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   ●○●             〜 京のじぶんどき 〜  
   ●●○ 京都は祇園より「はんなり」美味なグルメ情報をお届けするマガジン
   ●○●               第九十一号
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 【 京 一 期 一 会 】 京都と言えば「おばんざい」(^^) 新町通の「太郎屋」さん   
 【 古 都 乃 小 話 】 桜も早かったが「つつじ」も!? 長岡天満宮さんの憂鬱
 【 都 春 風 秋 雨 】 滅多に見れない太夫さん、常照寺さんの「吉野太夫花供養」
 【 独 眼 竜 後 記 】
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【 京 一 期 一 会 】◆太郎屋(たろうや)

今日ご紹介するのは「京都のおばんざい」なんですが、コレって雑誌とかで
思いっきりデフォメルして書かれてまへん(^^; 普通の家庭料理なんですけど
これが「京都」と名がつくと何んか特別な料理の様に思うてる方も多いのかなぁ
まあ「おばんざい」と言うのは、関東弁で言うたら「お惣菜」でニアイコールです
此方は町屋をイメージした雰囲気で赤い暖簾が目印、夜は雰囲気ありますよ
中にはテーブル席も有りますけど「おばんざい」の定義では、カウンターが基本!
特に「おばんざい」はカウンターにデン!とのってるんで(此方の店だと七品ほど)
「これは何ですか?」「これは何やろね?」と聞けるポジションなんで、お薦めです
このカウンターからも何気に「坪庭」が見えるのが京都スタイル、いい感じでしたね
初めての方はお店の人に「今日はこれ位」と予算を先に言うて置くんも、いいかも
私の食べたコースですと始めに「鯵の南蛮漬」次に、おばんざい定番の「おから」
三番目に「鰊とお茄子の煮付」これは鰊の風味がお茄子にしみ込んで俊逸でした
それから「季節の菜葉としめじの辛し胡麻和え」に「おから団子とふきの炊いたん」
この「おから団子」は初めて食べました、香ばしい味わいは病みつきになる予感も
締めは京都らしく「若竹煮」、途中でサラダもいただきました 結構ボリュームもあり
祇園や嵯峨野で食べる「おばんざい」とは違うて、家庭的な味付けが新鮮でしたね
これに純米酒もしっかり頂いて一人 2,500円は、リーズナブルと申せましょう
念の為これはコース料理ではありませんので、あくまでも参考程度にして下さい
面白いなぁと思うたんは、お店に京都のお酒が置いてない場合があるんですよ
思いきって聞いてみると「別にこだわりは無いんですけど、そのお料理合うものを」
サラッと言われてしまいました(^^; 家庭的な雰囲気の中でも味には妥協せえへん
そんな気持ちが伝わってきました、本当の京都の家庭料理が体験できるお店ですよ

[住] 中京区新町通四条上ル
[道] 四条烏丸の交差点を西へ200mほど歩いてビル間の路地(サウナの看板)を
   北へ進んで一筋目の路地(喫茶店あり)を西へ進む、店先の赤い暖簾が目印
[問] 075−213−3987
[休] 日曜日・祝日 
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