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┃●○● ◆週刊 はんなり京都〜京のじぶんどき◆
┃●●○ 京都の「すがた」のよい美味しい処へご案内する
メールマガジンです
┃●○● 第二十三号
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祇園祭も今週で終わりですね・・・ あとは早くこいこい夏休み、かな(^^)
=◇=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-[ 京のおしながき ]-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=◇=
【 花 鳥 風 月 】 安井金比羅宮
【 一 期 一 会 】 「恵美」さん
【 都大路小路 】 幾岡屋さんの「花簪」
【 千 夜 一 夜 】 「玉半」さん
【 春 風 秋 雨 】 愛宕神社の千日詣り
【 編集長後記 】
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【花鳥風月】絵馬に託された秘密とは(^^; 安井金比羅宮
(やすいこんぴらぐう)
金比羅と言えば讃岐の金毘羅さんが有名ですが、此方も神霊を勧請しており
ご利益としては市内最強!?の縁切り神社として有名ですよね
「男女のもつれ」「タバコや酒の悪習」「ギャンブルなどの道楽」など様々な
万象の縁を切りたい、切ってほしい・・・ そんな思いで訪れる人が後を絶ちません
ご祈願の方法は至って簡単で、絵馬を奉納して石を潜るのです
境内には「縁切り石」が有りまして、この石の穴を潜るというものですが
逆に潜りますと「縁結び」と成るそうですので、初めての方はくれぐれもご注意を(^^;
なお奉納された絵馬を展示する全国で唯一?の絵馬記念館も在ります
芸能人やスポーツ選手など有名人がズラリ、意外な人の絵馬もご覧になれますよ
絵馬奉納と「悪縁切り」言うたら、ABC木曜日の新しいドラマも始まりやしたなぁ(^^)
[住] 東山区安井 市バス「東山安井」下車 徒歩4分
[Ь 075−561−5127
[入] 境内自由 絵馬記念館は 10:00 - 16:00 \500
[駐] あり
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【京の一期一会】 京料理 恵美(えみ)
今回は祇園の舞妓さん・芸妓さんに評判のお店をご紹介しましょ(^^)
この辺りはお茶屋さんがひしめく祇園情緒満点の所ですが、此方のお店の
外観も祇園の風情に溶け込んではる千本格子の趣が中々エクセレントです
おねえさん(芸妓さん)の提灯がズラリと飾られてはるんのも、花街らしいですよね
此方のお薦めは、お昼の限定メニュー「杉桶弁当」\2800
です
めちゃカワイイんですよコレって(^^) このお弁当は北山杉の「桶」の中に懐石風の
お料理が・・・ およそ20種類ぐらい入ってます、どれも旬の素材を使うた本格派で
ご飯も「桶」で出てきます、正に「目」と「舌」で味わえる私向きの?お料理でしたね
女性の方の昼食には量的にも丁度バランスがよろしいかと思います
そうそう、食事をしている時に「ほのか」に香る杉の匂いも風情があっていいですね
他にも夜でしたら会席料理は\10.000 から色々、季節の一品料理も充実してます
もしタイミングが良ければ、夜は舞妓さんと会えるかも・・・ ほんと「かも」ですけど(^^;
[住] 東山区花見小路四条下ル花町 京阪四条駅より徒歩6分
[Ь 075−551−4377
[営] 11:00-13:30 17:00 - 22:00 月曜日休
[駐] なし
[個] 個室あります
[予] 予約できます
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【都大路小路】幾岡屋(いくおかや)
此方は創業文久2年(1862年)の老舗の簪(かんざし)屋さんです
おみやげ用の花簪は\1000 〜色々、突然ですが読者の方にクイズを一つ
祇園の舞妓さんは未成年者ですが、どうしてお酒の席に居ても良いのでしょうか?
法律によれば児童福祉法では未成年者の飲酒は当然ダメなんですが
実は京都市の条例で職業としての舞妓に限り「特例措置」が設けられております
実際は舞妓さんはお酒をすすめる側ですが、しかしこんなん京都だけかも・・・ね(^^)
もう一つ、これは山村美沙のアリバイトリックにも登場しましたが
祇園の舞妓さんの「かんざし」は、四季を通じて毎月ごとに決められてます
つまり「かんざし」を見るだけでその月が判ると言うモノです、知ってはりました?
因みに今月は、ズバリ「祇園祭り」! ピンク色のとてもカワイイかんざしです
来月は「すすき」ですが、9月の桔梗、11月の菊など季節感に溢れてますよね・・・
あっ、お店の紹介なんもしてへん(^^;
お土産には舞妓さんの使う「花名刺」もお薦め、短冊型のかわいい名刺で
一枚一枚全て手作りですので、お願いして一ヶ月程かかるそうです \10.000(百枚)
[住] 東山区四条通花見小路西入ル 京つけもの西利祇園店となり
[Ь 075−561−8087
[営] 11:00ぐらい -20:00ぐらい 木曜日休
[駐] なし
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【京の千夜一夜】 玉半(たまはん)
祇園づくしのラストも祇園にある料理旅館をご紹介します
此方は二十一号でご紹介した「石塀小路」の通りに面しておりまして
蒼い瓢箪(ひょうたん)柄の暖簾が目印、この暖簾もなかなか粋なデザインです
場所的にも祇園・八坂の散策には絶好のロケーションと申せましょう
此方は昭和4年から創業の老舗の旅館さんですが、特に3年前から始められた
「愛染亭」は直木賞の第一回受賞者の文人、川口松太郎氏の京都別邸を
改修した建物でして、当時の面影が偲ばれる「粋」なつくりの和風旅館となってます
畳の大きさが関東とは異なる「京間」づくりのお部屋からは庭園が鑑賞できますが
どのお部屋からでも見られるのも旅館の心遣いの一つや思いますね
東山山麓から渡ってくる野鳥の囀りを聞いてますと、旅情もより深まる言うものです(^^)
さらに二階のお部屋からは石塀小路や八坂をはじめ京都の街並みもご覧になれます
お料理は「清水焼」の器で頂く、京会席ですが
以前にも触れましたが最近の京都の旅館のお料理は乱れてます
料理の味の質もですが、それよりも気になるのは「盛りつけ」の案配でして
京都本来の「すがた」が出来てない料理旅館が増えつつあるのです
これは「観光客ウケ」を狙った過剰な演出が原因で、見た目を気にし過ぎるんですね
以前たまりかねて「一流」と呼ばれてる某ホテルの料理長に説教した事もありました
そんな時に私の感覚を「アジャスト」してくれはるのが此方の旅館さんです
料理のお品書きで、その月が判る・・・ そんな正統派の京会席が楽しめる処で
「高級・高価」が「いい料理」の全てでは無い事を教えてくれはるお料理の数々です
内容は日替りなのですが、「鯛のかぶと焼き」は最高(^^) 「鱧おとし」も絶品ですよ
お部屋の間取りや、空間の演出も老舗ならではの心遣いに溢れておりまして
旅館に泊まる事の意義「おもてなしの心」を充分に感じさせてくれますね
京都の旅館で「いい想い出を創りたい」そんな方にお薦めしたい料理旅館さんでした
[住] 東山区祇園下河原
京都駅よりバス206番北大路バスターミナル行「東山安井」下車 徒歩2分
[Ь 075−561−3188
[駐] 1台・可
[料] \25.000より 一泊二食つき 昼食のみ\8000〜
[部] 全11室
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【春風秋雨】 31日(土) 愛宕神社の千日詣り
ゲンジボタルの生息地として有名な清滝川を望む愛宕(あたご)山の山頂にある
神社で、全国に 800は有ると言われる愛宕神社の総本社です
地元では「火除けの神様」として有名で、お札は私の家の台所にも貼ってありますよ
で、この日に参拝しますと千日参拝したのと同じご利益があるそうです
しかし山頂までは片道約2時間、チョット大変ですね・・・
徒歩で(^^;
でも秋の紅葉のシーズンはホントに絶景です、健脚に自信のある方は是非!
[場] 右京区嵯峨愛宕町1 京都バス「清滝」下車
[Ь 075−861−0658
[拝] 境内自由 9:00 - 16:00 但しこの日に限り夜間拝観あり
[駐] なし というかムリです(^^)
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【編集長後記】
最後までおつきあい戴きまして、ありがとうございます_(._.)_
先ずはアンケートの集計結果から
ご協力頂いた総数は「92通」でした、沢山のご応募ありがとうございました
m(__)m
「あなたがいいなぁと思うてる京都のスポット」
1位「龍安寺」 みなさん渋いです(^^) 「知足のつくばい」もご存知ですね
2位「高台寺」 此方は特に女性に人気がありました、って私も好きですけど(^^)
3位「錦市場」 なるほど・・・ 年末は皆さんと買い出しに出掛けましょうか(笑)
4位「南禅寺」 三門に人気が集中しがちですが、私的には水路閣が好きですね
5位「将軍塚」 まぁ一人で行く人はいないと思うので、うーん羨ましいなぁ・・・
「お住まいのエリア」
これは圧倒的に「京都」が多くて、全体の4割近いですね
他府県の方には意外な結果かも? でも「地元の人ほど地元を知らない」
これって京都も同じですね、私自身も「西京区」あたりは詳しくないですしね(^^;
以下は、大阪、東京、愛知、兵庫、岐阜、神奈川、福井、奈良、三重の順番でした
「四国」と「北海道」「沖縄」から一通も届いてません。うーん、再募集しようかな・・・
性別は「女性」が8割を占めます(^^) やはり「京都」は女性に人気のある処なのですね
これからもより良い誌面作りに努めますので、今後ともご声援よろしくお願いします_(._.)_
さて、もうすぐ夏休みですね
京都独特の「じとぉぉぉぉぉ」とした蒸し暑さは・・・ねぇ(^^;
私的には一番苦手な季節ですが、今しか接する事のできない風情もありますし
夏野菜は美味しい、お祭りはあるなど「夏」の楽しみ方を見つけるのも面白いですよね
お気軽に弊誌の感想えとせとら貴方のメールお待ちしてます では次号まで(^o^)/~~~~
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