ゆったりと時間が流れる、そんな言葉がぴったりの“海辺の多伎図書館”。 通りすがり、ちょっと時間がありましたので寄ってみました。 “海辺の多伎図書館”、開館は今年。ほやほやの赤ちゃんです。道の駅「きらら多伎」の海岸に連なり、夏には海水浴客で賑わう浜辺を持つ素晴らしいロケーションの、名前の通り海辺の図書館です。 町立図書館でしかも開館は今年、ですから、とりあえず蔵書は3万冊。インターネットを自由に使えるPCも6台。CDやビデオの鑑賞できるブースも3つ。蔵書数から見ると結構な設備です。 ロケーションもあって、広々としてデッキで海風を感じながら読書もできますし、なかなかと思わせたのが畳と掘りごたつ風のテーブルの置かれた小上がり。そしてウッドデッキ仕様の中庭。
【お客様】 この日は、近所の保育園児でしょうか、保母さんに連れられて来ていました。元気の良い子供達のほかに、親子連れ、小学生が多く、中高生なども勉強に来ていました。そして近所の農家のおばちゃん? 斐川町もそうでしたが、地域に根づきはじめていることを強く感じさせる光景でした。 地域に文化の拠点を持てるということは、とても素敵なことだと思わせる“海辺の多伎図書館”でした。 この多伎町、来春には出雲市と合併です。新出雲市には出雲、平田、大社、佐田、多伎、と5図書館が存在することになります。どんな運営をしていくのか、今後の広がりがとても楽しみです。 今回は駆け足でしたので、近いうちにそのあたりも含めてお話を聞きに行きたいものと思っています。
【民度】 ところで、新松江市も来春に発足ですが、こちらは県立を除けばローカル図書館は松江市立図書館1館のみ。ある町では合併前の駆け込みで、庁舎建設基金を使って庁舎を建設しているところもありますし、業界は合併特需に沸いている現実もあったりします。 今までの蓄積とはいえ、民度に差があるのかと思わず感じてしまいます。“国際文化観光都市”との誇るべき冠を持つ新松江市、がんばりたいものです。 |
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