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松浦市長のメルマガ (3/28のRubyに関する記述)

[2007.4/17]
 今、ruby がマスコミなどで取り上げられることが多くなりました。インターネット市場の楽天がrubyでシステムを構築し直すとか、サンマイクロシステムズがjavaとrubyを結合させ、jruby(oss)を開発したり、といった動きがあります。また、rubyの開発者のまつもとゆきひろさん(松江市在住)が2007年日経BP技術賞大賞を受賞することが決まりました。これにより、rubyはもちろんのこと、これを支援する松江市の取り組みもいっそう注目されることになるでしょう。rubyを使えばプログラムの作成が容易にできること、オープン・ソース・ソフトウエアであることから、今後rubyの活用は飛躍的に伸びるものと思います。

 しかし、何もしなくていいということではありません。rubyを使いこなせる技術者をたくさん育てることが必要です。松江市ではテルサ別館に開発交流プラザをオープンさせ、まつもとさんなどの指導の下、研修・交流を盛んに行っています。まつもとさんの指導がいつでも受けられるという本当に恵まれた環境に松江はあるということです。こうした点に着目して、IT企業が研究開発のスペースをテルサ周辺に求める動きもあります。松江市では、来年度予算として情報関連企業が事務所を開設する際の経費に対しての助成制度を創設することにしています。松江駅周辺がアメリカのシリコンバレーのようになればすばらしいと思います。

 また、IT企業がrubyを使った製品の開発を進め、上記の開発交流プラザで育てた技術者の技能向上を図る必要があります。そして、基幹システムへのrubyの活用を目指していくことが肝要です。このため、まずは行政が率先して製品を購入していかなければいけません。松江開府400年祭のホームページはrubyを使っています。これからも積極的にrubyの製品を使うようにしていきたいと思います。

 松江といえばruby、rubyといえば松江といわれるように、松江をrubyのメッカに育てていきたいと思います。松江は、歴史、文化、自然と並んでrubyという大きなまちづくりの資源を手に入れました。今後、市民の皆さんへの理解を深めていきたいと思います。
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