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   ●○●             〜 京のじぶんどき 〜  
   ●●○ 貴方の「そうだ京都いこう!」を刺激する、京都密着系グルメ情報誌
   ●○●               第八十三号
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 【 京 一 期 一 会 】 京都の湯豆腐の最高峰! 南禅寺横の「奥丹」さん  
 【 都 大 路 小 路 】
 【 古 都 乃 横 顔 】
 【 独 眼 流 後 記 】
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【 京 一 期 一 会 】 リクエスト特集◆ 奥丹(おくたん)
    
読者の方は「なんで京都って、冬は湯豆腐ばっかりなんやろ?」と思うてる方も
案外と多い思いますけど、それは京都には禅宗のお寺さんが「ぎょうさん」有って
その修行僧の方に出すお料理屋さんが簡単に出来て温まるお料理の一つに
「湯豆腐」があるんですよね、京都は足利将軍家の頃より「名水」に恵まれており
よいお豆腐の出来やすい環境も理由の一つです、最も「湯豆腐」が京都の定番的
料理として定着したのは・・・ うーん、第二次京都ブーム「アンノン族」の頃とか(^^;
せやから「観光地」に湯豆腐店が出てきた訳ではないんです(最近は例外もある?)
湯豆腐の銘店があるエリアには、必ず禅宗の名刹がある筈ですので参考までに・・・
さて京都の湯豆腐、となれば此方をご紹介しない訳にはいかない程の超有名店!
創業三百年以上、現在で十五代目となる京都でも老舗中の老舗さん(^^) ですね 
肝心のお豆腐は「森嘉」さんの豆腐ではなく、大豆は勿論の事「にがり」まで手作りの
100%純正のお豆腐です、見た目はスマートではありませんけど味は絶品の一言(^^)
お鍋の中に「だし」があるのも奥丹スタイルで、この秘伝の出汁が「押し付けのない」
真似の出来ない風味が見事です・・・ この味は創業当時から変わらないそうですよ
他にも定番の精進天麩羅や胡麻豆腐、木の芽田楽、とろろ汁の一通りで(¥3000)
怪しげな(何処とは申しませんが(^^; 懐石料理より、はるかにリーズナブルや思います
因みに清水さんの二年坂と産寧坂の途中にある「奥丹清水店」はこちらの出店で
現在は改装中ですけど、此方では「若主人」が新しいお豆腐作りに挑戦されており
開装オープンの時には新メニューも登場するとの極秘情報も入手(^^; 楽しみです(^^)
「おまけ」
店名の「奥丹」 変わった名前ですよね 南禅寺の奥にあるから? チョッと違う(^^;
これはご主人の家の屋号が「丹後屋」なので付いたとか、平安神宮の付近にもあって
三軒ある家の中で、一番奥に在ったのが今のお店のある所 だから「奥丹」なんです(^^)

[住] 左京区南禅寺福地町南禅寺山内  
[問] 075−771−8709
[営] 111:00−18:00  木曜休
[¥] 平均予算 3000円   

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