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GacktのFURACHIなオトコたち

第23回 Short Ver. 2003.9.6





人生に迷った時…
大きな決断に迫られている時…
あと少し、力が必要な時…
僕がそっと、背中を押してあげるよ
今夜はFURACHIなオトコとFURACHIな夜を、過ごそうよ

GacktのFURACHIなオトコたち

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音楽界で一番体の柔らかい男、Mr.フラチオ、Gacktどぇっす。
今日はナイター中継が、えー延びてしまったので、みじかーいバージョンでお送りする、
GacktのFURACHIなオトコたち、略してフラチオ。

さて今夜も早速FURACHIなリスナーと電話で話していこう。
まずはメールを紹介。
群馬県、タクト、中2。

今年、Gacktさんから、ケンカ必勝法を教えてもらったタクトです。
前回はありがたい意見をもらい、ありがとうございました。
しかしGacktさんは、相手を倒して馬乗りにの…なって、殴れ、
と教えてくれましたが、はっきり言って、初心者の僕には無理な話です。
それはケンカのプロがやる技です。

今回は馬乗りになるまでの順序を、
そして普段Gacktさんがやっているトレーニングメニューを教えてください。


(Gackt:G タクト:T)

G:うん。もりもり?
T:もりもり。
G:あータクト、元気か?
T:元気です。
G:OK。えーそうだなぁ、僕の、そのゆったアドバイス…は実践したの?
T:え、実践しようとしたんすけど、
G:うん。
T:相手がいな…いないし。
G:んっふふ(笑)じゃあ、相手いないんだったら、聞いてもしょうがないじゃん、これ。
T:いや、しかけようと思ったんですよ、けどものんなくて、相手が
G:ふっはっはっはっはっは(笑)平和な街だなぁ。
T:平和なんです。
G:はっはっはっはっはっはっはっは(笑)

G:えーそうだなぁ。ケンカ今までしたことは?
T:え、ここ2年間はしてないですね。
G:うーん。
T:過去3回ぐらいして、
G:うん。
T:一応全勝してます。
G:うん、過去3回ケンカをしてって言っても、2年はしてないわけでしょ?
 ってことは以前にしたのは12歳の時だよねぇ?
T:はい。
G:小学生だよねぇ?
T:はい。
G:中学生になってからのケンカはまた全然違うよ?レベルが。
T:そうなんすか?
G:うーん。みんな、頭をつかってくるからね。
T:はい。
G:パーンっていう殴り合いじゃないから。
 ほんとにこう、ストレートでグーパンチ決めてくるやついっぱいいるからね。
T:あぁ。
G:ケンカしたいの?
T:してみたいっす。
G:あーん、まぁ、男の子だからね。
T:(笑)
G:やっぱいいと思うんだけど、ケンカぐらいは。
T:はい。
G:でも、あの自分より弱い相手とケンカするのは、
 それはケンカじゃなくて弱い者いじめだから。
T:あ、はい。
G:やる…やるんだったら、やっぱり街の中出て、強いヤツとやってみてもいいんじゃない?
 ま、強いヤツって言っても、中途半端なヤツいっぱいいるからさぁ。
 絡んでくると思うの。
T:あ。
G:うん。「なんだこらぁ?」みたいな。
T:笑
G:「あぁ゛〜ん?」みたいな。あの“あ”に点々ついてる人たちって、いっぱいいるわけさ。
T:はい。
G:「なんだこるぁ?」みたいな。
T:笑
G:うん。そういう、そういう人たちがばーって来て、胸倉掴まれたら、
 …うーん、まぁ、胸倉掴まれた時点で倒せないんだけどねぇ。
 胸倉掴まれたら、自分より背が高い場合、相手が。
T:はい。
G:間違いなくもう相手の鼻に一発、頭突き。
T:鼻に(笑)
G:で、頭突きって言っても、自分のおでこで、相手の鼻にぶつかろうとすると、
 間違って自分の鼻ぶつけるときがあるから、
T:はい。
G:完全にこう、てっぺんでね、
T:はい。
G:相手の顔にぶつかるわけ。
T:はい。
G:で、相手がひる…一瞬後ろに下がるから、そしたら、一気にしゃがむ。自分が。
T:はい。
G:うん、しゃがんで、両足を、一辺に持つ。
T:はい。
G:で、右肩か左肩に、相手の足を乗せて、そのまま、
 ぐっとこう足を手で引きながら、倒すわけさ。
T:はい。
G:そうすると、相手の体がバンって倒れるんだよね。
T:はい。
G:で、倒れたらすぐ上に乗る。
T:はは(笑)
G:上に乗ったらすぐ殴る!
 でも殴るんだけど、勝ったと思った瞬間には、一回止めたらいい。顔の前で。
T:はい。
G:「まだやるか?」って聞いたらいい。

G:あのね、今の勝負の付け方っていうのは、明らかに、も、相手がびびってしまう…わけさ。
T:はい。
G:ま、こいつはもう全然自分のレベルじゃないっていう、勝ち方なわけ。
T:はい。
G:ここで多分、殴るの止めても、一回も殴らなくて、顔の前でピタっと止めてね、
 「まだやるか」ってゆって止めたとしても、相手はね、二度とやってこない。
T:はい。
G:殴るとほら、実力がわかるじゃない。どれだけ、力が強いかとか。
T:はい。
G:そうするとね、相手ね、あの…復讐しようとしてくるから。
T:あぁ…。
G:うん。かえって殴らないほうが、怖いから。想像よりも。
 そういう方が、僕いいと思うけどね。
T:はい。
G:殴ると、敵増やすから。
T:(笑)
G:うん。こんな力のないヤツに負けたのは許せない、みたいなね。
T:あ、はい。
G:そうすると必ず復讐されるから。
 殴らなくて勝つのが一番効果的…かな。
T:はい。
G:ま、簡単だけどね。この勝ち方って意外と。
T:はい。
G:うん…ま、これ、練習だね。
 うん、しゃがんで、手を回して、立ち上がるのと同時に、
 手を引きながら、相手を地面に倒す。
T:はい。
G:これ一秒で。
T:一秒ですか(笑)
G:そそ。「一!」で出来るか。
 うん、最初からケンカが強いヤツなんていないんだよね。
T:はい。
G:みんなやっぱり、ケンカがホントに強いやつって何回も何回もケンカしてるし、
 ま、負けたと思わなければ、負けにならないからさ、ケンカって。
 あとは根性論みたいなところもあるし。
T:はい。

G:あのねぇ、PRIDEっていうね、格闘技があってね、
T:あ、はい。
G:それに桜庭っていう選手と、シューバっていう選手が闘ったわけさ。
T:はい。
G:けどねぇ、まぁ僕はちょっとこの試合見て、泣いたんだよね。
 桜庭っていう選手はね、グラウンドに持ち込めば、
T:はい。
G:シューバに勝ったかもしれない。
Tはい。
G:けど、桜庭選手っていうのはねぇ、負けん気強いんだよね。
T:うん。
G:でー、あの人ね、殴ったりとかっていう…ことを、そんな得意な選手じゃないのに、
T:はい。
G:そのシューバって選手が、ま、殴ったりする選手だからっていって、
T:はい。
G:最初から最後まで…殴りたいんだよね、とにかく。
T:はい。
G:同じ土俵でやりたい、みたいなプライドもあったんだろうし、
 で、最終的には結局、2発顔に入れられて、気を失って、負けたんだけどね。
T:はい。
G:でも僕は、ああいう気持ち…が、ケンカを強くなっていく過程の中で、
T:はい。
G:うん、一番必要な気持ちなんじゃないかなぁって。
 確かに試合には負けたんだけども、あの試合の意味を…分かった、若い子達は、
 例えば、タクトみたいな…子達には、必要な姿だったんじゃないかなって、思うわけさ。
T:はい。
G:例えば、自分の得意な方向、得意な方向ににもっていくことっていうのはできたわけ、
T:はい。
G:…彼も。でも、自分の得意なところで闘わずに、相手の得意なところで、
 自分も絶対にそこで、殴ってぶち倒してやりたいっていう、
 も、本当に根性論でしかないところ…ようなところで、殴り合いして。
 一歩も引かないんだよ。
T:はい。
G:たまたま負けてしまったけど、そういう、なんていうのかな、
 絶対自分には負けない、絶対倒れないって思いながら、向かっていく姿や、
 その姿勢が、本当は…例えばケンカにしても、他の、スポーツにしても、
 勉強にしても、何にしても必要な姿だと…思うんだよね。
T:はい。
G:だからタクトも、確かにその、やり方や技を聞くことっていうのは、知識としては大切なことなんだけど、
 一番、覚えなきゃいけないっていうか、忘れちゃいけないのは、
 その…向かう気持ちっていうものかな…。
T:あぁ…
G:それを忘れると男じゃなくなる。
 うん。男をやりたいんだったら、うん、絶対に自分…に対しては負けない。
T:はい。
G:うん、それが一番大切だと思う。
T:はい。
G:うん。がんばってな。
T:はい。
G:うん。それじゃあな。
T:ありがとうございました。
G:うん。またな。


FURACHIになって既成概念を捨てて新しい発見を!
GacktのFURACHIなオトコたち

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鶺鴒Inst.

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FURACHIになって既成概念を捨てて新しい発見を!
GacktのFURACHIなオトコたち


GacktのFURACHIなオトコたち。
今日は、タクト、中学2年生、ケンカ必勝法相談、だった…です。
えー大切なのは、スキルではなく、ソウルだ!
へぇ〜へぇへぇへぇへぇへぇ。

うん、本当そう思うよ。
僕なかなか試合見てて涙を流すなんてことないんだけども、
桜庭選手の試合はねぇ、ホント生で見てて、感動した。

あの桜庭っていう…人間が持っている、姿勢だよね。闘うってことに対しての。
うん、“逃げない”っていうあの姿勢だったりとか。
それが、やっぱり人に感動を与えてるんじゃないのかなぁって。うん。

えぇ…最後に番組からのお知らせ。
この番組、オンデマンド放送もやってます。
ニッポン放送のホームページからも入ってきてください。
そして、番組を聴くだけじゃ物足りない君、
番組のホームページ、携帯電話のサイトでの限定情報、楽しんでください。

えーそして、ここで、僕のお知らせ。
9月18日、上弦の月〜最終章〜、ライヴビデオ、DVDが出ます。
えーそして、下弦の月、上弦の月ツアー、今回のツアーを一冊にした、
ライヴ写真集も予約受け付けています。
詳しくは、Official Website、xxxx.xx.xxまで。

ということで、今夜は最後まで聴いてくれて、ありがとう。
闘えるオトコが増えるといいね。
それじゃあ…また


FURACHIなオトコが、君を変えてみせよう



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