栄光のSINGERミシン 96シリーズ ●布帛、厚物問わず現在の工業用ミシンの基礎となっている機械。このNoを覚えずして工業用ミシンは語れない。 最高速度は〜4000rpm 現時ある一般本縫いのベースとなった機械。本縫いの各部寸法はすべてこの機械から来ている。日本製コピーは〈DB〉のはず?
同様の機種で95も存在する。これは機械のサイズが一回り小さい。この機種は現在「職業用ミシン」と呼ばれる機械のルーツである。
この機種は全回転釜リンク天秤の組み合せにより高速回転が可能になった。これ以前では61Wあたりが全回転釜/スライド天秤で比較的高速運転を可能にしていたはずだが、その後の発展は大きく異なる。
一般本縫いはすべてここから発展して行った。それは上下送りミシンも然りである。この機種に上送りをくっつけたのが現在の上下送りとなった。同じ垂直釜では総合送りミシンもあるが、これは111が基本になっているため寸法が大きく異なる。 |