島根県電気工事工業組合青年部
【足場の使用法】
梁型枠建込み作業中、足場上から転落
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【発生状況】

  • 被災者は、作業責任者他9名で、6階の型枠建込み作業に従事していた。被災者は、同僚と2人で、高さ80cmの脚立2ヶ所で支持された足場板の上で梁型枠を取付中、同僚がセパレーターがないのに気付き取りに行くため手を梁型枠から離した。(梁型枠は所定の位置に仮置きしていたが、釘等により仮止めはしていなかった。)
    その直後、急に梁型枠が被災者の力では支えきれず倒れ、足場板の上(高さ80cm)から後向きに転落し負傷した。

【コメント】
  1. 梁型枠をステージ上に仮置きの状態で次の動作を行った。
  2. 動作方法の不適切。
  3. 作業主任者の指揮、監督が不徹底だった。
  4. 作業員相互の連絡が不十分だった。

(現場代理人等の現場管理者として)

  1. 作業の方法、手順を徹底する。また、仮設等の措置についても手順書に記載しておく。
  2. 作業主任者に直接指導させる。

(工事に従事する作業員として)

  1. 作業方法、手順の遵守。
  2. 持ち場を離れる場合は、同僚に声を掛けて了解を得る。