描かれたタンポポ達(明治以前)
今では、在来種タンポポをみつけることは困難で、身近にみられるのは
セイヨウタンポポ
ばかりです。
しかし、セイヨウタンポポが日本に入る以前には当然のごとく、在来種だったはずです。そこで、明治以前に描かれた絵に登場するタンポポを探してみました。
四季花鳥図屏風
酒井抱一筆 陽明文庫蔵
屏風絵に四季の植物が描かれており、春の部分にタンポポがあった。
総苞外片も詳細に描写されており、反り返っていないので、在来種である。
文久三年頃、江戸周辺であろうか。だとするとカントウタンポポということになる。
北斎漫画
葛飾北斎
北斎漫画 初編:文化11年(1814)にタンポポと思われる絵が描かれている。
これもやはり総苞外片が反り返っていないので、在来種。
※北斎自身の画像を提示したいところですが、著作権や版権などややこしい問題が生じますので、、、、私の拙い模写で(^^)ゞ
描かれたタンポポ達(明治以降)
絵本
「14匹のピクニック」
いわむらかずお絵
14匹の野ねずみの家族が主人公の絵本、動植物の描写が細かくて正確である、ここに登場する野原一面のタンポポは総苞外片が反り返っていない。作者が居住している栃木県那須郡には在来種が多いのであろうか
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