NHK-FM アジア ポップス ウィンド |
(Gackt:G 関谷:S) (鶺鴒〜seki-ray〜) S:今日のアジアポップスウィンドは、Gacktさんをお迎えしてお送りします。 さっそくご紹介しましょう。Gacktさんです。こんちには〜。 G:こんにちは〜。 S:はい。えー今日はですね、Gacktさんにアジアのお話を、 色々お伺いしていきたいと思っておりますが。 えー2月25日にシングルコレクション「THE SIXTH DAY」をリリース、ということなんですが、 えーこのアルバムタイトル、「六番目の日」という風に訳して、いいですか? G:そうだね。 S:はい。 G:あのー旧約聖書、 S:はい。 G:…の中に、そのーま、「六日目」っていうのは、人間…がこう神様が人間を創造した日っていうか、 S:はい。 G:でー自分の、今までの五年間、 S:はい。 G:ソロになってからの五年間っていうものは、 「この日、スタートするための、ために存在してた」っていうこう、 自分の中での気持ちの、表れみたいなもの…があって、 S:はい。 G:今まで…ずーっと走ってきて、そして、こうリスタート…なんていうのかな、 リセットするって言うんではなくて、 S:はい。 G:今まで走ってきたのは、今日ここからスタートするため…の自分であって、 S:はい。 G:で、やっとここから、始まれるっていうなんかそういう気持ちをね、前に出したかったんだよね。 S:はい。 G:それで、「THE SIXTH DAY」っていう、タイトルに、しようって。 S:あ、そうですか。 S:あの、この曲…は、たくさんの曲の中からこう…いくつかを選んだと、いうことになりますけれども、 それは、その、これからのリスタートのために、必要な…曲を選んだっていうことですか? G:あ〜…ん、このアルバムに入ってるのは全部シングルなんだよね。 S:はい。 G:でー…その〜…僕の中では、 S:はい。 G:シングルとアルバム…の曲っていうのは、決して、全然別々じゃないし、 S:はい。 G:あんまりそのシングルっていうものに意識はなかったんだけれども。 S:はい。 G:シングルって、どうしてもこうピックアップされがち…でしょ? S:はい、はい。 G:でー自分の中で、どうしてもこうシングルを、 シングル曲に対して、目が合わせられないところっていうものがあって。 S:あ〜。 G:好きなんだけど、 S:はい。 G:なんか周りがちやほやするから、みたいな。 S:はい。 G:でこう、なんかこう、目を合わせたくない、みたいな、 S:はい。 G:ところがあって。 ようやく今回のそのシングルコレクションを作ることで、 「あ〜やっぱりいい曲なんだな〜」ってこう思いながら、 S:はい。 G:また一から全部作り直して、 S:はい。 G:なんかこう、素直になれたというか。 あともう一つは、世の中の人にとっては、やっぱり一番、僕に触れる入口… S:はい。 G:でもあるわけで。 この…今までやってきた五年間を、共に歩んできてくれたファンのみんな、 S:はい。 G:…と共に、その記憶のプレゼント、 この五年っていう時間のプレゼント…をできないかな〜っていうことで、 それはまぁ、ツアーと連動していることなんだけどね。 S:はい。 G:まぁ…どうだろう。 レコーディングして初めて、素直に……こうシングル曲と、向き合うことが出来たっていうのも、 あと…この五年間の、自分自身がやってきたことを、 S:はい。 G:振り返って見てみるっていうことを今までやったことがなかったから、 「あ〜こんなことやってきたんだなぁ…」っていうのを改めて、思うっていうか。 S:はい。 G:まぁ、まだまだ、軟弱者だから(笑) S:(笑)いえいえ。 S:それではその、アルバ…アルバムの中から一曲聴かせていただきたいんですけれども、 G:はい。 S:選んでくださったのは、 G:あ、「Vanilla」。 S:「Vanilla」。この曲への想いを、一言いただけますか? G:そうだねぇ…この頃、すごいこう、物事がいっぱい悪い頃で、 S:はい。 G:でー自分の中で、精神的にも不安定だった…時、だったような気がするんだよね。 S:はい。 G:でーロスに行ってこの撮影をやってる最中っていうのはねぇ、 ん…ずーっと熱…があって。 S:はい。 G:42℃ぐらい、自分…が熱がある、うー、中での撮影だったから、 S:はい。 G:ふらっふらだったんだよね。 S:(笑)はい。 G:でーぶっ続けで、10…ま、20、20時間ぐらいの撮影だったのかな? S:はい。 G:でーまぁほんっとにふらふらだったんだけど、 S:はい。 G:途中で気持ちよくなってきちゃって。 S:ふっふっふっふっふっふ…(笑) G:ホント、おかしくなって(笑)きたんだよねぇ。 S:はい。 G:映像見るとわかるんだけどねぇ、 S:はい。 G:この、プロモーションビデオ見ると。 S:はい。 G:かなりいっちゃってるんだよね、顔が。 S:へぇ〜…。 G:まぁ、(笑)あの、自分の中で、 S:はい。 G:ま、ある意味、起点になった曲っていうか。 S:はい。 G:まぁこの…シングルを出して、自分の中でこう、気持ちをもっかい整理しようって S:はい。 G:思うようになって、 S:はい。 G:それから…どうだろう?体調も直して、 S:はい。 G:自分と向き合おうと思った曲だったのかなぁ。 うん、色んな…ことがあった、当時の曲だったから、結構、今聴いたら笑えるかなって。 S:あ、そうですか(笑)。 G:うん。 S:はい。それでは、お聴き下さい。Gacktさんで「Vanilla」です。 ---- Vanilla ---- S:Gacktさんで「Vanilla」でした。 今日のアジアポップスウィンドは、Gacktさんをお迎えしてお送りしています。 (BGM:君が追いかけた夢) S:えーさてここからはですね、何故、Gacktさんがアジアへ興味を持ったのかを、 お話、えーしていただきたいと思いますが。 アジアの最初は?どこですか? G:あの…アジアに興味を持ち始めたこと自体は、 S:はい。 G:今から十年くらい前… S:はい。 G:だったんだけど。 S:はい。 G:音楽をやり始めた時に、その…日本っていうフィールド、だけではなくって、 S:はい。 G:その、アジアってフィールドで音楽をやりたいってずっと思ってたんだよね。 S:はい。 G:で、実際にアジアに…初めて行ったのは、 四年前…かなぁ、 S:はい。 G:五年前かな?まぁ四、五年前だったんだけど、 ちょうどこの、四年前に、Vanillaを出した…時…に、台湾に行って、 S:はい。 G:で、その時にファンのみんなとこう…直接会って話をしたりとかする時に、 S:えぇ。 G:すごくこう、「やっと来てくれた、待ってた」っていうことを…こう、こう感じたんだよね。 S:はい。 G:でーもっと自分達が、アジアっていう国に、ホントに向き合わないと、 日本ってすごく鎖国的な国で、 S:はい、はい。 G:でー、これだけ近い…アジアに対しての認識が、すごく甘いでしょ? S:はい。 G:でー、アジアの人たちってもっと世界的に物事を見ているし、 S:はい、はい。 G:その、自分達の意識の低さっていうのをすごく感じたんだよね。 S:えぇ。 G:で、もっと僕らが、心を開かないと、 S:はい。 G:彼らは決して歩み寄ってくれない、 S:はい。 G:っていうのを思って。 で、僕はそれまですごくこう、なんていうのか、 国って言うものに対しての、違和感や、嫌悪感みたいなものがあったんだけど、 S:はい、はい。 G:日本っていう国に対してね? S:はい。 G:でももっと、そういう肩に力の入った感じじゃなくって、 S:はい。 G:自分がアジア人であるっていうことに、誇りを持てるようになりたい、 S:はい。 G:っていうことを、思い始めた時期でも、あったっていうか。 S:はい。 G:ま、そんな時に、ま、事務所とのトラブルとかも含めて、 S:はい。 G:色々、最初に起きたのが台湾だったんだよね。 S:(笑)はい。 G:でー、その台湾で、 S:えぇ。 G:まぁすごいストレスも溜まってたから、 S:えぇ、えぇ。 G:夜出歩いちゃいけないとかって言われてたんだけど、 S:えぇ、えぇ。 G:一人で街をぷらぷらして、 S:えぇ。 G:何時間かずっと歩き続けてたの。 S:えぇ。 G:で、途中で道迷っちゃって、 S:えぇ(笑) G:すぅごい暗い、暗がりの…危な〜い雰囲気の路地裏に入って、 S:えぇ。 G:「結構危ないな〜ここ」とかって思って歩いてたんだよね。 S:えぇ。 G:でも僕そういうとこ好きだから、 S:えぇ。 G:一人で歩いてたら、 S:はい。 G:あのねぇ、…僕、あのその、信号があってねぇ、 S:えぇ。 G:その信号…を渡ろうとして、赤だったんだよね、 S:えぇ。 G:で、ずっと待ってたわけ。 S:えぇ。 G:そしたらねぇ、あのー…僕の横にねぇ、あのマフィアっぽい格好をした連中が、 S:っふ(笑) G:いっぱいいたの。 S:はい(笑) G:ぷいって横向いたら。 S:はい。 G:で、信号待ちしてたんだよね。 S:はい。 G:でー…「なんか雰囲気〜ガラの悪い連中だなぁ!」とかって思ってたわけ、僕は。 S:ふふふっ(笑)はい。 G:で、信号が青になって、 S:はい。 G:一緒に渡るじゃない? S:はい。 G:で、渡ったら、渡った先で、マシンガン持った警察がぶわ〜って出てきたの。 S:えぇ〜?(笑) G:で、出てきて、 S:えぇ。 G:「映画のワンシーンみたいだ!」とか思ってさ。 S:えぇ、えぇ。 G:そしたら僕の横にいた、 S:はい。 G:そのーま、いわゆるマフィアの、 S:えぇ。 G:連中が、 S:えぇ。 G:どんどん捕まってったのね。 S:はっはっは…(笑) G:うわ〜と思ってたら、 S:(笑) G:そのうち自分も捕まっちゃって、 S:ふははっはっは(笑) G:連れて行かれて! S:本当ですか? G:そうそう。でそのまま車乗せられようとしたわけさ。 G:で、「違う違う」って話になりますよね。 S:えぇ、えぇ。 G:「いやいやいや…あの、日本人!日本人!」みたいな。 S:(笑)はいはいはい。 G:誰一人、日本語わかんないでしょ? S:えぇ。 G:で、英語喋っても誰も理解してくれないわけ。 S:えぇえぇ、えぇえぇ。 G:必死になってさぁ、 S:えぇ。 G:あのーもう、「日本人だから!日本人だから!」ってゆって、 S:(笑) G:あの、「空飛んできたから!」とかってさぁ、ジェスチャーでずっとやってて。 S:えぇ(笑)…うっふっふ…(笑) G:で、しん…あの(笑)、その日の新聞とかすごい出てたから。 S:へぇ〜。 G:でー、一人の警察官が、 S:えぇ、えぇ。 G:僕を指差して、 S:えぇ。 G:「あぁっ!新聞で見た」みたいなことを言ってたんだよね。 S:はっはっは…えぇ(笑) G:それは、中国語言ってたんだけど、 S:えぇ。 G:そのー…ジェスチャーで、 S:はい。 G:なんとなくその新聞、僕はその当時中国語わかんなかったから、 S:えぇ。 G:「新聞で出てた」っていうのをなんとなくキャッチして、 S:えぇ。 G:「そうそうそう、新聞!新聞!」みたいな。 S:えぇ。 G:もう、「日の丸で〜」みたいなことずっとやっててさ。 S:ふっふっふっふ…(笑) G:それ2、30分ずっとやってたのかな。 (BGM:Secret Garden) S:ほぉんとですか〜。 G:そう、で、当時ほら、台湾って、行ったの夏だったから、 S:えぇ。 G:暑いでしょ? S:はい。 G:で、よくよく考えると、僕も同じような格好してたんだよね。 S:(笑)…っはっはっはっはっは…(笑) G:ほぉんとに。 S:(笑)そうですか。それが始めての台湾? G:そうだね(笑)けっこうさぶかったよ。びっくりしたもん。 S:(笑)海外で…え、でもパト、パトカーにはお乗りに? G:いや、パトカーっていうか護送車だよね。 S:ごー…(笑) G:もうびっくりした、ほんっと。 S:そうですか…。 G:でも面白かったけどね。 S:へ〜…なかなか一回目のねぇ、あの台湾で、そういう…目に合う…っていうのも、 ご縁があったっていうことなんでしょうか。 G:そうだねぇ、 S:う…ん。 G:なんか、自分の中でも結構笑えてさぁ。 S:ふっふっふっふっふっふ…(笑) G:なぁんか面白い国だなぁ…と思って。 S:うっふっふっふっふ…(笑) G:で、これ本気で中国語勉強しないと、ホント連れて行かれる!とかさぁ、 S:(笑)あっはっはっは…(笑) G:やっぱ思うよねぇ。ふっふ(笑) S:そこですか、中国語のモチベーションは(笑) G:いや、色々あるんだけどね。 S:はい、そうですか。 G:その時には、やっぱり思うわけじゃない。 S:はい。 G:ま、これ英語喋れるだけじゃダメだな〜とかって。 S:えぇ、えぇ。えぇ、確かに。 G:あとやっぱり、ファンの子たちと、 S:はい。 G:会ってね、話をしたりとかする時に、 S:えぇ。 G:向こうのテレビ局やラジオ…に出ても、 S:えぇ。 G:結局通訳を、挟んで話すよね。 S:はい、はい。 G:で、自分でゆってる言葉が、 S:はい。 G:正確に伝わってないような気がしちゃって、 S:えぇ、えぇ、えぇ、えぇ。 G:でー、目線がね、 S:はい。 G:喋ってる本人同士が目を見て話すんではなくて、 S:えぇ。 G:通訳を見て話してるでしょ? S:はい。 G:あれがすごい嫌で。 S:えぇ、えぇ、えぇ。 G:でーもっと自分の目で、自分の言葉で、 S:はい。 G:自分のこと…心を伝えたいって思うように、なって、 S:はい。 G:それからかな、中国語… S:う…ん G:本気でやろう…って思うようになったのは。 S:はい、そうですか。 G:うん。 S:で、ついに、今年ですか、台湾観光年? G:そうですねぇ。 S:…のお仕事なされたということですけども。 G:うん。 S:イベントもあって、えービビアン・スーさんなんかとお出になったと。 G:そうだね、ビビアン・スーと、 S:えぇ。 G:ワン・リーホンと出て。 S:はい。 G:えー…最初、まぁこういうイベントがあるんだけど、ってビビアンのほうから S:えぇ。 G:まぁ電話かかってきて。 S:そうなんですか。 G:でー、こう仲いいんだよね。 S:はい。 G:一緒に飲みに行ったりとか。 S:はい。 G:ま、飲み友達だから。 S:はい。 G:で、台湾に行ったりとか…する時に、リーホンとあの子と、 S:はい。 G:三人で、 S:はい。 G:よく飲みに行ったりするし。 S:はい。 G:最近全然会ってなくって、 S:はい。 G:でー…あの子台湾にいたのかな? S:はい。 G:で、台湾から電話かかってきて、 S:はい。 G:「こんなこと…があるんだけど、一緒にやらないか」みたいな話になって、 S:あぁそうですか。 G:で、「いいよ」って。 S:はい。 G:「あのー全然、僕台湾好きだから」って。 S:えぇえぇ。 G:それで、まぁ一緒にやろうって話になって、 S:はい、はい。 G:なんかこう仕事で受けるのって好きじゃないんだよね、正直言って。 S:あぁ〜… G:けど、自分の仲間…が、「こういう風にやろうと思ってるんだけど」っていうことに対して、 S:はい、はい。 G:賛同できることは、やっぱり一緒にやってあげたいと思うし。 S:はい、はい。 G:まぁそんな流れから、やることになって、久しぶりに、三人で…会って、みたいな。 S:そうですか。 G:うん、かんじだったかなぁ。 S:そうですか。 S:ビビアンさんはすごく台湾では、いいアルバムをたくさんこう、 アーティスティックな、かんじで出してらっしゃるって感じがするんですけど。 G:そうだね、人気あるよね…。 S:はい。一曲ここで、ビビアン・スーさんの曲を G:はい。 S:聴いていただきたいと思います。 えー去年の、アルバムから「Dreams」という曲です。どうぞ。 ---- Dreams ---- (リーホンの曲が流れています) S:はい、えー今、音楽が聞こえてますけれども、 ワンリーホン…さん、さっきからお話が出ていますけれども、 どういう…人ですか?Gacktさんにとって、ワンリーホンさん。 G:うーん、弟…みたいなかんじかなぁ? S:はい。 G:まぁ、親友でもあるし、 S:はい。 G:すごい出来のいい弟…っていうかんじ、っていうか。 S:(笑)はははは…(笑)そうですか…。 G:仲いいね。すごい。 S:そうですか。 G:うん。 S:どこが気が合うんですか? G:どこなんだろう……わがままぶりは、僕と並ぶかも。 S:あっはははっ(笑) G:ふっ(笑) S:あ、そうですか。 G:並ぶねぇ。 S:へぇ〜。 G:うーん… S:好みは似てるんですか? G:好み似てるねぇ。 S:あ、そうなんですか〜。 G:でもってマイペースだしね。 S:あ〜…。 G:多分ね、あの、ある意味すごく自分と似てるところがあって、 S:はい。 G:で、そういうところがすごくわかるから、 S:はい。 G:でー、彼の持っている、その悩みとか… S:はい。 G:その抱えている問題とかっていうのも、 S:うん。 G:自分が持っているもの…持っていたものと、 S:はい。 G:すごく近いものがあって。 S:はい。 G:で、「それはリーホン、こういう風にやったらどうかな」とか、 S:はい。 G:「こういう風に考えてみたらどうかな」っていうことを、 S:はい。 G:まぁドライブしながら S:はい。 G:話したりとか…するわけ。 S:へぇ〜。 G:その…でー、しばらくそういう話をした後、 S:はい。 G:さっきまでこう曇ってた顔が急に明るくなって、 S:へ〜… G:「どっか飲みに行こうか〜」とかって急に全然関係ない話をし始めるのが、 S:えぇ、えぇ。 G:あのー…山の天気みたいな、 S:へへへへへへっ(笑) G:そういうとこ好きだねぇ。 S:リーホン… G:好きだねぇ。 S:あ〜そうですか。 G:うん、無邪気だしね。 S:あー… G:僕、多分そういう無邪気な人好きなんだと思うの。 S:はい。 G:感情の起伏が、多い人って。 S:はい。 G:一緒にいて楽しいし。 S:それで、ぶつかってくるんですか?スコーン、と。 G:僕と? S:えぇ、あの…Gacktさんに対して、リーホンさんは、ぶつかってくるかんじ… G:そうだね、あんまりその音楽的にどっちが正しい、間違ってるって話はしないんだよね。 S:えぇ。 G:それは、音楽って一つじゃないから、 S:はい。 G:だから音楽のことに関して、正しい/間違ってるって話はしないんだけど、 S:はい。 G:自分たちがやっぱり、こう、息があったとこっていうのは、 あの僕も、その沖縄…元々沖縄の人間で、 S:はい。 G:で、彼は、台湾人だけどアメリカで育ってって、 S:はい。 G:彼、ABCだよね。 S:はい。 G:要は… S:アメリカで… G:アメリカで生まれた、台湾人。 S:はい。 G:アメリカでは、中国人って言われ、 S:はい。 G:台湾ではやっぱり、台湾人として認められないみたいなところがあって、 S:はい。 G:でーその自分たちの中で、自分たちの帰る場所ってのは スーツケースみたいなもんなんだよ、みたいな話を… S:はぁ… G:なんかよく言ってて、もっと自分たちの意識が、 S:はい。 G:国っていうものを越えて、もっと…個として、一人の人間として、みんなが繋がれるようになれば、 もっともっとアジアっていうのは、大きくなれるのにっていう話を、 S:はい。 G:ま、そういう時、それは映画の…撮影の時に話をしたんだよね。 S:はい。 G:でー僕が、今回…あの「MOON CHILD」っていう映画を撮った時に、 S:はい。 G:彼一緒に出たんだけど。 S:はい。 G:その時に初めて会って、でー二時間か三時間くらいかなぁ、 S:はい。 G:この話をずっとしてて。 S:はい。 G:「だから僕はこの映画を作っているんだ」って。 S:はい。 G:この「MOON CHILD」っていう映画は、なんていうのかな…、 本当は、国籍とかそんなこと全然関係なく、 S:はい。 G:一人の人間として、 S:はい。 G:みんな…出会って。 S:はい。 G:で、仲間になれたのに、 S:はい。 G:そこに自分たちの国…とか、「文化」っていうものの違いや、 S:はい。 G:「考え方」っていうものや、 S:はい。 G:そういう背景のせいで、 S:えぇ。 G:少しずつ別れていってしまって。 S:えぇ、えぇ。 G:で、やっぱり悲惨な結末を向かえてしまうみたいなもの… S:はい。 G:で、それを…分かってもらいたいっていうところが、 S:はい。 G:今回の映画を…作ったんだ、みたいな話を、してた時にね? S:はい。 G:彼も、同じことをずっと考えてる、みたいな。 S:はい。 G:そこからすごく、リーホンのその映画…こう「MOON CHILD」に出た時のし…、 映画に対する姿勢がすごいよくなって、 S:はい。はい。 G:でー、やっぱり撮影をしても楽しかったんだよね。 S:えぇ。えぇ。 G:それからかな?息が…合うようになったのは。 S:そうですか。 G:台湾に行ったら、電話して遊ぶし。 S:はい。 G:日本に来てる時…ま、忙しいから、 S:えぇ。 G:頻繁にじゃないけど、 S:えぇ、えぇ。 G:たまに飲んだり、ご飯食べたり…っていうかんじで。 S:そうですか。 G:ま、気まぐれだからね。 S:はははははははっ(笑) G:はっ(笑) S:リーホンさんに、前Gacktさんのことを聞いたら、 G:(咳払い) S:「あんなユニークな人に、僕はあったことがない」っていうね。 G:ふふふ(照笑) S:何かおっしゃってましたけれども。 そのリーホンさんが、えー電話を通じてGacktさんに、 G:はい。 S:“Say hello”してくださってますので、ちょっと聴いていただけないでしょうか。 G:はい。 Leehom: ガ〜ク! .......中国語でメッセージ........ がんばりましょっ。 G:っふふ(笑) S:はい、ということで、これ中国語… G:はい。 S:ですね? G:はい。 S:な、何かおっしゃってましたね(笑)、リーホンさん。 G:今、あの、マレーシア… S:えぇ。 G:のクワラルンプール…にいて、 S:あーはいはい。 G:新しいアルバム…の、まぁリリース、プロモーション…と S:プロモーション… G:あとー、それの、ま、コンサート…の S:はい。 G:パフォーマンスで、向こうに行っていると。 S:はぁ〜…。 G:でー、えーと、僕の、レコーディング…が上手くいくことを、みたいな。 S:はい、Gacktさん、が… G:うん。あの、まぁ、上手くいくように願ってるよ、みたいな。 S:あーそうですか。 G:また一緒に、頑張っていこうぜ、みたいな。 S:……すごい!! もう中国語すごくよくお解りになってるんですよね。 G:いやいやあの、簡単な言葉だったから。 S:そうですか。り、あのちなみにリーホンさんは確か、 じゅう…18歳くらいまでは中国語、喋れない環境に… G:そうそうそう。 S:アメリカに。それで台湾に来てから、 G:そうそうそう。 S:ですけど。Gacktさんから見てリーホンさんの中国語はいかがでございますか? G:部分部分はすごく綺麗。 S:あ、そうなんですか?(笑) G:部分部分は、 S:え、部分部分…(笑) G:あのねぇ、 S:えぇ。 G:台湾人って、 S:えぇ。 G:発音ちょっとやっぱり…あの、変… S:あ、少し違います? G:うん、おかしいんだよね。おかしい(笑) S:あはは(笑)そんなそんな、そんな〜。 そんな、言っちゃっていいんですか?(笑) G:あの訛ってるから、すごい。 S:えぇ、あ、っていう風に言う人いますよね。 G:すごい訛ってる。ただそれは、 S:えぇ。 G:中国から見たら、 S:はい。 G:訛ってるし、 S:はい。 G:台湾から見たら中国訛ってるし、みたいな。 S:そうですね。 G:まぁ大阪弁と、あのー… S:地方によってね。 G:と…うん、東京弁みたいなもので。 S:はい。はい。 G:でー、どっちかっていうと、台湾語のほう…台湾人のほうが、 S:えぇ。 G:日本語に近い、発音で喋る… S:はぁ〜。 G:っていうのかな。 S:え、Gacktさんの中国語は… G:僕も混ざってる。 S:あぁ、そうですか。 G:うん、僕は、 S:いわゆる北京語… G:ぺき…いわゆる北京語よりかは、もう少し台湾寄り。 S:台湾に近い。 G:うん。台湾と、北京の間ぐらい、 S:間ぐらい。あ〜そうですか…。 G:で、喋ってるかなぁ。 S:そうですか。 G:友達…が四川だったりとか、上海の人、 S:はぁ〜。 G:今は、 S:それはまたちょっと違いますよね。 G:うん。だから… S:えぇ。 G:ちょっと混ざってる感じ。 S:あ…そうですか。 G:うん。 S:へぇ〜。リーホンさんとは、英語と中国語のちゃんぽんっていう感じなんですか? G:普段しゃべる時、 S:えぇ。 G:みんなと、みんながいる時にしゃべる時は、英語。 S:あぁ〜。 G:で、内緒話する時は、中国語、 S:あ、そうなんですか! G:で喋るねぇ。 S:その内緒っていうのは、(笑)具体的に言うと、どうなんですか? G:あの、スタッフほら、日本人…でしょ? S:えぇ。えぇ。 G:あと、彼…の周りは中国人でしょ? S:あぁ〜。 G:でも、みんな英語解る人間が多いから、 S:解る、あぁ〜。 G:「今日どこ行く?」とか、 S:あぁ〜。 G:「今日何する?」とか、 S:二人だけの会話の時は… G:そうそうそうそう。プライベートの会話する時は、 S:はぁ〜。 G:中国語で、喋ったりとか、しないと。また止められるからね。 S:あっはっはっはっは…(笑) G:行っちゃダメだとかって。 S:あ、そっかそっかそっか。 S:もうすぐきっと、リーホンも、日本語喋れるようになるのかな? G:最近ねぇ、 S:ねぇ、随分お勉強してるみたいで。 G:最近、大分上手になって。 S:ねぇ。 G:この前来た時に、「Oh〜ガク元気してる?」とか、 S:あ、そうですか!(笑) G:「久しぶり〜」とかって。 S:あ、そうですか。言ってました? G:で、それがすごい発音綺麗だったから、 S:えぇ。 G:「お前、日本語喋れるようになったんだ!」って言ったら、 「ぜんぜん…」とか(笑) S:あはははは…(笑)何だそれ?(笑)あ、そうですか。 G:「ちょっとだけ〜」とか(笑) S:えぇ〜もうすぐじゃあ三カ国バージョン、ちゃんぽんの… G:そうだねぇ。 S:はい。アジアですねぇ。 G:そうだね。 S:えぇ。 G:でもいずれそうなると思うんだよね。 S:はい。 G:今、経済的にも、どんどん…アジアの他の国の…その成長って、 S:はい。 G:著しいものがあるでしょ? S:はい。 G:で、もっと日本人が、アジア…の、日本以外の国に、 S:はい。 G:出て行くことになると思うんだよね。 S:はい。 G:その時に、日本語、韓国語、ま、北京語、台湾語、 S:はい。 G:あと…広東語、 S:はい。 G:他、色んな国があるよね? S:はい。 G:その言葉がどんどん混ざってくる… S:はい。 G:ようになると思う。 S:はい。 G:で、それが自然に話せるように、 S:はい。 G:なってくると思うんだよねぇ。 S:えぇ。 G:僕は、そういうの好きだから。 S:えぇ。 G:全然違和感ないし。 S:はい。 G:もっとみんなが、アジア人としての誇りみたいなものを持つことができるようになると、 S:はい。 G:僕らはもっと、楽しい、 S:そうですねぇ。 G:うん、国自体もそうだし、 S:はい。 G:楽しい時間を過ごせるんじゃないのかなぁって、 S:はい。 G:思うんだけどねぇ。 S:それでは、Gacktさんと、ワンリーホンさんが一緒にした、お仕事の一つですが。 えー「12月のLove song」、聴いていただきたいと思います。 えー、北京語バージョンです。 ---- 十二月的情歌 ---- S:はい、えー「12月のLove song」を、聴いていただいていますけれども。 やはり、台湾では、いっぱい、ご飯は、食べますか? G:そうだねぇ。 S:はい。 G:あのー、台湾…の料理って、すごく…素朴なものから、 S:はい。 G:味の濃いものまで揃っているし、 S:はい。はい。 G:なんだろう、ま…僕ね、やっぱり日本で、お店に行く時って けっこう色んなこと考えちゃって、 S:は〜… G:ま、今日本ってさぁ、 S:はい。 G:どのお店行っても、 S:はい。 G:すぐに携帯で写真撮ったりとか、 S:はぁ〜… G:騒いだりとかっていうような…ことで、ゆっくりご飯食べれない…時が多くて。 S:はい。はい。 G:でーお店の人にも迷惑かけちゃうし、 S:はい。 G:ほとんどはやっぱり個室で、 S:はい。 G:ご飯を食べるような、毎日でしょ? S:はい。はい。 G:けど台湾って、夜とかだと、全然そのローカルなとこに行けば、 S:はい。 G:なんていうのかな…わかってても、「あぁ〜うちに来てくれたんだ〜」みたいな。 S:はぁ… G:なんか歓迎して、でー普通にこう、招いてくれるっていうか。 S:はい。 G:他のお客も騒いだりしないっていうか。 S:はい。 G:「よく、台湾に来たね〜」みたいな感じで、 S:はい。 G:一緒にご飯…食べてくれるっていうか。 S:はい。 G:そういうのはすごい嬉しい、っていうのかな。 S:はい。 G:あと…なんて言うんだろう、すごくこう…あったかい気持ちの中で、 S:はい。 G:ご飯を食べれる、ってその雰囲気が、 S:はい。 G:きっと好きなんだと思うんだよね。料理もおいしくなるし。 S:はい。台湾の人…はやっぱり好きですか? G:大好きだね。 S:はい。 G:うん。みんな熱いでしょ? S:(笑)はい。 G:すごく(笑) S:はい。 G:ね。でー…女性も特に、結構…は、こうハートフルっていうか、 S:はい。 G:優しく接してくれるのね。 S:はい。 G:あのー、ああいう気持ちって、日本に帰ってくると、 妙に日本人が冷たいなって思ってしまうんだろう…けど、 S:はい。 G:まぁ、日本には日本の良さがあって、 S:えぇ。 G:向こうには向こうの良さがあるから、 S:えぇ。 G:別にどっちを比べるってわけじゃないんだけど、 S:えぇ。 G:元々…きっと、自分の中で、沖縄を思い出す…時が、 S:は〜…。 G:何度も、あるんだと思うんだ。 S:はい。 G:そうのもあって、 S:はい。 G:んー…台湾の、屋台とか…行くと、結構感動すること多いかなぁ。 S:そうですか。印象に、残っている…ご飯とか、ありますか? G:僕ねぇ、あのーエーヅァイって分かるかな? エーヅァイってゆって、あのー S:はい。 G:野菜… S:はい。 G:野菜なんだけど。 S:えぇ。 G:うん、もう向こうの伝統的…な、 S:はい。 G:家庭料理だよね。 S:はい。 G:そのエーヅァイっていうもの…を食べるのが、とにかく大好きで。 よくほら、クーシンサイとか、 S:はい。 G:よく出るでしょ? S:はい。 G:でーエーヅァイっていうのは、ほんとにどんなお店に行っても、ある…ものだから。 S:ふ、ちょっと太目の… G:あのー… S:あのー緑の… G:しょ、そうそう、食感は柔らかい…やつで。 S:えぇえぇ。えぇえぇ。柔らかい。 G:そのエーヅァイを、いつも…必ずエーヅァイってゆったら持ってきてくれるから、 S:はい。 G:エーヅァイ、ってこうやって、そのエーヅァイだけすっごい食べる。 S:へぇ〜…。 G:うん、ほんとに。 S:オイスターソースか何かかける…のは、ダメなんですか? G:あ、それはねぇ、お店によってはもう作り方が全然違うし。 S:あぁ、そうなんですか。 G:ゆったらね、どんな風にでも、作ってくれる。 S:あぁ〜… G:あのー「辛く作ってくれ」って言うと、 S:えぇ。 G:「辛く」って言うとほんっとに辛く作ってくるから。 S:へぇ〜〜。 G:辛すぎ、とかって。ふっ(笑) S:あーそんなに… G:すごい面白いよ。 S:へぇ〜… G:日本ではちょっと、考えられない…でしょ? S:はい。 G:店入ってさ、「こういう風に作って」とか、 S:はい。 G:「こんな風にやって」とかって。 S:うん。 G:もう、ゆったこと全部やってくれる…でしょ? S:う…ん。 G:なんか、外に、食べ歩いてるのに、 S:はい。 G:自分の…なんていうのかな、自分の、親とかに、 S:えぇ。 G:「こんな風にご飯作って〜」、 S:えぇえぇ、えぇえぇ。 G:とかっていう感じに、似てるのかもしれないな。 S:今日はちょっとなんか…こんな感じだから〜、 G:そうそうそう。 S:「こんな、こんなのが食べたい〜」って言うと、「わかったー」って。 G:そうそうそう。 「薄味に作って〜」って言うと、薄味に作ってくれたりとか。 S:はい。 G:うん。 S:そんな、えー台湾ですけれども。 えーここでもう一曲ですねぇ、えーワン・リーホンさんの曲を聴かせていただきたいんですけれども。 リーホンさんの、さっき、あのー聞き忘れちゃったんですけど、 音楽っていうのはどういう風に、こう…思っていらっしゃいますか? G:そうだねぇ、すごく才能溢れる人間だし、 S:はい。 G:あのー…ま、ピアノも、バイオリンも? S:はい。 G:非常に、いい腕を持ってるっていうか、 S:はい。 G:で、基本的に楽器をやってる人間って、曲を作らない人間が多いんだけど、 S:はい。 G:ああいう風に、素敵な曲を何曲も、書いていけるっていうのは、 S:えぇ。 G:「あー才能溢れてるな〜」っていうことをいつも感じるしね。 S:はい。 G:もっと日本で、活動できるようになればいいなっていうことは、 S:はい。 G:よく言ってるんだけどね。 S:はい。 G:まぁ、台湾では…彼が僕のことを、で、日本では僕が彼のことを、 S:もっと、みんなに届けることができるようになったらいいね、みたいなことは、 G:二人でよく言ってるけどね。 S:そうですか。 G:うん。 S:はい、それでは、えーGacktさんが選んでくださった、 ワン・リーホン…の、曲を、聴いていただきたいと思います。 えー「たった一人の君へ」、チャイニーズ・オリジナルバージョンです。 ---- たった一人の君へ ---- S:今日のアジアポップスウィンドは、ゲストにGacktさんをお迎えしてお送りして参りましたが、 最後のブロックに、えーなりました。 ということで、えーこのところは、ずーっと「MOON PROJECT」という、 えープロジェクトしていらして、映画も撮って、ご本を出してっていう。 G:うん。 S:これは、一応ひと段落っていうことですか。 G:うん、ついたね。 S:はい。 G:去年の年末で、終わったね。 S:はい。そのご本を出したのが、一応、区切り… G:んー…いや、本の後にアルバムが出て、 S:アルバムを出して。 G:それで終わったね。 S:あぁ、そうですか。 G:元々、そのーまぁ、“MOON”っていう… S:はい。 G:まぁ、“月”っていうものは、 S:はい。 G:そのま、今回のそのテーマの中で、 S:えぇ。 G:人を比喩しているっていうか。 S:はい。 G:人の存在の在り方みたいなもの…を、比喩してるんだよね。 S:はい。 G:要は、例えば、僕にとって月のような人っていうのは、 うーん…どう言ったらいいのかな…。 僕の周り全てを照らしだしてくれる人ではなくって、 S:はい。 G:自分が立ち止まってしまった時に、 S:はい。 G:ほんの少し、自分の前の道、自分の目の前にある…道を、少し照らしてくれて、 その…進むべき道を、 S:はい。 G:こう見せてくれる? S:はい。 G:けど、暗いから、そこから足を一歩、前に進めるかどうかっていうのは、自分の意思であって。 そういう、お互いの人間関係みたいなもの…が、僕は、“月のような存在”ってよく言ってたんだけど。 要は、一つの物語があって、 S:はい。 G:その物語を、音楽だけじゃなくて、音楽、映画、本、アートワーク、写真、色んなものを。 S:えぇ。 G:で、こう色んなものを集めていくと、一つの物語になるっていうような、 S:はい、はい。 G:表現方法ができないかなっていうのを前から考えてて。 S:はい。はい。 G:それを三年かけてやったんだよね。 S:はい。 G:それがまぁいわゆる「MOON PROJECT」っていって。 S:はい。 G:その中でやったライヴは、ツアーは三回やって、 S:はい。 G:その間に映画をやって、本を出して、写真集は三冊…か四冊、 S:はい。 G:出たのかな? S:はい。 G:でーそれに伴う、映像作品っていうのも、三…三から四つ出てるのかな。 S:はい、はい。 G:っていう中で、こう一つの物語がどんどん見えてくるっていう、 S:はい。 G:かんじの創り方を、 S:はい。 G:やってたってことかな。 S:私はあの、ご本を読ませていただいたんですけれども、 G:そうなの? S:映画を…見た後に、読んで、「あっ、こういうことだった」ってこう、 平面がだんだん立体になったり、 G:そうだね。 S:こう奥行きがでたりっていうのをすごくなさってるんだなぁ〜っていうような感じが、 G:うん。 S:すごくして…。えー今度は… G:なんか、こう楽しんでもらいたいっていうのかな。 S:はい。 G:一つで完結するんじゃなくって。 S:はい。 G:でーコンサートに来た人たちっていうのは、色んなその映画のシーンだったりとか、 S:はい。 G:まぁ小説の中に出てくるシーン、フラッシュバックしたりとか、 S:えぇ。 G:それが目の前で、バーチャルに起きてたりとか、 S:はい。 G:っていうような錯覚を、起こしたりするでしょ? S:はい。 G:そうやってこう自分の中で“創造することの楽しみ”みたいなものを、 S:はい。 G:持ってもらいたい、 S:はい。 G:っていつも…思ってるんだよね。 S:はい。はい。 G:やっぱり、今の日本人って、そ…今の創造力っていうことがすごく欠けてる…から。 S:はい。はい。 G:要は、作る力と描き出す力。「ソウゾウ」っていうのは二つの言葉があると思うんだけど。 S:はい。 G:それが今の、僕が、やるべきことなんじゃないかなって。 S:是非それを、アジアで、 G:そうだね。 S:えぇ、展開して頂きたいな、と。 G:そうだね。 S:どんな風になるんでしょうか?楽しみに、待ちたいと思いますけれども。 G:はい。 S:そろそろ、お別れの時間に、なりました。 G:はい。 S:えー…シングルコレクション「THE SIXTH DAY」からもう一曲聴かせていただいて、 Gacktさんと、お別れ…になりますが、「ANOTHER WORLD」という曲を、 G:はい。 S:聴かせていただきたいと思います。 G:えー今日のゲストは、Gacktさんでした。 S:ありがとうございました。 G:ありがとう。 ---- ANOTHER WORLD ---- |
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