタリアン・マフィアのような紳士であり、
えー、チャイニーズ・マフィアのような、えー、キレた部分を持っていて、

えー、仁侠の待っている、まぁこう、熱い血?でいて
アメリカの、ま、エンターテイナーが持ってるような、
気さくな部分もホロリと感じ…ることのできる男であればい〜なぁ〜、なんて(笑)
ふっふっふっふっ(笑)
まあね、そんなわけ、うん、そんなミックスにはならないわけで、本来は。(笑)

ま、僕はね、すごい偏った人間だから。
うん、基本的に、ほら、人を笑わしたりとかっていうのは、僕はすごい苦手なの。
でー、やっぱりね、メンバーとか、スタッフとか集まってて、
どっちかっていうとま、誰かが話してて、おもしろい話をしてるのを、横から見て、
みんなが笑ってるのを見て、「あぁ、幸せだなぁ…」って、そう思っていたいタイプ、

そう思える環境をやっぱり作らなきゃいけないんだ、
残さなきゃいけないんだ、守らなきゃいけないんだっておもる、
うん、「おもる」じゃない、思うタイプ。
(笑)ふっ(笑)おもったらどうするんだろうね。(笑)はっはっは(笑)
はい。

まあね、映画の中にはね、けっこう、
「あぁ、この映画の彼はカッコいい」みたいなとこあります。
えー、僕がねぇ、好きな映画、まあ、「レオン」。
このね「レオン」っていう映画、僕大好きです。
僕はねぇ、このゲイリー・オールドマンさっきも好きだって言ったけど、
あともう1人誰だっけ?…そう!ジャン・レノ。うん。
このね、ジャン・レノとね、ゲイリー・オールドマン、
僕はねぇ、この2人がすぅごい好き。

で、このしかもこの2人が、好きで一緒に出ているのにもかかわらず、
まったく、相対するキャラクターでしょ?
でいて、この2人の、映画のね、この俳優度として、僕は一番高い映画だと思うわけ。
見事な映画だと。

で、本来のニューヨークっていうのは、こうあるべきものなんだっていう、
その、なんていうのか、ニューヨークってゆったら象徴みたいなもの、
自由の女神みたいな、そんなんじゃなくって。
ニューヨークっていうのは、こういう殺伐としたところがニューヨークなんだ
みたいなのを出した、えー、監督の……………リュック・ベッソン!!
(笑)ふっはっはっはっはっは(笑)何かの問題みたいだね。
そう、リュック・ベッソン。僕はねぇ、この監督が大好き。
このねえ、3人が揃った映画、僕、「レオン」、これはねぇ、最高傑作だと。

でね、このジャン・レノがね、ま、おろおろしながら、話すわけだけど、
夜、彼は映画の中で必ず椅子に座って眠るわけ。(咳ばらい)
で、それは片目を開きながら、殺し屋だからね、片目を開きながら椅子に座って眠る。
で、初めて、こうベッドで、ま、初めてなのかな?久しぶりなのかな?
何年ぶりかにベッドで寝た時…に、ベッドの感触をこう、確かめるんだよね。

あのね、しぐさといいね、あの、心情といいね…
あれをね、世の中の男の人に持ってもらいたい。
なんのことかさっぱりわかんないかもしれないけど。

なんていうのかなぁ、あのー、安らぎっていうものをね、
本来はずっと安らぎをどっかで求めてたのに、
それを自分の中でしまって、ずーっと戦いの中で生きてて、
でも、自分がその手に入れた安らぎってのを守らなきゃいけないんだってのを
感じ…て確かめる瞬間なの。僕はね、あのシーンがすぅごい好き。

でね、結局彼は死んじゃうんだけど、中に、映画の中に出てくるマチルダって女の子、
えー、女の子守るために、通気孔壊して、彼女を通気孔の中に入れて、
そして、今まで持っていた、自分が飾ってたね、うー、鉢、
まあ、植物飾ってあるんだけど、その植物を持って。
で、レオンが彼女に、言うのは、「必ず迎えにいくから」行けないんだけどね、
「先に行け」。そういう風にね、あの時にそんな風に、言えるのか、
あのね、心情をね、すぅごいね、男だなって思うわけ。

結局彼は死んで、でもそのマチルダって女の子は、
レオンが死んだことはもちろんわかっていて。
最後には、映画の最後で、
ずーっと大地…に足をおろしたいって思ってたレオンの代わりに、
その植物をようやく、鉢から土にこう植え替えるわけ。
そのシーンがね、もうすぅごい印象的で。

でー、だいたい映画の中の設定では、
マチルダってのは13、4歳の女の子なんだけど
レオンにとっては、その年っていうものではなくて、精神的なもので、
すごく自分…の中で上の立場と下の立場があって。
でも、女性を求めてたんだよね、彼女の中にある、
その、純粋な部分…と子悪魔的な部分、いろんなもの。

あのねぇ、「レオン」っていう映画、まだ見てない人がいたら、
DVDで完全版出ています。好評発売中!!
えー、もしあれがあの、日本で、あのよくほら!なんと映画劇場とかあるじゃない。
に、出るようになったら、僕はゲイリー・オールドマンかレオンのどちらか、
あの声僕が担当したい。
それぐらい、僕があの映画好きだっていうの、ちょっとアピールタイムでした。
そんなわけで、Sting、「SHAPE OF MY HEART」


---- Sting : SHAPE OF MY HEART ----


えー、映画に見る、理想の男性像について、語ってきましたが、
カッコいい男でありたいと思う、反面、こんなひどい男になってみたい、
こんなひどいことしてみたい、ま、そう思う男もいるわけで。

あのねぇ、ひどい男…映画の中のひどい男っていうのはね、でも許せちゃうんだよね。
そこがねぇ、ポイント!ひどい男なんだけど、
「でもカッコいいよな」って言わしちゃうところが、
ま、ひどい男たる、ひどい男のカッコいいたる所以?
ちょっといまいちよくわかんないな。

あのね、例えば僕の好きな、ま、映画、
こう、「フレンチ・キス」っていう映画があるのね。
「フレンチ・キス」だっけ?
「フレンチ・キス」だっけ?メグ・ライアンとケビン・クラインが出てたやつって。
「フレンチ・キス」かな?
うん。たぶんね。(笑)はっはは(笑)
ちょっと名前忘れちゃったけど。

これね、舞台が、あるのは、フランス、パリ。
で、パリから、ま、南の方に移る、ま、リヨンのほうにいくのかな?
まあね、この映画すぅごいいいです。

このケビン・クラインという役者、彼最高!!
もうね、非の打ち所ありません。
彼の出てる映画、おもしろい!
日本ではね、あんまりねメジャーじゃないんだけど、
あのー、他の映画出て…る。

うーん、例えばね、「デイヴ」。
「デイヴ」っていうのはこれ大統領の、まあ映画なんだけど。
大統領が、ま、発作で倒れちゃって、代わりにそっくり、
大統領にそっくりだった、そっくりさんをやっていた、
ま、このケビン・クラインが、本当の大統領に、ま、扮して、
ま、アメリカを変えていくっていうものなんだけどね。
これも、おもしろい。

このね、ケビン・クラインが、今回この「フレンチ・キス」という映画で
フランス人の役をしてるの。
でね、はじめねぇ、そのケビン・クラインの
イメージっていうのは、けっこう清潔で、でー、気さくでおもしろくって、
で、コミカルなことてんてんをゆって、ってイメージがすごく強くて。
で、この「フレンチ・キス」を最初見た時に、映画終わるでしょ、

で、終わった後に、ま、流れるじゃない、テロップがバーッて。
あのスク、スタ、スタッフロールっていうのかな。あれが流れて、
そこでケビン・クラインって出てきた時に、びっくりしたわけ。
「へぇー!?」みたいな。
「ケビン・クラインなんだぁ!」みたいなね。
それぐらいわからない。ちょっとね、ビビった。

あのー、映画の中ではね、髪を伸ばして髭ボーボーで、
フランスの、ま、なんていうのフランス男を演じていて。
で、フランスなまりの英語で喋るのね。
そのフランスなまりの英語がね、うまい!
ほんっとにうまい!!うん。

あのー、映画のね、最中にね、メグ・ライアンが、ま、相手なんだけどね、
「名前は?」って言われた時に、「ユック」。
で、メグ・ライアンは「リュック」。
で、ケビン・クラインはもう1回「リゥッ、ユック」
ってこう、何回もその掛け合いがあるのね。(笑)

それがねぇ、すぅごいおもしろくって。
「あぁー、フランス人の英語は、アメリカ人にはこう聞こえるんだぁ」
みたいな部分がこう、端々に見える英語で、いや映画でね。

でー、とにかくね、ひどい男…なわけ。
まあ、あのー、彼はね、映画の中ではね、あのー、役割はね、
インポテンツっていう、あのー、要はまあ、たたない…人。
それはまあ、ある事件があってから、たたなくなった…のね。
で、メグ・ライアンと出逢って、でー、彼はまあ泥棒なわけ。
で、メグ・ライアンに、メグ・ライアンはねぇ、
アメリカから、自分の元彼を追いかけてきて、フランスに、やっ、ま、来たわけ。

で、まあ、映画の中で、なぜかケビン・クラインはメグ・ライアンの、
その、彼氏を取り戻す作戦に、力を貸してあげるようになるんだけど、
途中で、どんどんどんどんケビン・クラインはメグ・ライアンに惹かれていくのね。
で、メグ・ライアンも気がついたら、ま、ケビン・クラインに、
のことすごい好きになってっていうすごい、わかりやすぅい映画。
だけどねぇ、この映画の中に出てくる、まぁ、端々、これねぇ、きます、けっこう。

あのねぇ、僕がまずこの映画がなぜ好きなのかっていうと、
この映画、あのー、アメリカ人、さっきゆったのは、
ま、「レオン」の話、したけどね、
ニューヨークっていうのを象徴した時には、みんな、自由の女神!とか思うじゃない?
それと同じように、アメリカ人が想像したフランスはこうなんだ!っていう、
そういう映画なの、逆にね。もうフランスの代表的なものしか出てこない。

で、僕けっこう、フランス行ってて、友達とそのフランスの街の中で
待ち合わせとか…する、メンバーとね、してた時があって、
その、ちょうど自分が待ち合わせしてた場所の、さっとこうシーンが出てくるわけ。
「あっ!ここ、ここ、覚えてる?」みたいな。
そういう話ができたりとかっていう、その映画がすごい好きで。

でねぇ、彼は、あのねぇ、なんていうのかな…どうゆったらいいんだろうなぁ。
ひどい男…まあね、乱暴なのね、とにかく。
乱暴で、で、うそつきで、でいて、
ま、もともと女ったらしだったわけ。

で、泥棒だから、車を勝手に盗んだりするの。
ちょっと車とってくるからってゆって、
近くの車壊して、カギあけて、で、運転してきて、
で、「乗れ」みたいな。

で、車走ってる最中に、いきなり、あのセキュリティがピーピーピーとか鳴り出すわけ。
で、ガァンって蹴って「あぁ、ちょっと故障してんだ」
みたいなことを平気で言う役目、役なのね。
で、そういうねぇ、さりげない、その、こそ泥っぽさじゃなくて、
大胆な…ことができる人?

う、もう、もしそういう人が存在したら、やなヤツなんだよ、はっきり言って。
けど、映画の中で、そのー、女性に対しての見方だけはね、すごいクールで、
でいて、メグ・ライアンに惚れてから、
自分のこう気持ちが少しずつ変わっていって、
なんとか力になってあげたいと思う気持ちが、見える、感情と、
元々持ってる、その、泥棒的な、素質が混ざってるところ。
これはねぇ、もう、ナイス・ガイ。

うん、僕もあの映画、うん、出たい…と思った(笑)はっはっはっ(笑)
っていうかね、メグ・ライアンすきなんだよねぇ、ほんっとに。うん。
もしこの映画が、日本で、よくあるじゃんほら、あのー、映画、映画なんとか!とか
いう、日曜映画劇場とかってのがあったら、僕はこのケビン・クラインの役、
ぜひ声優やりたい。そんなわけで、Gacktで「OASIS」。


---- Gackt : OASIS ----


Gacktプロデューススーパーエディション
-----------------------------------------------------------


-----------------------------------------------------------
Gacktプロデューススーパーエディション


えー、今回はね、まあ、5回にわたって、お送りする、
Gacktプロデュース、Gacktプロデュース・スーパーエディション。
えー、2回目、Gacktのシネマクラブと題して、
まあ、僕の映画論、映画論じゃないね、もう(笑)
僕のつぶやきのコーナーだよね、これってほんとに、うん。
僕は、もう、とにかくね、映画が好きなんだ、ほんと!!
大好き!!!ダイスケ?(笑)よくわかんないな。

えー、とにかくね、映画好き!!や、創りたいし、演りたいし。
もう、映、僕の頭の中にあるね、ものを、もう映像化したい。うん。
ハリウッドよ、力をくれっ!!!みたいな。もうね、ほんっとに僕は映画大好きなの。
うん。総合芸術だと思ってるのね、映画っていうのを。

えー、ま、そんなわけで。
あのね、僕の、ま、My favorite actor の中には、
ま、ジョン・トラボルタっていう人もいて。
このジョン・トラボルタ、僕はなにが好きか。
彼はねぇ。何を隠そうね、笑顔がキュート。
もう、あの笑顔がね、惹かれたね。惚れた。抱かれたいと思ったねぇ。
もうねぇ………いいっ!!

ま、あのー、僕はね、基本的に自分はね、その笑顔っていうのがすぅごい苦手で。
でー、映画の中でけっこう、綺麗に笑う人っているじゃない。
なんかキラーンみたいな、歯がもう、十字に光ってるような人。
あんまり魅力、感じなくって。

でもね、ジョン・トラボルタの笑顔を見た時に、
なんて、こう…心を、心のドアを、こうオープンにできる人なんだろうっていうのを
こう感じた、人だったのね。

ま、この人はねぇ、ちょっと、ジョン・トラボルタ紹介。
これは1954年、2月18日ニュージャージー州イングルウッドに生まれる。
ま、よくわかんないけど。

えー、父はイタリア系、母はアイルランド系の6人兄弟の末っ子。
でねぇ、彼が、ま、有名になったのは、えー、
ま、知ってる人もいると思うけど、「サタデー・ナイト・フィーバー」。
ま、これは、1977年。この映画で大ブレイクしたの。

でもね、その後、ずーっとね、作品に恵まれない時代がずっと続いてて、
で、もう、ジョン・トラボルタ、ダメだ!
ジョン・トラボルタのね、まあ、彼のことジョンって呼ぶけど。
まあ、ジョンはね、あのー、ずーっと自分の映画スタイルにこだわり続けてたのね。

自分はこういう役者じゃないとダメだ!とか、
自分はこの映画にむいてないとかっていうことを、ずーっと言い続けてて、
映画界の嫌われ者になってしまったわけ。

で、もう映画にどんどん出れなくなっちゃって。
で、まあ、なんていうのかなあ、出れないってことは、
出れる映画っていうのはやっぱり、おもしろくない映画ばっかりで、
どんどんどんどんジョン・トラボルタの名前は下がっていった。

でも、あのー、クエンティン・タランティーノっていう、
ま、この人監督兼俳優もやってるんだけど、
この人が「パルプ・フィクション」っていう映画で、ジョン・トラボルタを、ま、起用して。
で、その中で、ジョン・トラボルタは、殺し屋を演じてるのね。
そのー、殺し屋の演技が、もう、ガーンってあたって、
ジョン・トラボルタ、映画界復活!みたいな、風になったと。(咳ばらい)

で、今はね、なぜ僕はこのジョンをすごい好きなのか。
彼のね、うーん、なんていうんだろうな、
スタッフワークと、彼の映画っていうものに対する、観念みたいなもの?がすごい好き。

あのー、ま、これ聞いた話…でもあるんだけど、
彼は実際に、映画を作る時に、ま、ものすごい大きいトレーラー、ま、数台。
どの映画に、映画っていうのはいろんなロケあるでしょ、
すごい、ま、距離があるわけ。場所場所によって。

でもね、必ず、おんなじスタッフでやるの。
で、「俺の映画をやれるのは、俺のことをケアできるのは、彼らだけなんだ。
だから僕にとっては、家族なんだ」ってゆってね。
もう、みんなジョンのことが大好きで、ジョンもみんなのことが大好きっていう、
そのすごくファミリーっていうものを大切にしてる人なの。
ま、1度失ったことがあるからかもしれないんだけど。

まあね、彼はすごい家族も大切にしてる人らしくて。
うん、あのー、夕方、何時だったっけな、夜7時を越えたら、
映画の撮影切りやめてすぐ帰るっていう、けっこう有名な人らしいのね。
まあ、いろいろおもしろい人でもあるんだけど。

僕はこの人の映画で1番好きなのは、「フェノミナン」っていう映画と、
「フェイス・オフ」っていう映画があって。
もうね、この映画はね、最高。

僕は、ニコラス・ケイジも好きだから、
あの、ジョンと、ま、ニコラスが一緒に出てた「フェイス・オフ」を見た時に、
もうなぁんてすごい映画なんだと。
発想がすごいでしょ?
顔を取り替えて、お互い別の人格で、敵だった人格に成り代わって、
敵だ味方…がまったく変わるわけ。

あの、元々ジョン・トラボルタが演じてる、えー、ま、スタンスは警察だったわけ。
その、えー、KGBだったけな?
違うわ、CIAか。KGBだよね?確か。
うん、ま、要は警察なわけ。

その警察が、ま、ずっと追ってた犯人を追い詰めて、
で、その犯人が爆弾をしかけて、その爆弾をまあ、解析するために、
顔を変えて成り代わるっていう。
FBIか。FBIだよね。CIAは違うよね。(笑)

で、まあね、今度はね、おもしろいのが、役がまったく変わるわけじゃない。
でも顔は、一緒で、人格だけ換えるわけでしょ?
その心理がね、すごいお互い上手に出てるの。

でね、この映画の話…をちょっと調べたら、
実際にね、ジョンと、ま、ニックっていうのは、
すぅごい仲が良くって、お互い、プライベートでもけっこう付き合いあるらしくて、
この映画を撮るにあたって、もぉのすごい打ち合せをしてて、
自分の癖っていうのはこういうものなんだっていうのを、
プライベートでやる癖を、全部交換したんだって。

でもね、この映画にくいのはね、全部おいしいとこをね、
ジョンが持ってってるんだよね。
やなヤツなんだよ、この映画の中のジョンっていうのは。
最初に登場してから、顔が変わって、
ジョンの中にはすごい、ま、悪の心を潜めてる人間が入ってしまうわけ。

けど、いっちばん最後で、また元に戻って、いいジョンになって帰って来るわけ。
もう、映画の中ではすぅごいムカつくジョン・トラボルタのはずが、
最後のほんのワンシーンで、ものすごい、いいジョン・トラボルタになるわけ。
「いいヤツだなぁ…」みたいな。
それはねぇ、「ニック、かわいそう!」みたいな。
それぐらいね、もう、あの映画はね、ほんとにいい映画で。

あの、ジョン・ウーっていう監督が撮ってて、
僕、このジョン・ウーっていう監督もすごい好きで。
とにかく、映像の回し方がすごく美しくて。

で、銃さばき、ニコラス・ケイジが、まあ、悪役で、
こう2本の、うーん、2丁のっていうのかな?
銃を、こう、金色の銃をね、さばくセンスとか。

普通ね、誰も金色の銃なんて持たないじゃない?ありえないし。
普通は、銃っていうのは、黒かったり、まあ、鉄色っていうのをしてるわけじゃない。
けど、ニコラス・ケイジが、バァーンってコート、こうはたくと、
バァーッてコートが空になびいた瞬間に、
この腰の後ろにある、ホルダーの後ろに、2本、ま、2丁の銃が、
逆向けにこうささってるわけ。鳥のような。しかもそれは金色なの。

で、それをこう両手で、バァーン…とる。
そのシーンが全部スローモーションで、1カットで撮ってあるわけ。
美しいとしか言いようがない。
これはねぇ、やっぱジョン・ウーだからできるんだなぁっていうの、感じた。

ニコラス・ケイジっていうのはね、正直言って顔のいい役者じゃないの。うん。
顔は、どっちかって言ったら悪いほう。
ま、本人はどう思ってるか知らないけど。
うん、一般的にはね、あの、女の子はあんまり生理的に受け付けないっていう評判の、
あん、あんまりよくない人なの。

けど、そのニコラス・ケイジが、すぅごいカッコよく見える。
あの映画はね、見ものだよね。ぜひ、みんなも、見てください。
しこの映画がねぇ、テレビでやるようになったらね、
僕はね、この二役、僕がやります!!
Goo Goo Dollsで「Iris」


---- Goo Goo Dolls : Iris ----


Gacktプロデューススーパーエディション
-----------------------------------------------------------


-----------------------------------------------------------
Gacktプロデューススーパーエディション


(BGM:Mirror)
えー、Gacktがお送りしてきた、スーパーエディション。
今日のテーマは、まあ、Gacktのシネマクラブ、1人つぶやきジロー、みたいな(笑)
つぶやきジローじゃない、つぶやきシローだよ(笑)
あは(笑)つっこんでよ。(笑)

えー、改めて、ま、映画の魅力。
もうね、映画とは、ま、映画とはって言い方はあんまよくないな。
あの、僕が、もしここで叫ぶなら、

「映画の中の、クサいセリフを、
言えるような男になってみろ!!(叫)」
…です。

えー、ここでリスナープレゼントのお知らせ。
ま、僕のね、直筆、Gacktの直筆サイン入りポスター、抽選で5名の方にプレゼント。
え、あんど、今日はこのGacktのシネマクラブということで、
US版「フェイス・オフ」プレゼントします。
ちなみに、日本のDVDの機械では、見れません。
えー(笑)はっはっはっは(笑)

えー、これをね、飾って…みるなり、想像してみるなり、
指を間に通して眺めるなり、ま、そういう楽しみ方で、楽しんで下さい。
変なことには使わないように。

えー。宛先は、えー、今聴いてるFM局、Gacktプロデュース・スーパーエディション、
えー、「US版、DVDソフト、欲しいィッ!」の係まで。
えー、DVDのソフトはずれた人、はずれた人じゃないな(笑)は、1名。ね。
その人は、それは1名ね、1枚しかないから。で、あとはサイン5名。
ま、どっちが欲しいかは、一緒に、書いて、下さい。

そんなわけで、まあね、残り3回。
まあ、最近興味あること、色々あります。
ま、来週を楽しみにしていて下さい。

えー、そんなわけで、僕の曲、「Mirror」を聴きながら、お別れです。
Gacktでした。


back next
Index
TOP