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2005.2.21
T-FM
恵俊彰のディアフレンズ



恵俊彰のディアフレンズ

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(Gackt:G 恵:M)

M:11時になりました。おはようございます。
 恵俊彰です。
 TOKYO-FMをキーステーションに全国38局を結んでお送りしております、
 恵俊彰のディアフレンズ。

M:さて、今週のディアフレンズは、スペシャル企画!
 「あの人の初恋!今だから話せるピュアストーリー」(パチパチパチ)
 えー〜ということでですねぇ、もう、ほん…ぜんっぜんピュアじゃないんですけど(苦笑)

G:あっはっはっは…(笑)
M:すいませんほんとに。

M:えーも、やっぱこの時期ね、バレンタインデーも先週ありましたし、
 やっぱりなんかこう…ねぇ、言えなかった想いとか、
 伝えられなかった想いをこう、伝えた方もたくさんいらっしゃるんじゃないんでしょうか。
 えーということでやっぱりもうみんなにある、まぁ共通なことというのが“初恋”だと思うんですけど、
 今週一週間はですね、この初恋についていろいろ、色んな方とお話していきたいと思っております。



M:さあ、今日のゲストなんですけれども、初日です!
 この方から始まるということでね、やっぱこうまさに、このテーマにしたようなものです。
 Gacktさんです。おはようございます。

G:おはようございます。
M:久しぶりですね。
G:二ヶ月ぶり…ぐらいですか?
M:ぐらいですよ。お変わりなく。
G:お元気そうで。
M:いえいえいえいえ、ほんとになんか…今日はね、Gacktさんね、あの丁度先週の月曜日、
 バレンタインデーにGacktさんのアルバムをリリースなさってるじゃないですか。
 その名も「Love Letter」。

G:はい。
M:ですからやっぱり、今日は何といってもその、
 やっぱりこう…恋愛について話していきたいなと思うんですけど。

G:はい。
M:ダメですか?
G:や、全然。
M:いいですか?
G:はい。
M:なんか、いろんな恋してそうですね。
G:いやでも結構…失敗してるかなぁ〜。
M:マジすか?
G;僕はもうほんとに、いっぱい失敗して、いっぱい泣いて、いっぱい傷ついて。
M:え、ほんとに?
G:うん、ほんっとに。
M:や、ほんとのこと話してくださいよ?
G:や、ほんっとに。

M:なるほどねぇ、今日はちょっと30分すごい興味深いんですけども。
 ちょっとオープニングに聞いておきますけども、

G:はい。
M:ま、愛と恋ってあるじゃないですか。
G:はい。
M:今日はまあ恋について話をしたいんですけども、
 Gacktさんにとって“恋”とは何ですか?

G:恋は求めるもの、愛は与えるもの。
M:か〜〜ほんとに似合いますね、そういう台詞が
G:はっはっはっはっはっは…っはっはっはっはっは…(笑)

M:えー今日はGacktさんと30分、“初恋”について、ピュアなお話を伺っていきたいと思います。
 最後までよろしく、お願いします。

G:お願いしま〜す。


恵俊彰のディアフレンズ

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(BGM : Love Letter)
M:恵俊彰のディアフレンズ。
 今朝はGacktさんをスタジオにお迎えしております。
 よろしくお願いしまーす。

G:お願いします。

M:えー先週の、お、月曜日がバレンタインデーだったんですけれども、
 その日に、Gacktさんの、えー7枚目のアル…アルバム「Love Letter」、
 これがリリースになっております。
 Gacktさんってラブレターって書いたことあるんですか?

G:いっぱい。
M:えっ?
G:あっはっはっはっはっは…(笑)
M:まじすか?
G:(笑)ほんっとに。
M:え、じゃあ気持ちを伝える時ってラブレターなんですか?
G:あの…最初ってね、
M:はい。
G:僕、目茶目茶緊張しいで、
M:はい。
G:もうほんっとに女の子を前にして何も言えなくて。
M:あ、それは何となくわかりますよ。はい。
G:でー別にその女の子の前まで行くことはできるし、
M:はい。
G:恥かしくはないんだけども、
M:えぇ。
G:行ってこう…こ、口が動かないというか。
M:ほう、ほう。
G:それで、
M:うん、
G:まず最初はやっぱり、ま、言えないから、
M:えぇ。
G:ラブレター…を書いて。
M:はぁ〜。
G:そしたら、あまりにこう、自分のレベルの低さを知るというか。
M:ほうほうほうほう。
G:こんなに、
M:はい。
G:自分には語録がないのかって。
M:ん〜!
G:なんでこう素敵な台詞が出てこないんだろうっていうことで、
M:あ〜…。
G:ま、徹夜して悩んで、
M:はぁはぁはぁ。
G:いろんなこと書いては捨てて、書いては捨てて、みたいな。
M:はぁ〜。
G:それずっとこう繰り返して。
M:や、でも分かります。
 僕はねぇ、あのー…届けたことはないんですよ。
 でも書いたことはあるんです。

G:うん。
M:で、同じ気持ちですよ。
 で、彼女のことすごい好きなのに、言葉にすると出てこないんですよ。

G:ね。
M:それで、何かわかんない、単純になん…例えば目が好きであったりとかいう…いう風に書いても、
 すごく何かチープな…

G:そうそうそうそう。
M:いや、こんな想いじゃないんだとか。
G:そうそうそうそう。
M:や、違う違うビリビリ、みたいな。
G:そうそうそう、ほんとにそんな感じで。
M:何でそのうち、何で俺はこの子のことが好きなんだろう、なんて、
 ちょっと考えたりなんかして、ぼーっと。
 え、何でだろう?あ〜あのシーンが好きだったんだなとか、
 色々こう…

G:うん。
M:回想していく…いくんですよね。

G:結局、ラブレター書く…書いてるときって、
M:はい。
G:恋に恋にしてるのか、
M:はいはいはい。
G:その人に恋をしてるのか、
M:はい。
G:どっちか分かんなくなったりとか。
M:わかります。
G:書いてる最中に、その自分の想いをまとめたりとか、整理したりとか、
M:はぁ〜
G:ま、そういうこうトレーニングにもなるし。
M:分かった!(ポン)
 僕ね、Gacktさんがオープニングにね、ゆったでしょ?
 恋は求めるもの、

G:うん。
M:愛は与えるものってゆってたじゃないですか?
G:うん。
M:わか…僕は答え出ましたよ、僕なりに。
 恋はね、一人で膨らんでいくものなんですよ。

G:うん。
M:で、愛っていうのは一緒に膨らませるもの。
G:育んでいく。
M:育んでいく。
G:うん、素晴らしい。
M:これありますよね?
G:素晴らしい。
M:だからあの中学の時とか高校の時…時とかに、女の子好きになる時って、
 別にこうほらねぇ、寝泊りするわけじゃないし、

G:うん。
M:ま、精々行っても映画のデートぐらいで、
G:うん。
M:ねぇ、何時かになったら帰らなきゃいけなくて、
G:うん。
M:で、彼女に会わない時間の方が多いじゃないですか?
G:で、その中で、こう一人で楽しめる…時間が、ね?
M:そう〜なんですよね。
G:いっぱいあって。

(BGM : etude)
M:でもどっちでした?
 その、何か自分が一生懸命やってるところを数多く見せようと、
 話さずにね、

G:うん。
M:会話をせずに、なんか頑張って、例えばこう、うー…体育祭で一番になるとか、
 文化祭で何かやる、っていうことを発表するタイプか、

G:うん。
M:それとも、なんかこうお友達になっていく…
G:あ〜……僕は、結構もう気持ちを先に伝えて、
 僕にはできないこともあるけど、僕にしかできないこともあるよって、いうこと…を、
 見せ、見せていきたいタイプ…かな?
M:あ、え、じゃあまず…じゃあその手紙か何かで伝えるんですか?
G:まず必ず伝えて。まあでも高校になった時ぐらいからは、
M:えぇ。
G:もう、言葉で伝えられるようになって。
 で、もちろん上手くいく時と、上手くいかない時があって。
M:うん。
G:もう…

M:ねぇねぇ、Gacktさんって、あの〜Gacktさんが例えば好きな子いたとするじゃないですか?
 クラスにね。

G:うん。
M:そうすると、ばれやすい方ですか?みんなに。それともばれにくい方ですか?
 Gacktさんの好きな人わからないって言われる方ですか?

G:う〜ん…あのね、例えば…僕はね、高2の時に好きになった…女の子とか、
M:はい。
G:またそれも非常〜にこう、酷いシチュエーションだなと思ってて。
M:え、どんなシチュエーションなんですか?
G:僕、年上の女の子で、
M:うん。
G:彼女…相手が。
M:えぇ。
G:で、相手と仲良くなって、
M:うん。
G:で、相手には彼氏がいて、
M:はぁ!
G:その彼氏っていうのは、野球部のキャプテンで生徒会長で、
M:あぁ、もうスーパーマンだ。
G:いわゆる学年で、
M:えぇ。
G:一番頭のいい子…
M:はい。
G:子で。
M:えぇ。
G:で、その彼女っていうのは、
M:うん。
G:あの学年で2番目に頭のいい子で。
M:か〜。
G:もうそのスーパーカップルみたいな…
M:う〜ん!
G:子で。
M:えぇ。
G:で、片や僕は学校にほとんど行かない。
M:えぇ。
G:もう、あの放課後になったら学校に行くような、
M:えぇ。
G:もうフラフラ遊んでる…
M:はいはいはい。
G:感じで。
M:はい。
G:でも、たまたまその女の子と仲良くなっちゃって、
M:えぇ。
G:で、気が付いたら、まあなんか好きになってて、
M:はい。
G:結局なんか僕…と付き合うことに、なっちゃって。
M:その、ナンバーワンの男を捨てて!?
G:そうそうそう。そしたら、やっぱり一個上でしょ?年は。
M:えぇえぇ。
G:でーやっぱり高校の時って上下関係非常に強いでしょ?
M:はい、はいはいはい。
G:で、僕は、やっぱりそういう中でこう…結構イケイケでやってたから、
M:えぇ。
G:そしたらもういきなり、
M:うん。
G:こいつが、
M:うん。
G:女の子をたぶらかして取ったとかって言われて。
M:ほうほう、ほう。
G:もう、すごい酷い状態で。
M:ほう。
G:そしたら、同じ学年の連中でも野球部の連中は、
M:あぁ。
G:一切僕と口きかなくなっちゃって。
M:あぁ、先輩の彼女取ったやつ、こいつだ!みたいな。
G:で、もう、っていうか、仲いいヤツはいっぱいいたんだけど、
M:うん。
G:やっぱり先輩の建前、
M:はい。
G:やっぱり喋れなくなっちゃって。
M:あるなぁ〜〜…はぁ、それでどうしたんですか?
G:いや〜でももう仕様がないから、
M:結果的にはどうしたんですか?彼女と貫いたんですか、それとも別れたんですか?
G:や、もうずっと付き合ってたよ。
M:付き合ったんですか。
G:えぇ。こう、ひ…
M:彼女は何だったんですかね?彼女の気持ちとしては、ね?
 そりゃ今のGacktさんじゃないわけですから、

G:うん。

G:何が楽しかったか分からないけど、
M:うん。
G:その僕って、基本的に学校にあんまり行かなくって。
M:うん。
G:でも勉強しないわけじゃなくて。
M:うん。
G:例えば天気がいいな〜と思ったら、
M:うん。
G:あの、川辺に行って本読んだりとか、
M:ほうほうほう。あ、別に不良ってわけじゃないん…
G:や、まあケン…もちろんケンカもしたけど、
M:うん。
G:あの、ちょっと変わってるっていう、
M:ほうほうほうほう。
G:感じだったのかな。
M:ほう。
G:なんか、みんなと同じ行動を
M:うん。
G:別にしなくたって、
M:うんうん。
G:いいんじゃないのって。
M:うん。うんうんうんうん。
G:で、すごいその担任の先生がね、非常に理解力…のある人で、
M:うん、うん。
G:ま、僕にゆってくれた言葉が、
M:うん、うん。
G:その、学校に来ることが全てじゃない、と。
M:ほう。
G:で、学校っていうのは、自分のやりたいこと見つける場所で、
M:うん。
G:その授業を?
M:うん。
G:受けなくても構わない。
M:うん。
G:ただし、学校にもルールがあって、
M:うん。
G:ある程度、出席日数をクリアしないと、
M:はいはい、卒業…
G:上がることはできない。だからそれを自分で計算しているんであれば、
M:うん。
G:やりたいことがあるんだったらやれと。
M:あ、いい先生ですね〜。
G:っていうことを僕すごい、入った当初からサシでずっと喋ってて、
M:そういうだから型にはまらない所が、
G:う〜ん、ま、
M:惹かれたんですかね?
G:惹かれたのかな、と、思うけど、で…
M:それで自身に満ちてたんでしょうね、だからGacktさんも。
G:うん、かもしれない。
M:うん、ね?
G:うん。
M:普通にフラフラしてるわけじゃなくて、俺はちゃんと、
 自分なりの考えを持ってこうやってるんだよっていうことが、

G:まぁ、そういう…
M:伝わってたんでしょうね。
G:多分そういうとこはあったと思う。
M:「はっ…私が今まで会ったことのないようなタイプの人…」
G:あっはっはっははっはっは…(笑)
M:みたいな、ことでしょ?
G:(笑)だったかもしれない。
M:なんか本宮ひろ志の漫画みたいなことでしょ?だから。
G:あっはっはっはっ…(笑)
M:型破りな。
G:はっは…(笑)
M:やってくださいよ、なんかそういう、そういうの。
G:あっはっはっは!(笑)
M:ドラマを。
G:(笑)…あの帽子がこうギザギザ…
M:ギザギザ、ギザギザみたいな。
G:ギザギザみたいな帽子の。
M:似合いそうじゃないじゃないですか。

M:えー一曲挟んでからお話伺っていきたいんですけれども、
 えーじゃ、Gacktさん…の、アルバム、お届けしたいんですけども、
 何にしましょう?

G:「ありったけの愛で」
M:はい。

---- ありったけの愛で ----


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M:ディアフレンズ、TOYOTA SOUND PORTRAIT。
 スタジオには今朝のゲスト、Gacktさんをお迎えしております。


(BGM : 君に逢いたくて)
M:さて、今週はですね、「あの人の初恋、今だから話せるピュアストーリー」
 ということで、まあその初恋の話を伺って行きたいなと思うんですけども。
 初恋って…いつぐらいですか?

G:幼稚園かなぁ…。
M:早いですね〜はは(笑)
G:幼稚園の時に、
M:うん。
G:ま、先生に恋を…
M:先生に恋したの?
G:恋をして。
M:バカじゃない?
G:あっはっはっはっはっは…(笑)
M:何を考えてるんですか!
G:っはっは(笑)恋を。
M:好きと思うんでしょ?
G:好き、もう大好きで!
 やっぱり美しいでしょ?完成されてて。
M:そうですね。
G:ちょうどその例えば保育園とか幼稚園の先生って、
M:うん。
G:20歳を過ぎるくらいで、
M:はぁはい。
G:まあ短大出くらいでしょ?ちょうど。
M:はいはい、はいはい。
G:で、大人として、
M:うん。
G:一番こう…ようやく大人になりました、
M:はいはい。
G:っていう時…に、
M:はい。
G:その自分の中で、
M:はい。
G:自分…の周りにいるその幼稚園生って、
M:はい。
G:って記憶がすごいあって。
M:はい。
G:幼稚園生っていうのは、
M:はい。
G:す〜ごくダサい服を着て、
M:ダサい!(笑)…っていうか、だって五歳、六歳しょうがないじゃないですか!(笑)
G:あっは(笑)
M:自分の意思で洋服を選んでないんですから〜。
G:であの、三頭身ぐらいの体型でしょ?
M:(笑)仕様がないでしょ〜五歳、六歳なんですから。
G:ま、それも、自分もそうなんだけど、
M:えぇ。
G:でもそれが許せなくて。
M:ほう。

G:僕のその好きな先生っていうのは、ハーフかクォーター…
M:うんうん。
G:だったと思うんだけど、
M:うん。
G:すぅごい綺麗で。
M:はい。
G:話し方、
M:うん。
G:雰囲気、
M:うん。
G:で、目がもう、とにかく綺麗で。
M:うん。
G:ついでに身長も高くて。
M:…五歳とか六歳の時、思うんですか?
G:すごい…名前もしっかり覚えてて。
M:おかしいですよ!
G:何で?
M:(笑)そんな、五歳六歳で(笑)目が綺麗なんて!
G:や、絶対に美学って、
M:えぇ。
G:もうそれぐらいからもう、備わってると思う。
M:元来、年上好きなんですか?じゃあ。
 さっきから聞いてると。

G:や、もう、その理想の姿がもう、その…
M:あ、その先生に。
G:そ、その…その姿にできてて。

M:はぁ〜…好きってゆったんですか?
G:ゆった。
M:先生に。
G:先生に。
M:で、先生も「はい、好きよ」って言うでしょ、それ。
G:そうそれがね、すっごい悔しくて。
M:あはははははは…(笑)
G:その、バカにされてる感じが。
M:(笑)それは、バカにしてるんじゃないですって。
G:いや、でね、そのねぇ…ま、ある日、僕もまあ、その「好きだ」ってゆって、
M:はい。
G:その「好きだよ」って言ってくれるのが、
M:はい。
G:すぅごい嬉しくて。
M:えぇ。
G:ある日まあ、僕、一人だけ帰るのが、
M:うん。
G:遅くなっちゃって、
M:うん。
G:で、先生が待ってくれてたの。
 で、そしたら、「先生も、もうそろそろ行かなきゃ」
M:うん。
G:ってゆって、「迎えに来てくれるから」ってゆわれて、
M:うん。
G:で、まぁがーって下まで階段があってね。
M:うん。
G:その階段の下に、
M:うん。
G:ま、道路があって、
M:うん。
G:その道路のところにスポーツカーが止まってて、
M:うん。
G:で、まあ僕と一緒に下りて行くと、
M:えぇえぇ。
G:中からカチャッて、
M:はい。
G:背の高い、
M:はい。
G:男の人が出てきて、
M:ほうほう。
G:「遅いよ」とかって。
M:おう!
G:もう、カチーーンってきて、
M:あっはっはっはっはっは(笑)五歳と二十歳のカップルが。
G:「誰だ、お前は?」みたいな。
M:は〜。
G:もうね、ほんっとに。でも、またその彼氏を見る彼女の…その顔が嬉しそうで、
M:うん。
G:で、僕…は、全く眼中に入ってなくて、
M:そりゃそうですよ(笑)子供ですもん、だって!(笑)
G:もう僕は…僕は、こう顔を見上げて二人の会話を聞いている、
M:すごい。
G:その状況が、たまらなく嫌で。
M:ほう、早く大人になりたい…
G:早く大人になりたくて。
M:はぁ〜すごい勝負しますねぇ。
G:いや〜でもねぇ、あの時ほんとに傷ついちゃって。
 僕ね、もうかなり早い時期から、相当ませてたと思うよ。
M:年上と付き合うことも多かったんですよね、じゃあ。
G:うん、皆ほとんど年上。
M:は〜。
G:ずっと年上…で。

M:でもね、Gacktさんね、そのもてたいっていうのって、
G:うん。
M:自分が好きの…な子からもてることが、中学高校のもてたい…じゃないですか?
G:うん、うん。
M:ね、そういうことってあるよね?
G:すごいね、すごい嬉しいことで、
M:それありました?
G:うん…ま、それは、まあこう、意思が通じて、
M:うん。
G:でもさっきも、さっきも話したん…だけど、ある…ま、それも年上の女の子で、
M:うん。
G:で、大好きで、僕が。
M:うんうん。
G:ずーっとこの子は目茶目茶可愛いと思ってる子が、
M:うんうん。
G:ま、こう気持ちを伝えて、
M:うん。
G:…で、付き合い始めて、
M:うん。
G:もうすぅごい幸せで、
M:ほうほうほう。
G:で、一週間…経って、
M:うん。
G:一週間後に、「時間あるかな?」って言われて。
M:えぇえぇ。
G:「あるよ」って言って、
M:えぇ。
G:いつも通り会いに行…って、
M:うん。
G:喋るのかなと思ったら、
M:うん。
G:話をしてると、
M:うん。
G:「…別れたい」とかって言われて、
M:うん!
G:もう、わけわかんなくって。
M:えぇ。
G:「何か悪いことしたかな」っていうこと…しかもうないでしょ?
M:えぇ、えぇ。
G:そしたら、受験勉強を…が、もうできないって。
M:あぁ〜。
G:もう気になって。
M:はぁ〜。
G:だから別れるって言われた時に、「何ゆってんだこいつ?」みたいな。
M:うん。
G:もうね、頭にきて。
M:うん。
G:で、もういいってゆって、離れちゃって。
M:うん、うん。
G:僕も意地があったから。
M:うん。

G:で、離れて、でー…4日ぐらい経って、
 学校の廊下…でね、昼休みとかって声がするでしょ?
 で、僕自販機で飲み物買ってる時に、
M:うん。
G:振り返った瞬間にバンって女の子がぶつかってきて、
M:うんうん。
G:僕のその好きだった女の子、すぅごいロングの子で、
M:うんうん。
G:綺麗な髪の毛の子だったんだけど、
M:うんうん。
G:振り返ってばんってぶつかった時に、「あぁ、ごめん」
M:うん。
G:ってゆって、ぱって顔上げた女の子が、
M:うん。
G:その女の子で、
M:ほうほう。
G:髪の毛がね、
M:うん。
G:全部ショートになってて、
M:ほう。
G:僕ね、それ見た時にねぇ、
M:はい。
G:「うわ〜ここまで髪切らせてしまったんだ…」っていう気持ちが
 すぅごいこう、苦しくて、
M:はぁ〜
G:なんかもっと優しい言葉かけれたんじゃないのかな、とか。
M:あぁ〜…
G:情けない…って思っちゃって。
M:あぁ〜なんかその、若気の至りというかね。
G:うん。
M:なんか…自分の意地があったりとか…ね。
G:そうそう。
M:か〜…
G:で、その女の子は見られた、みたいな、顔して、
M:あ〜…
G:ぱーって走ってくし。
M:見られたくなかったんでしょうね。
 ま、でも彼女なりになんか、整理したんでしょうね。
G:うん、多分。色んな気持ちの整理があって、
M:そうでしょうね。
G:多分そうしたと思うんだけど。
 だって、その女の子、ずっと髪の毛長かったから。
M:うーん…俺、「何で?」って食い下がったこと死ぬほどあるんですけどね。
G:ふっはっはっはっはっはっは…(笑)
M:何で、別れるの?何で?俺だよ?俺!みたいな。
G:ふっはっはっはっはっは…(笑)
M:よく分けわかんない自身はあったんですけど。

M:さあじゃあ、リクエストを今度はね、Gacktさん頂きたいんですけども、
 Gacktさんの好きな曲、思い出のある曲、何にしましょう?

G:まああの初恋って言うよりかは、
M:はい。
G:まああの、深い、
M:ほう。
G:すごい深い恋愛をした、
M:うん。
G:思い出の一曲で。
M:はい。
G:このDREAMS COME TUREの、
M:ほう
G:「すき」という…
M:あ〜ま、まさにそのまんまですね。
 「すき」えーわかりました。聴いてみましょう。



---- すき ----


M:やっぱりその曲っていうのは思い出の…目次って僕、いつも思うんですけど、
G:うん。
M:この「すき」っていう曲を聴いたら、きっとその…方を思い出して、
G:もういつも思い出す。
M:ね?
G:うん。不思議なぐらい、鮮明に思い出す。
 そのシチュエーションまでしっかり覚えてて、
M:うん。
G:いつもこの曲を聴いてるのは車の中で、
M:ほう…
G:で、いつも仕事帰りの車の中で、彼女を送っていく時に、
M:うん。
G:その…横に乗ってる、
M:うん。
G:彼女が、まあ大好きで、
M:うん。
G:でー…「私もこんなんだったんだよね〜」って
M:うん。
G:ゆってるその言葉がすごく、
M:うん。
G:印象的で。
M:うん。
G:で、その彼女がいなくな…ってからも、やっぱり未だにこの曲を聴くと、
M:うん。
G:こうふっとこう…普段音楽が流れててもね、そんなにあんまり、まあBGMとして、
M:うん。
G:受け止められるでしょ?
M:うん。
G:けど、この曲がぱって街の中とかでかかったりとか、
M:うん。
G:ふっとラジオでぱっと流れたりとかすると、
M:うん。
G:やっぱりこう、はっ…てこう、止まる瞬間…
M:うん…うん。
G:…っていうのがあって、「何やってるのかな…」
M:うん。
G:とか、まあ男ってのは、未練たらしいもんだな〜って。
M:あっはっはっはっは…ほんっとですよね〜。
G:ほんっとに。
M:まあでも逆に言えばその、音楽の力の凄さだなって気がしますけどもね。
 えーお送りした曲は今日のゲスト、Gacktさんの、
 恋の思い出がたっぷりつまった一曲ですね。
 DREAMS COME TRUEの「すき」でした。

M:TOYOTA SOUND PORTRAIT、
 Dream Your Dreams、TOYOTA自動車がお送りしました。



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M:ディアフレンズ、今朝はGacktさんをお迎えしました。
G:どうもありがとうございました。
M:えーGacktさんのニューアルバムですね、「Love Letter」は、
 既にリリースになっております。

G:はい。
M:えーそして、えー今後の予定としては、秋からツアーが決定して…
G:えぇ。
M:…るんですね。Gacktさんね。
G:はい。
M:また細かい場所とかまでは、まだまだ決まってないんですけど、
 とりあえず、12月の24日、つまりクリスマスの日には東京ドームの公演が決定していると。

G:えぇ。
M:早いですね〜。
G:まあ、今年…僕まだ東京ドームやったことなくて、
M:あ、そうですか。
G:えぇ、嫌いで(苦笑)
M:嫌いなんですか?
G:結構。
M:ほう。
G:で…まああの、スタッフ…も含めて、
M:うん。
G:東京ドームでやりませんかっていう、
M:うん。
G:コールが昔から結構あって、
M:うんうんうん。
G:ずっと断ってたんだけど。
M:うん。
G:んーまぁ、何か意味があるんだったらってゆって、
M:うん。
G:で、クリスマスの日に押さえることができたから、
M:うん。うん。
G:是非って話で。
M:うん。
G:ん、だったら、そこまでやってくれるんだったら、
M:うん。
G:僕も…頑張ってやるよっていう話で。
M:うん。はい。
G:東京ドームで。
M:はい。も、早くも、もう今年のクリスマスイブ、えー決定しておりますので。
 えーまあ詳しいことはGacktさんのホームページ、
 まあ多分Gacktで検索すると、多分出てくると思うんで、
 えー是非、チェックしてみてください。


M:えーなんか今日はもうすごくピュアな話ができて、よかったなと、
G:はい。
M:素敵な30分だったな、と。
G:いやもうなんか、久しぶりにこういう話したなと思って。
M:そうですね。
G:なんか僕、ちょっと恵さんと距離がちょっと近づいたのが、
M:あ!嬉しいです。
G:あの恵さんの…さんが、まるで、あの僕と同じような性格に、
M:そう!これね。
G:なんか不思議な感じが。
M:えぇ…僕はGacktさんのこと好きになるかもしれない…
G:あっはっはっはっは…笑
M:すいません、そのときはお願いします。
G:いえ(笑)

M:えーということで、恵俊彰のディアフレンズ、
 今朝は、Gacktさんをお迎えしました。
 どうもありがとうございました!

G:ありがとうございました。
M:さて、「あの人の初恋、今だから話せるピュアストーリー」、
 明日のゲストなんですけども、おすぎとピーコさん。
 (笑)どんな恋愛してるんでしょうか?
 あんま聞きたくもないかもしれませんけど…お楽しみに!


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