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 【 伊 達 的 美 食 】 蕎麦への愛情は格別(^^) 紫野の「かね井」さん
 【 大 路 酒 小 路 】 祇園で渋く、スタンダードジャズを・・・ 「アンバサダー」さん 
 【 古 都 乃 横 顔 】 京都の新アイドル?安倍清明を奉る、清明神社祭 
 【 洛 中 洛 外 記 】    
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【 伊 達 的 美 食 】 ◆ かね井 (かねい)

これまで色々な「お蕎麦」の銘店をご紹介してきましたけど、今回ご紹介する
此方は過去のお店さんの中でも、特に京情緒溢れる佇まいがナイスな所ですね
ご主人の兼井さんは、いわゆる「脱サラ」で蕎麦打ちの世界へ飛び込んだ方で
毎日蕎麦の実を臼で挽くところから始まる、ベースをキチンとおさえた仕事振りは
しっかり「味」として見事に表現されているのも、蕎麦が「好き」だからに他ありません
此方は もちろん「つなぎ」は一切使わない、十割蕎麦(^^) 「ざる」なら \750 から
歯ごたえのある食感も中々 「おつゆ」も「薬味」も無くても美味しい(^^) 本物です!
あと薬味の山葵が「そのまま」出てきて、自分で「する」のもオツなものですね・・・
兼井さんは大事なのは「蕎麦は茹でたてが勝負」とおっしゃってましたけど
必ずしも「挽きたて」「打ちたて」が良いとは限らず、少し寝かした方が味が活きる
場合もあるので、その時々で考えながらやってはるそうです 真摯な態度に脱帽(^^;
此方のもう一つの「こだわり」は、そのお店の内装ですね これが見事な作りで
古い民家の「いいところ」をしっかり残した感じで、実に「いい」雰囲気ですね・・・
決してお店の中は広くはありませんけど、京ことばで言う「ほっこり」できます(^^) 
そして此方を訪れた皆さんが「うーん、京都に来たなぁ」と実感する と思うし
ふと「懐かしい」気分になる、忘れていた「なにか」を思い出させてくれる魅力もある
弊誌のテーマである「いいすがた」 此方はズバリ!ですね 味も風情も抜群です(^^)

[住] 北区紫野東藤ノ森町11−1 鞍馬口通のかど  
[問] 075−441−8283
[営] 11:30−14:30  17:00−19:00 月曜休
[予] 予約できます、一見さんもお気軽に(^^)

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