【発生状況】
- 被災者は、同僚5名と停電工事の準備作業に従事していた。
- 被災者は、○○支線○○号に延線した電線を仮止めするため昇柱をはじめた。
- 引込専用腕金をかわすために本ロープを引込専用腕金の上部にまわし本ロープのフックを安全帯のD環に取り付けた後、補助ロープを外した。
- 本ロープに体重を掛けた際フックがはずれ、約1.8m下の真砂土の上に墜落負傷した。
(注) |
被災者が使用していた安全帯のD環および本ロープのフックに異常はなかった。 |
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【コメント】
- 胴綱をD環に掛けるときフックの結目を目で確認していなかった。
- 昇降柱時は胴綱昇柱(フックの結合は目視確認)を行う。
- 障害物をかわすときは、補助ロープを使用する。
- 胴綱に体重をあずけるときは、静かに体重をかける。
- 作業中は、胴綱・補助ロープを併用する。
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