数値目標 島根県こども読書活動推進計画が策定されました。 一般質問で取り上げた結果、数値目標の明記の方向性が示されました。この計画は、年度中策定だったはずなのに、委員会への報告がない。どうなったのかを聞いたところ、急きょ報告事項に追加されました。計画の中では、参考指標として取り組みの目安が示されました。一歩前進? もう一つ、学校図書館の蔵書数の目標について、教育振興ビジョンには、平成19年度に100%の小中学校での達成が記されていました。一般質問で、そうした目標の設定は、古い蔵書を残すこととなり、学校図書館の振興につながらないという趣旨の発言をしました。 その結果?教育振興ビジョンからは目標値が削除され、こども読書活動推進計画では、平成20年に50%達成という指標が示されました。前進?後退? さらに、市町村でのこども読書活動推進計画策定、教育振興ビジョンでは平成20年には100%策定とされていた目標が、市町村合併の進展をにらみ?70%に下方修正されました。
確固たる信念 私も大切な視点を見落としていたなと思ったのは、子供達の読書活動の現状認識と、どこまで引き上げるかという目標値。熊本では調査を行い、全国最低レベルの読書活動の現状を、目標値を掲げて計画が策定されようとしています。 残念ながら、わが県にはこうした視点が欠落しています。この点について見解を求めましたが、明確な回答はありません。調査には現場の協力が必要であり、負担がかかるとしても必要がないのか。 図書蔵書数、市町村計画策定、そして現状認識、法で求められるから計画を策定する、そんな姿勢がないのか。次の島根を担う人づくり、掛け声は大きいのですが、確固たる信念に少し欠けるのではないかと感じたのです。 |
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