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イラク自衛隊派遣

[2004/1/8]
 1月5日、6日、松江市、安来市で新春街頭演説会を行い、2004年の党活動のスタートを切りました。両日の島根県はとても穏やかな一日、この天気のような穏やかで平和な日本、島根づくりに皆さんと共に取り組みたいと心より決意しています。
 街頭で話したイラク自衛隊派遣に対する私の考えです。

イラク復興支援のための自衛隊派遣
 イラク戦争、私は、決してアメリカの行動を容認しているわけではありませんが、国際協調を無視したサダム・フセイン独裁恐怖政治という背景や、国連決議等をもとに米英軍の攻撃が始まりました。
 戦闘終結宣言が出され、サダム・フセインも拘束されたものの、長い間の独裁体制下で疲弊した国土に戦時の混乱が加わり、経済やインフラなど国家の根幹が一層疲弊し、その中で罪のない国民が現実に苦しんでいます。
公明党は、イラク復興支援のための自衛隊派遣について(1)国際社会の総意(昨年5月、国連安保理決議1483号が全会一致で採択され、国連の要請によって37ヶ国が復興支援に部隊を派遣)であるイラク復興支援に国際協調の一環として協力(2)北朝鮮問題を考えても揺るぎない日米同盟が必要(3)中東安定への貢献は国益にかなう――との観点から賛成しています。
当然のことですが、自衛隊は戦闘に行くのではなく、イラクの復興支援の活動に行くのです。国連さえ撤収しなければならない状況下での復興支援活動は、しっかり訓練された専門家集団が必要です。テロの対象となる可能性は否定できませんが、世界の中でも大きな経済力を持つ日本は、目に見える形で積極的に国際貢献を果たすべきであると考えます。
そして、現実に苦しんでいるイラク国民が数多くいる。復興を叫び、平和を叫んでも行動しなければ現実のものとはなりません。

日本は更なる貢献を
 原油の9割を中東に依存する日本は、中東との深い関係を築いてきています。今そうした信頼関係を更に強固にする絶好のチャンスです。
 日本は、中東の国々が先頭を切って復興支援に関わって行ける環境作り、また、国連がイラクでの活動を再開できる環境作り、そして、一刻も早いイラク人自身による統治機構の構築に汗をかき、貢献して欲しいものと思います。
 そして、複雑に絡まった中東問題の糸をほぐし、平和を構築しゆくために積極的に貢献して欲しいと思うのです。
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