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真紀子前大臣

[2002/2/11]
 80%台から50%台へ、小泉内閣の支持率、驚くべき急落ぶりである。当然なのであろうか?・・・2月11日付毎日新聞、2面の発信箱というコラムで我が意を得たりと思う記事に出会った。
 今日の新聞でも真紀子擁護の投稿が氾濫しているように、国民の多くが「かわいそう」と同情する真紀子さん。記者は「真紀子さんは幸せ者だ」と言う。続けて、旧科学技術庁長官時代、猜疑心が強く白紙の役人とも行き違いが生ずるようになる。真紀子さんは北風の人だというのである。
 外交ではアーミテージとの会談をすっぽかしたり、何の根回しもなくアメリカのミサイル防衛構想を批判したり(この構想を擁護するわけではない)、極秘情報を漏らしてしまったり、アフガニスタン行きを拒否したり等々、外交手腕においては素人目に見ても疑問であった。世界の中で、日本外交の手腕と質が最も必要とされるときにである。
 最も大切なその部分を問われることなく辞めることが出来たのは「幸せだ」と。
 私は、仮に、国民を味方につけてこの事件の真相を究明し、このまま外務大臣に居座りつづけたとしても、人心収攬の術もなく、孤立無援では外務省改革の実はあがらなかったと思うのです。そういう意味では、もっと早い段階での辞任が必要であったと。
 もっとも、そうした心配のあった真紀子さんを大臣にし、更迭をここまで引き延ばしてきた小泉首相にこそ責任があるのでしょうが。
 さて、真紀子大臣最大のテーマであった外務省改革、いろいろな話を聞きますが、とにかく尋常でないお役所のようです。普通の社会はピラミッド型、しかし、外務省は逆ピラミッドとでも言えるような人事構成で競争原理の働かないところとのこと。在外公館のトップの数だけ見ても大変なもの。
 私も、ODAの援助でタイにそろばん工場を建設!という運動を通してその一端に触れたのですが、自分たちの路線以外は受け付けないとの印象でした。次々と明らかになる不祥事を見ていると、外務省全体の神経が完全に麻痺していると思わずにはいられません。
 改革は絶対条件です。それには北風だけではなく太陽も必要です。川口新大臣の手腕を期待したいものです。
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