【発生状況】
- 被災者は、作業責任者を含む2名で小規模高圧需要設備の点検調査のため、14時20分頃、現地に到着し、TBMを行った。
- 作業責任者は、14時30分にキューピクル内の地絡継電器を操作し、お客さまの構内設備を停電した。
- 被災者と作業責任者は、LBS(負荷開閉器)の負荷側の検電を行い、充電していないことを確認後、接地短絡器具をLBSの負荷側に取り付け、点検調査の作業に着手した。
- 被災者は、作業責任者が低圧回路の絶縁測定を済ませた後、2人でキューピクル内の清掃に取りかかった。(被災者はヘルメット、作業手袋を着用していた。)
- 被災者は動力用変圧器の清掃を終え、引き込みケーブル(6.6kVCVケーブル)の立ち上がり部分のゴミをウエスで拭き取ろうとした際、電撃を感じた。(LBSの電源側は充電していた。)(14時39分 佐野(変) 総合Vo=1地絡表示)
- 被災者は手の痛みを感じたことから、作業手袋(軍手)を脱いだところ、右手小指と左手親指に赤色の斑点があることを確認した。
- 作業責任者は、LBSの操作により送電した後、被災者を市内の病院で受診させた。
- 16日、念のため市内の総合病院で再度診察を受けた。
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