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2005.3.5
TBS
高見沢俊彦のロックばん



ROCK ENTERTAINMENT!
高見沢俊彦のロックばん


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(Gackt:G 高見沢:T スタッフ:S)

T:高見沢俊彦です。
 えー月曜日、2月の28日に渋公でね、渋谷公会で行われた
 ロックばんのイベント「Berlin Calling〜雷舞維新 Vol.1」に
 足を運んでくれた皆さん、ありがとうございました。
 非常に自分としてはなんか、集大成っていう感じだったかな。
 いいライヴができたんじゃないかなと思いますけどもね。

 さて、今夜のロックばんは、先週に引き続きですね、Gacktくんが登場です。
 えーなんでも、えーGacktくんはですねぇ、
 あのファンの、えー方の間では、キングと呼ばれているらしい。
 キングですよ!

 だから先週ですね、えー王子…王子はキングに謁見したということなんですけども(笑)
 お…俺はいく…いくつになったらキングになれるんだろうって感じ。
 ずーーっと王子のまま。
 なんかもうしゃあないなって感じがしますけれどもね。

 えー先週は、あー高見沢とですね、えー…Gacktくんの共通点が多いことが判明しました。
 温泉が嫌いであるとか、あとかなりのマックユーザーであるとか、
 で、体育会系とか。
 えー酒の量ではね、ちょっと敵わないなって感じがね、えーしますけどもね。
 えー今夜はさらに、その、えーキングGacktに迫るためにですね、
 デリメモと、男の美学2をですね(笑)、
 えー彼と一緒に、えーキングGacktと一緒にですね、やりたいと思います。

 それでは、今夜のオープニングナンバーです。
 2月14日にリリースされたGacktくんのニューアルバム「LoveLetter」の一曲目、
 「精一杯のサヨナラ」を聴いてください。



---- 精一杯のサヨナラ ----


T:最近ね、このアルバムよく聞いてんだよね。
 なんか詞書いたり原稿書いてるときに必ずこう流してるんですけどね。
 なんか、もしかしたらこの日本でですね、アーティストで、
 一番、Gacktのアルバムを聴いてるのは、高見沢じゃないかな(笑)って感じが、しますけども。
 なかなかね、心が落ち着くいいアルバムでございますよ。

 えーTBSラジオの制作でお送りするロックばん、
 今夜のオープニングナンバーは、Gacktくんの「精一杯のサヨナラ」でした。
 さぁ、Gacktくんはこの後すぐに登場します!



高見沢俊彦のロックばん!!!

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高見沢俊彦のロックばん!!!


デリートメモリーズ!

T:さぁ貴方の嫌な思い出をデリート、消去します。
 今夜はすごいぞ、みんな。
 スペシャルゲストのGacktくんのデリメモだぞ?(笑)

S:ふふふ
T:えーっと、ちょっと、そのデリメモをですね、
 じゃ本人の方から読んでいただきたいと思いますが。

G:はい。
T:どうぞ

(BGM:君のためにできること)
G:高見沢さん、
T:あ、びっくりした。
S:はっはっはっは…
G:Gacktです。
T:あ、知ってます。
G:(笑)ふふ。僕の話、聞いてください。
T:聞きましょう。
G:以前、スノボに、えー行った時のこと。
T:うんうん。
G:ハーフパイプって、知ってますか?
T:ハーフパイプ?
G:え、雪を、
T:うん。
G:流し素麺で使われる、ま、縦に切られた竹のような、
T:ほーう。
G:形にした、
T:ほうほう。
G:ものです。
T:なるほど。
G:ま、僕はそのハーフパイプで、
T:うんうん。
G:えーま、かっこよく、ジャンプを決めようと思い、
T:なるほど、スノボやるんだ。
G:突入しました。
T:突入した…
G:まぁそしたら、なんということでしょうか。
T:ん?
G:ジャンプをする直前に、こけてしまったのです。
S:っはっはっはっはっは…笑
T:Gacktもこけることがあるんだ。
G:僕は、崖で足を踏み外したカモシカのように、
T:うん。
G:ハーフパイプの壁をずるずると落ちて行きました。
S:っはっはっはっはっはっは(笑)
T:そりゃみっともないな。
G:しかも、たくさんのギャラリーに、
T:あっ!
G:目撃されていたのです。
T:そうなんだぁ…
G:えーぶっちゃけ、
T:ふんふん。
G:消してもらいたいです。
T:なるほど!
G:え、今でも、流し素麺するたびに
T:思い出す。
G:思い出します。
S:はははははははは!

T:結構それってこう、ずるずるずるっとこう、
 なんかこう、流し素麺状態で落ちてくるわけ?

G:あのーま、上から、
T:うん。
G:結構勢いつけて、
T:しゃーーといって、
G:突っこんでいって、
T:うん。
G:すぅごいギャラリーがいっぱいいて、
T:うん。
G:で、僕は一応覆面被って、で…
T:Gacktってわかってんの?
G:一応わかんないようにやって。
T:わかんないように、うん。
G:で、皆上手い連中で、
T:うん。
G:僕も結構こう、がーっと突っこんでいって、「いける!」と思った瞬間に、
T:うん。
G:がんってこう筋、伸ばしちゃって、
T:え?あ、そうなんだ。
G:ここの、
T:うん。
G:右肩の。
T:うんうん。
G:で、あまりに痛くて、
T:うん。
G:そこから動けなくって。
T:っはっはっはっはっはっは…(笑)
G:そしたら上から、「早くどけよ〜」って
S:っはっはっはっはっはっは…(笑)
G:みたいな。
T:後ろの、兄ちゃんが。うるせえなと思いながらも。
G:お前を殺す、とかって(笑)
S:はははは(笑)
T:そこまで思いながら。そして言ったわけだ。
G:もう〜ほんとに辛くて。
T:そう。
G:えぇ。ま、僕は、僕は元々スノボ全然興味なくて。
T:ふんふんふん。

G:そのスノボ…を始めるきっかけも、
T:うん。
G:たまたまうちのメンバーが、
T:うん。
G:あの、スノボに行こうって言われて、僕スキーをずっとやってて、
T:あ、そうなんだ。へぇ。
G:で、スキーはすごい僕、自信があって、
T:うんうん。
G:でも僕だけスキーで、
T:うん。
G:みんなスノボで。
T:ちょっと、疎外感を感じるよね。
G:で、ウェアも違うし、
T:あぁあぁあぁ。
G:しかも車の中で、
T:うん。
G:あのキャリアがなくて、
T:うん。
G:車の中に板を置いたら、
T:うん。
G:僕の板、スキー板だけが長いでしょ?
T:うん、長い長い。うん。
G:そしたら、もうみんな「誰だよ、これ?」
T:笑
S:っはっはっはっはっは(笑)
G:分かってるのに。
T:分かってる(笑)
G:「こん、こんな細い、長細いものもってきやがって」とかって、
T:あぁ、そう。
G:「助手席にあたるんだよ」とか言われて。
T:ふふふふふふふ(笑)
S:っはっはっはっは(笑)
G:もう、ま、一応、我慢して。
T:うん。
G:そしたらうちのメンバーが、
T:うん。
G:「まぁガクは、三日あってもスノボできへんやろうなぁ〜」とかって言われて、
T:うん。
G:もう僕、かっちーんってきて。
T:お〜結構その辺、あの瞬間的に燃え上がるタイプなんだ。なるほど〜。
G:「やったるわ〜」みたいな。
S:はははははは!
T:おお(笑)やったるでー、男やねぇ。
G:それからもう…
T:それからもう、はまって。
G:はまって。で、それで、
T:うん。
G:スキー場について、
T:うん。
G:も、すぐやり始めて。
T:うん。
G:やり始めたらもう全っ然滑れなくって、
T:できなくて。
G:できなくて。
T:スキーの感覚できてもダメ?
G:も、とにかく正面、
T:うん。
G:でしょ?スキーって。
T:うん。
G:でもスノボってその正面に向いている、正面に進まずに、
T:うん。
G:その真横に進んでいくでしょ?
T:ああそうか。そうだね、そういえばね。
G:坂田敏夫状態、みたいな。
S:はははは!(笑)
T:すごい…こういう感じ?
G:そうそう。
S:ははははは…(笑)
T:(笑)もう感覚的に違うってことだ。
G:全く違って。
T:なるほど。
G:で、二日やって、
T:うん。
G:大分滑れるようになって、
T:うん。
G:自分の中では、いけてる、と、
T:うん。
G:思ってて、上から滑り降りた時に、もうその日も覆面被ってて、
T:うんうん。
G:で、そしたらカップルが目の前にいて、
T:うんうん。
G:で、僕はその前をぷわっと通り過ぎた瞬間に、
T:うん。
G:女の子が、
T:うん。
G:僕は、あのーマスクも被ってるのに、
T:うん。
G:「あ、Gackt!」
(BGM:ANOTHER WORLD)
T:え?わかっちゃったの?
G:って言われて、
T:うん。
G:で、僕思わずバンッてこけて、
T:っはっはっはっはっはっは…(笑)
S:っはっはっはっはっはっっはっは…(笑)
T:そりゃ情けないね(笑)
G:大転倒して、ぶわーーって。
T:大転倒(笑)…怪我、怪我しなかったの?それ。大丈夫だった?
G:大丈夫で。でも僕はそ…怪我よりも、
T:うん。
G:心の傷が痛くて。
S:あははは!(笑)
T:(笑)倒れた自分と、
G:そうそう。
T:わかられた自分と(笑)
G:そう。で、「あ、Gackt」って言って倒れた後に、
T:うん。
G:僕、ぱって振り返ったら、
T:うん。
G:そのこけた僕を見て、
T:うん。
G:「違った」って言われて。
T:あっ!(笑)
S:はっはっはっはっは!(笑)
T:っはっはっはっ…(笑)
G:もうね…もう、
T:もうグサグサだな、それ。グサグサやわ。
G:もう…言葉が出ない、
T:ほど
G:辛さ。
T:もう、このまま生きていきたくないぐらいの感じだよね、それ。
S:っはっはっはっはっは…(笑)
G:それからはもう絶対に極めてやる!と思って。
T:偉いわ。そこで頑張れちゃうんだ。
G:もうこんな姿はファンには絶対見せれないっていうのが、
T:なるほど。
G:もう、僕の意地で。
T:すぅっごいなぁ〜そっかぁ。
G:っふ(笑)
T:ま、そこまでのなんか自分の、「課せる」というね。
 そこでスノボをやって、極めて、ところが、流し素麺状態になったと。

G:まだまだ修行が、
T:足りないということで。
G:足りないようです。

T:分かりました。それではですね、えーGackt君の、えーそういう悲しい過去、
 その素麺と含めて、全部、えーなんですか?デリートしましょう。
 えーと、Gackt風ならどれがいいかな。やっぱこれだろうな。

(ファンファーレ系の音)
T:これ、消えないかこれじゃ(笑)
S:ははは(笑)
T:痛めましょう。(ブスッという音)
 はいっ、これで、

G:ふふふ(笑)
S:ははは(笑)
T:立派に、消えたということで。
 ま、こんなもんなんで。

S:っはっはっはっはっはっは…(笑)
T:細かいことはそんなあの、別に気にしないでいただきたいのですが、
 えー〜ということでですね、デリートメモリーズでした。



ROCK ENTERTEINMENT
高見沢俊彦のロックばん


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T:さぁ、続いてのコーナーは、男の美学2!

T:男の世界へようこそ。
 いつもは男らしい台詞をリスナーに送ってもらっていますが、
 今夜は、Gacktくんのアルバム「Love Letter」について取り上げます。
 というのも、え、「Love Letter」をですね、最近ずっと聴いてるんですけども、
 これがですね、“男の美学”をですね、非常にこう感じさせるアルバムではないかなと、
 そんな気がいたしますね。
 それでは、Gacktくんが、アルバム「Love Letter」に込めた美学について、聞いてみよう。


(BGM:Vanilla)
T:正直言ってこのアルバム聴かしてもらったんだけど、びっくりしたの。
 あのね、イメージ的に、やっぱりハードなイメージってあるじゃない?

G:えぇ。えぇ。
T:それが、いわゆるそのなんていうの、アコースティックプログレッシブっていうかさぁ〜、
 なんか、物語、
G:うん。
T:…の、イメージで、
G:うん。
T:なんかこう…なんかその、歌を聴いてると、映像がでてきたんだよ、俺。
G:へぇ〜。
T:その映像は、ちょっと古い話で悪いんだけど、
 俺が高校時代に、原宿…今の原宿じゃなくて、ラフォーレがね、教会だったんだよ、あそこ。

G:うん。
T:で、もっと緑がたくさんあって、
G:えぇ。
T:まぁ高校生の自分としてはなんか凄く大人の街で、おしゃれな感じで、
G:えぇ。
T:レオンがあったり、ロック喫茶があったりとか、
G:えぇ。
T:ほんとに、まぁ閑静な感じだったのね。
G:えぇ。
T:そこの風景がね、出てきたわけ。
 そこに佇む、ま、大人の男女の、会話。

G:えぇ。
T:で、そのアコースティックの響きと、このアルバム、「Love Letter」っていうアルバムの、
 なんていうのかな、シチュエーションが凄く自分の中ではね、
 なんか、レオン、んー…ラフォーレとか、あの教会とねぇ、
 なんかおしゃれな街の二人、佇む二人っていうかなぁ、そんな感じがしたの。
 これ勝手な俺の、

G:えぇ。
T:あのー、思い入れなんで、別に違ったら違ったでいいんですけどね。

T:何故このような…なんていうの、アルバムというか、作ろうと思ったのかな?
G:んー…まず、
T:うん。
G:その2004年に入るまでに、
T:うんうん。
G:その自分の中で一つのコンセプトを終えて、
T:うんうん。
G:じゃあ次何やろうかな、って考えた時に、
T:うんうん。
G:ま、その…ソロになって、
T:うん。
G:まずここで、今までファン、ついてきてくれたファンのみんなに対して、
T:うんうん。
G:今年はお返しをする年にしたいなっていうのがあって。
 じゃあ2004年は、“GIFT”っていうテーマでやろう。
T:うん、うんうん。
G:で、今までアルバム…を例えば2年に1枚しか出さなかったりとかしてたから、
T:うんうん。うん。
G:だったら、2004年は3枚のアルバム出そうって、決めて。
T:ほぅ〜…決めて。
G:で、シングルコレクション、で、アコースティックに全てアレンジしたもの、
T:うんうん。
G:で、今回の「Love Letter」、
T:うん。
G:を、出そうって決めて。
T:なるほど。
G:で、届けるなら、最後はこの「Love Letter」っていう形で、
T:出そう、と。
G:うん、終わろうかな、と思って。
T:なーるほどね。

G:でー…今までこういうアルバムを作ったことがなかったし、
T:あ、そうなんだ。
G:うん。こうやって、
T:初めての…
G:初めての、
T:うん
G:試みで。で、やるなら等身大の、自分をテーマに…したものを、
T:うんうん。
G:で、もっとボーカルをフューチャーしたもの。
T:うんうん。
G:で、よりシンプルにして今までと違う音作りのものを、
T:うんうんうん。
G:っていう形で、新しいパッケージにして。
T:なるほど〜。だからね、シングルのが意外と、意外性だったでしょ?
G:えぇ。
T:なんか、なんか僕はヨーロッパのイメージがGackt…を、の世界にはあるのかな、と思ってたら、
 結構、なんだろう…フォーキーな感じでさぁ。

G:えぇ。
T:意外と…聴いててさ、「あれ?意外と難しいなぁ」と思ったんだよね。
 あの、手拍子しながら歌うやつね、あれ結構、

G:(笑)っはっはっは…(笑)
T:2拍目に入ってるでしょ?あれ〜。
G:…そう(笑)…ふふふ(笑)
T:あれ、2拍目、なぜに2拍目なの?っと(笑)
G:あははは!(笑)
T:それ、気になってしょうがなかったんだけどさぁ。
S:(笑)
G:…ふっふ(笑)
T:ああいう曲も作れるんだなぁ〜っていう、ちょっとあれもあったんだけどねぇ。
G:えぇ。
T:あれ…
G:なんか、こう普通に、
T:うん。
G:例えば3拍目に入れて、
T:うん。
G:普通の曲にしてしまう…のは、
T:うんうん。ちょっとやだった?
G:何か僕の中で、
T:そこがやっぱり、
G:なんかこう…ムカついて、
T:Gackt風なんだ。
(BGM:君が追いかけた夢)
G:やっぱり、このあぁ、例えば、「あぁ普通の曲だよね」
T:うん。
G:っていう風に言うのは全然構わない。
T:うんうん。
G:じゃあ、やってみろ、みたいな(笑)そういうね。
T:意外とねぇ、みんな2拍目で手拍子しながら(笑)歌うっていうのは、難しいぞ(笑)
G:ふふっふふ…(笑)
T:これは。アフターなんだけどねぇ。
G:えぇ。
T:そうなんだぁ。

T:で、まぁ今まで書き溜めた曲、ん?最近作った曲ばっかなの?これは。

G:いやもう、過去に書き留めた曲ばっかりで。
T:あ、そうなんだ。
G:うん、れ…と、当時恋愛してた曲だったりとか、
T:うん。
G:昔、その恋愛の中でかいた…曲だったりとか。
T:うん。
G:で、普段は、何かの物語…
T:うんうん。
G:に基づいて曲を作るっていうやり方をしてるから、
T:うん。うん。
G:こういう恋愛の曲っていうのは溜まるだけで、
T:うん。
G:全然その…楽曲になることがなくって。
T:あぁ、そのいわゆるその切れ端が、
G:うん。
T:こう溜まってるってとこなんだ。
G:でー…今回みたいな、
T:うん。
G:まぁいいきっかけだから、
T:うん。
G:この曲を、全部じゃあ出そうかと思って、過去の、
T:あぁ〜。
G:自分の恋愛の、
T:なるほどね。
G:うん、まぁ書き溜めみたいな。
T:まぁ小説みたいっていうことっていうのかな、そのイメージなのかね、やっぱり。
G:うん。
T:なんか自分の中で物語がすごく、感じられるアルバムだなぁと思うんだけど。
 なんだっけな、「ピース」っていう曲だっけ?

G:はい。
T:「ピース」から「この夜が終わる前に」から、あとシングル、シングルになったやつ、新曲?
 あの流れって言うのはものすごく、計算されてるよね。

G:はっはっはっはっはっは(笑)そう言ってもらえると。
T:うん。すごーくだから、その…例えば“Gackt”というイメージで、聴かないで
G:うん。
T:一つのアルバムとして、なんか物語を聞くように聴くと、
 ものすごい世界観が、広がってくるし、

G:うん。
T:初めてこれを、これから入った人っていうのはもしかしたらさ、
 違う、なんかユーザーにも、なんかユーザーって変な言い方だけど、
 こう拡大していくんじゃないかなと思うんだけどなぁ。


G:まぁ、とにかく僕が今思ってることは、
T:うん。
G:そのー…、このアルバムにこう含まれてる曲のほとんどは、
T:うん。
G:やっぱり自分の素直な、男からの気持ちで、
T:うんうん。
G:この男からの気持ちを、いろんな人たちが多分、自分と照らし合わせて、
T:うんうん。
G:過去にこんなことがあったなとか、いろんなことを思い出したりとか、
T:そうなんだよ。
G:それを経験してもらいたいなって。
T:そう、まさに俺思い出したもん。
G:うん。
T:原宿でちょっと自分の青春だったんだよね(笑)
G:っふふふふ(笑)
T:いろいろあったよな〜、なんかこう、いいことも悪いことも、みたいなさぁ。
 なんか、やっぱり自分が作る歌って、そう自分で入り込むことできないけど、

G:うん。
T:やっぱり、ひ…人の曲で、なんか感じることって多いよね。俺らなんかね。
G:うん。
T:だから、まさにこの「Love Letter」っていうアルバムの中にある、
G:うん。
T:一つの風景っていうのかなぁ。
G:うん。
T:ま、男と女なんて、そんなに…まぁ変わる…変わ…まぁ、会話とかさぁ、
 その心の動き、そんな変わるもんじゃないけど、
 やっぱりそれぞれが主人公で、ねぇ、自分だけの思い出っていうものはあるわけじゃない?

G:うん。
T:そういったものをちょっと思い出させてくれる、
 そんなアルバムだなという印象を僕はね、えー受けたんですけど。

T:意外とね、意外性だったんだよ!だから俺、すぅ〜ごい。
 えぇ〜…で、ピアノかな?と思ったらさぁ、

G:うん。
T:アコギなんだよね。
G:ほとんどアコギ。
T:ねぇ。
G:で、一曲だけピアノ。
T:うん、そうだよねぇ。
G:えぇ。
T:ほとんど…。アコギ結構好きなの?
G:アコギも好きだし、
T:うんうん。
G:で、基本的に楽器は何でも好きで。
T:うん。
G:でー…で、まぁ今回は、テーマとして自分たちのレコーディングに、
T:うん。
G:入れる楽器はとにかく極力少なくして、
T:すごい音を薄くしてるってことか。
G:で、とにかく優しく、
T:うん。
G:ボーカルと、
T:うん。
G:楽器一つとか、そういう風が、イメージとして合うかなっていう形で。
T:ん、なるほど〜〜…やっぱりこだわりというのはそこにあるのかなぁ?
 やっぱシンプルに、シンプルにするほど、自分がさらけ出てきちゃうじゃない。
 んーほら、そういう怖さってない?

G:あのー今回…のその歌い方…と、
T:うん。
G:以前の歌い方って、若干どんどん変わってきてて。
T:あ、そうなんだ。
G:で、自分の中で、
T:うん。
G:その“歌う”っていうことを、こうすごく見つめ…
T:うんうん。
G:直してる、まぁ年だったから、2004年が。
T:うん。うんうん。
G:で、その結果として、このアルバムに、とにかくその、“声”で勝負するっていうところを、
T:うん。
G:自分の中で確信したかったし。
T:うん。
G:もう楽器を少なくして、ボーカルを出すことで、
 僕の声はこうなんだって。
T:そう!全然イメージ違うよね、ボーカルのイメージがね。
 まぁこれこんなこと言うの失礼かもしんないけど、
 俺ねぇ、その…Gackt、の声を認識したのは、むかーしテレビで、前のバンド?

G:マリスの頃?
T:そうその頃の、さい…あの、
G:うん。
(BGM:忘れないから)
T:江川さんのワインのやつの、永遠…ノクターン?夜想曲?
G:はいはいはいはい。
T:あれ聴いたとき、「すげぇ曲だなぁ」と思ってて。
G:ははは(笑)
T:「こ…これなん…誰歌ってんの?」それで知ったんだよね。
G:あぁ〜。
T:これ、面白いなぁと思って。それでシングル買ったんだよ、俺。
G:へぇ〜。
T:あまり、あまりにもなんか強烈なイメージがあったから。
G:はい。
T:それと、今ふと思い出した、この声とは全然違うよね。
G:前はやっぱり、
T:うん。
G:元々声楽やってて、オペラ調の、
T:うん。
G:歌い方だったりとかっていうの、
T:あ、そうなんだ?
G:うん、結構強調してやってたっていうのがあって、
T:うん。
G:最近は、そうテクニックじゃなくて、
T:うん。
G:もっとソウルな部分を
T:うん。
G:もっと自分らしく歌い上げたいなっていうのがあって。
T:なーるほど〜。
G:えぇ。
T:“声”っていうのはやっぱ一番のほら、ま、シンガー、ま、アーティストだろうけど、
G:うん。
T:一番伝わる、ことだからね。
G:うん。
T:声を聴く、歌を自分で作ってるわけだから。
 そういう意味では…あ、そろそろまとめましょう。
 ごめん、ごめん(笑)このまま話し続けて(笑)

G:はははは(笑)
T:ごめんごめん。あ、時間がない。
 すいません。はい。


T:えーそれではですね、今後の予定とか、ありますか?
G:あーあの〜…今年秋から、ツアーが。
T:秋!
G:えぇ。
T:かなり先だなぁ。ふふふ(笑)
G:あのーも、秋に向けて、
T:なるほど。
G:今の段階から用意しないと間に合わないんで。
T:なるほど。
G:えぇ。
T:これも、決まってんの?これまだ言えないの?
G:え、で、12月24日に、
T:うん。
G:えーっとクリスマス…
T:ライヴ?
G:ライヴ、が東京ドームで。
T:お!これ観にいきたいね。行こうかなぁ。
S:ふふふ…(笑)
T:クリスマス…
S:ふっふっふ…(笑)
T:え?何で?
 あぁ、そうか!俺たちもやるんだ!

G:あはははははは!(笑)
S:はははははは!ふふふ…(笑)
T:なぁんだ〜そうか。大丈夫だよ、二人いるから。
G:ふふ(笑)
T:そういうわけにはいかないか(笑)
 そうか、で、東京ドームで。クリスマスライヴ。

G:えぇ。
T:最高じゃん、これ。
 なぁるほど。どんなクリスマスに…またすごいことやるんだろ?

G:っふっふっふっふっふ(笑)
T:まぁた!とんでもないことを。
G:もう、あの来た…
T:うん。
G:人たちが、
T:うん。
G:全員、このクリスマス、2005年のクリスマスは、
 絶対、忘れないっていうものに、
T:しようと、
G:うん。
T:もうさぁ、なんか見たら思うんだけど、ラスベガスのショー見てるようだよな。
G:うん。
T:なんか「O(オー)」とかさ、
G:うん。
T:ああいう感じの、ロックコンサートっつーのはさぁ、君だけだね、やってんのは。
G:うん、ま…負けたくなくて、
T:うん。
G:僕あの、ベガスによく行って、
T:あ、そうなの?
G:ショーとかって結構見るんだけど。
T:あ、そうなんだ。
G:でも、
T:うん。
G:向こうは、
T:うん。
G:そのホールだから、できる。
T:できる、そうそう。
G:でも、日本は、僕らがやってることって、
T:うん。
G:持ち…出し、でしょ?
T:そうだよね。そうだよね。
G:でも、だから負けるとかって言われたくないし、
T:すごいな、それ(笑)あははは…(笑)
G:でー…ねぇ?ただガーーって演奏するだけだったら、
T:うんうん。
G:別に誰でもできるから…
T:うん。ちょっとそことは違うGacktの世界を見せるという…
G:世界に一つしかないものを。
T:すっごい!これを東京ドームでやろう、と。
 ちょっと、興味ありますね、私は。
 どんなことをやってくれるんでしょうか?
 はい。

T:えーそれではですね、このえー「Love Letter」という男の美学のなんか、
 推薦のアルバムからですね、一曲聴いていただきたいと思いますが、
 えーGacktくんから曲紹介をお願いしたいと思いますが。

G:はい。Gacktで、「LoveLetter」


---- Love Letter ----


T:Gacktニューアルバム「Love Letter」の中から、
 えータイトルチューンになってますね、「Love Letter」を聴いていただきました。
 えー今夜はほんとにどうも、ありがとう。

G:え、久しぶりに、楽しい時間が、
T:ほんとに?
G:えぇ、過ごせました。
T:よかった。是非また、違う場所で今度はなんか、
G:今度は、
T:え?
G:酒でも飲みながら
T:酒でも飲みながら、ちょっと話したいことがありますので。
G:っふっふっふっふっふっふ(笑)
T:ちょっと俺、結構ね、あ〜話せるやつだなぁっていうのがちょっと、
S:ははははは…(笑)
T:再認識しましたよ。
 ほんとに今夜は素晴らしい夜になったと思います。
 えーGacktくんでした。どうもありがとうございました。

G:ありがとうございました。


高見沢俊彦のロックばん!!!

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T:あぁ、お別れの時間がね、あぁって言ってますけど(笑)、
 あぁやってきましたけど、早いですね〜。
 まぁ、2週にわたって、Gacktくんにねぇ、登場していただきましたけども。
 や、この2週のゲストっていうのは初めてですよね。
 非常に盛り上がったからこそ、こういう2週になったということですけど。

 まぁ僕としては、ねぇ、もう“初Gackt”。
 まぁさっきもね、いっせいにみなさん、“初Gackt”って感じですから、
 “初Gackt”。非常にめでたいな、という感じで、え、2週やりましたけれども。
 中々、このーねぇ、面白いやつだなぁと言う感じがして。
 またねぇ、えー今度は、飲みながらそういった話をしてみたいなぁって感じですけどもね。
 ありがとうございました。2週間出ていただいてね。
 ほんとに、非常に盛り上がったロックばん、スペシャルだったんじゃないかな、と思いますけども。

 さぁ、ロックばんでは、え、みんなからネタを募集しています。
 Daジャレ、3月のテーマはですね、「雛祭り」「春」「卒業」です。
 フリーでもオッケーですよ。
 そして、「デリートメモリーズ」、「男の美学2」それぞれのコーナーまで送ってください。
 番組内でメッセージを紹介された人全員に、
 ロックばん限定、すごーくロックな高見沢ステッカーをプレゼントします。
 またウェークラジオ「Hoppyばん」には、Hoppyに似合う缶詰を募集中です。

 すべてのあて先は、〒xxx-xxxx、TBSラジオ「高見沢俊彦のロックばん」
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 それではハッピーにロックな一週間をお過ごし下さい。
 また来週、この時間にお会いしましょう。
 お相手は、高見沢俊彦でした。


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