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【発生状況】
- 被災者は、当日○○邸新築工事に伴う引込線新設工事を一人で従事していた。
- 家屋側支持点の取付け・接続および計器類の取付けを完了後、電柱側の作業に着手した。
- 電柱側で引込線を張り上げ、接地側電線の接続を終えた後、体を柱上移動させ、電圧側の接続作業に取りかかったとき墜落したものと推定される。(電圧側の2線は引下げCVケーブルに仮止めされており、引込み端子箱の一つの蓋が開いてあった。)
(参考)被災者の服装等は、安全帽子、作業服、ゴム長靴、安全帯(補助ロープなし)、シモン手袋着手。
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現場の状況および建設現場の作業員からの聞取り等により、上記状況が推定される。 |
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【コメント】
- 昇降柱は、柱上安全帯の胴鋼を使用して行なう。
なお、昇降柱経路の障害物から身体をかわす場合等、墜落の恐れのある場合は、補助ロープを使用する。
- 柱上作業時には、柱上安全帯の胴鋼と補助ロープを併用する。
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