職人のミシン で、結局はどんなミシンがよいの? 厚物ミシンはさまざまな発展を遂げてきました。しかしそのほとんどは生産性へのアプローチです。工業である以上当然重要なんですが。。。 でも、その結果縫いはどうなっちゃったんでしょう?決して悪くはないでも良くもない、そこそこのままです。 「縫い」だけを意識して考えると「17」以上のミシンはありません。(極厚物除く)ロングービークの半回転釜/カム天秤/ボックス送り、この3つのお約束の上できちんと構成されている。そして現在入手可能なクラスのミシンとして、この約束をきちんと守っているのはもはやコレくらいなものです。 しかし生産性/耐久性/保守性に関しては疑問が沢山残ります。 次ぎ奨めるとすれば水平釜の機械ですかねえ、垂直釜は使い勝手は良いけど、針を案内できないのがやはり難点です。 とはいえミシンの選択は形状/使い勝手/などなど他のファクターも沢山あり、結局はどれっていえないんですよね。使う人の立場で何かを妥協するしかないっていうのが現実です。 それと真剣に縫うことだけ考えるなら糸切り付きミシンは絶対買っちゃあいけません。こいつは釜が下がってる。コレはいただけない。 ミシンは所詮生産を行うためのツールです。それをどう使いこなし、自分だけの作品を作っていくか、プロセスの創造、それが職人です。 後悔しないお買い物をしてくださいね!
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