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みんなで調べる宍道湖流入河川調査〜頑張っている津田小学校の後輩達

[2006.6/2]
 5/31のブログで紹介した津田小学校の環境大臣賞受賞。受賞したのは「みんなで調べる宍道湖流入河川調査」。それも、内容的にぶっちぎり、嬉しいですね。津田小学校は、私の母校。
 と言うわけで、子供達の発表した内容を下記にご紹介します。

 補足ですが、学校玄関のショーケースには、小池百合子環境大臣の写真とサイン入りのメッセージも展示してあります。必見です。
 わたしたちは、4年生の時の松原わくわくタイムの時間に「馬橋川たんけん」として、馬橋川についていろいろな活動をしてきました。
 まず、1学期にしたことは、津田にある川を調べました。津田には、天神川と馬橋川の二つの大きな川があるので、その2つの川について、ふだん感じていることや気付いたことを話し合いました。みんなから出された意見は、「今のままではいけない」「何とかしなければならない」ということが多く出ました。そこで、馬橘川の水の汚れはどれほどなのか水質調査を行うことになりました。水質を調べてみた結果、わたしたちの想像通り、やはり水はよごれているということが分かりました。そのため、わたしたちは、馬橋川をきれいにしたいという思いが強くなって、どうしたらいいかみんなで話し合いました。わたしたちに出来ることを考えた結果、川の周りにもゴミがたくさん落ちていたので、「馬橋川クリーンアップ作戦」のアイデアが出て、実行しました。ゴミの量や分布を地図上に表し、馬橋川周辺にはたくさんのゴミが落ちていることに改めて気付きました。
 2学期になって、1学期の学習をふり返り、もう一度話し合いました。そして、1学期に行った「水質調査」と「馬橋川クリーンアップ作戦」に加え、「生き物調査」とり月の健康度チェック」を行うことにしました。
 「生き物調査」では、あまり生き物はいないだろうと思っていましたが、魚、小さなエビ、鳥、カメ、などを見つけることが出来ました。とくに、合同庁舎の後ろの馬橋川には、白鳥やカモがいるので、見に行くのが楽しくなってきました。2回目の調査の時には、白鳥やカモにえづけをされている地域の方に会うことが出来て、インタビューできたこともよかったです。けんび鏡を使ってび生物も見つけることも出来ました。また、見る、さわる、においをかぐなど、いろいろな感覚を使って「川の健康度」を調べたら、平均40点とC(最低)ランクになってしまいました。「ねばねばしたものがあった」「水がくさい」「緑色でにごっている」など馬橋川に対する、よいイメージを持つことがやはり出来ませんでした。
 また、津田の地区にある藤井基礎設計事務所の方にもわたしたちの活動に協力していただくことになりました。水質調査の時、いっしょに調べたり、学校に来てもらってお話をしてもらったりしました。

 3学期は、これまでの活動をまとめていく時間でした。分からないことや、もっと知りたいことを話し合った結果、「昔の馬橋川の様子が知りたい。」「もっと水をきれいにするにはどうしたらいいか?」「なぜ、馬橋川の周りはコンクリートで固めているのか?」「もっと生き物がたくさん生きる馬橋川にするには、どうしたらよいか?」「いつごろから、馬橋川の水がよごれてきたのか?」「馬橘川の水がよごれた原因は何か?」などたくさんの疑問が出てきました。
 本やインターネットで調べたり、家の人や地域の人にインタビューをしたりもしました。また、馬橋川を管理しているのが『松江土木建築事務所』だということが分かったので、松江土木建築事務所の方に来てもらい、お話をしていただくことになりました。お話の内容は、馬橋川の管理について松江土木建築事務所がしてきたことやしていること、川の環境についてや環境を守っていくためにしていること、昔の馬橋川周辺の様子、わたしたち小学生にお願いしたいことなどたくさんのことを写真を入れながら分かりやすく教えてくださいました。

 そして、6つのグループに分かれて調べ学習を行いました。
 「馬橋川の歴史」グループは、本で調べたり、地域の方にインタビューをしたりし、それを模造紙にまとめていきました。
 「馬橋川の生き物」グループは、これまで見つけてきた生き物を整理し、インターネットや本で川の生き物を調べて、それを模造紙にまとめていきました。生き物がすめるきれいな川になるように、ポスターを作って公民館にはってもらいました。
 「馬橋川の水」グループは、これまでの水質調査の結果をまとめて、忌部川の水と比較し、模造紙にまとめていきました。また、水質をきれいにしていくことを願い、ポスターを作って校内に張りました。
 「馬橋川を守ろう」グループは、馬橋川だけでなく、学校や地域のクリーンアップ作戦を行い、マップ上にまとめました。そして、川を守っていくことを呼びかけるポスターとチラシを作りました。それを公民館、郵便局、スーパー、合同庁舎においてもらいました。
 「未来の馬橋川」グループは、自分たちの考える「理想の馬橋川」の模型を作りました。また、今の馬橋川を守っていくために、「ゴミを捨てずに、落ちていたら拾おう」ということを津田小学校のみんなにも校内放送で呼びかけました。
 「松江の川」グループは、松江にある川を調べ、長さ、流域面積などを模造紙にまとめていきました。また、松江の川のほとんどが、宍道湖と中海に流れこんでいるということが分かり、宍道湖と中海についても調べて模造紙にまとめました。

 6つのグループに共通して『たくさんの人に伝えよう!広げよう!』ということをめあてに、活動を進めていきました。そして、1年間の「馬橋川たんけん」の活動のまとめとして松江土木建築事務所や藤井基礎設計事務所の方に、津田小に来ていただいて調べてまとめたことを聞いてもらいました。

 そして、春休みの2週間、わたしたちが制作した未来の馬橋川の模型やポスターにチラシ、模造紙にまとめたものを松江合同庁舎のロビーに展示してもらいました。

 わたしたちは、1年間たくさんの方に協力してもらいながら、わたしたちの馬橋川が少しでもきれいになればいいなと思いながら活動を続けてきました。また、わたしたちの努力で、泳げるくらいのきれいな川になるといいなあと思いながら、クリーンアップ活動などをしてきました。活動の途中では、たくさんなやんだり、友達と意見が合わなかったりしましたが、最後までがんばることが出来ました。
わたしたちだけでは、とても人数が足りないので、津田の町のもっと多くの人にも協力してもらいたいなと思います。そして、ゴミを捨てない、よごれた水を流さない、ゴミを拾うなどのわたしたちに出来ることを、これからも続けていきたいと思います。
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