栄光のSINGERミシン
その1

17シリーズ

●今はなきシンガー日鋼でも17Uとして生産されていた。日本ではTEの名でコピーが生産されている。


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一本針/二本針本縫いシリンダーベットミシン(半回転釜、カム天秤)

基本は下送り、詳細はサブクラスによって異なる。最高回転数は800〜1800rpm


本来靴/カバンの縫製を意識して作成されたようだ。とにかくサブクラスが多い、その数は30種以上と推定される。懐の内側に向かって送り込む縦送りの機械、サイドカッター付き、また半回転釜ながら2本針のクラスもある。

17hook.GIF 針幅が変わると釜も交換が必要。針の向き剣先の向きとも変わってしまう。

使用される釜は剣先の長い(ロングビーク?とかってカタログに書いてあったようなきが)独特の釜を使用し縫い性能を確保している。

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剣先が長く釜が糸を引き込むのが遅い。厚物縫いでは重要なポイント!

しいて欠点を挙げれば生産性の悪さか?回転数はその構造上あまり早くはなかった。 またその釜ゆえボビンの糸巻き量は必ずしも多くない。
この機械はフルコピーは大量に生産されたが、これをベースとした発展型はあまり見かけなかった。仕様糸は〜#8か?#5もやりようによっては縫えると思うけど、ボビンが小さいんで実際の使用にはなんとも・・可縫厚さは7mm位と思われる。


未だに職人気質のかたからは「これじゃあなきゃぁ縫えない」といわれる名機である。一品一品を丁寧に仕上げる、あまり生産性を重視しないような工程には向くのではないだろうか。とかって言いながら1回しか縫ったことないんですけどね…



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