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【発生状況】
- 被災者は、作業責任者他9名で、6階の型枠建込み作業に従事していた。被災者は、同僚と2人で、高さ80cmの脚立2ヶ所で支持された足場板の上で梁型枠を取付中、同僚がセパレーターがないのに気付き取りに行くため手を梁型枠から離した。(梁型枠は所定の位置に仮置きしていたが、釘等により仮止めはしていなかった。)
その直後、急に梁型枠が被災者の力では支えきれず倒れ、足場板の上(高さ80cm)から後向きに転落し負傷した。
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【コメント】
- 梁型枠をステージ上に仮置きの状態で次の動作を行った。
- 動作方法の不適切。
- 作業主任者の指揮、監督が不徹底だった。
- 作業員相互の連絡が不十分だった。
(現場代理人等の現場管理者として)
- 作業の方法、手順を徹底する。また、仮設等の措置についても手順書に記載しておく。
- 作業主任者に直接指導させる。
(工事に従事する作業員として)
- 作業方法、手順の遵守。
- 持ち場を離れる場合は、同僚に声を掛けて了解を得る。
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