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【発生状況】
- 9月9日、8時50分頃、被害者は、作業責任者を含む4名で国道北幹49号に到着し、TBM・KYを行った後、NTT柱建替に伴う高圧線および変台移設作業(活線作業)に着手した。(作業時間8:50〜12:00、試充電禁止要請9:00〜12:00)
- 被災者は、国道北幹49号(旧柱)を低圧発電機車に切り替えた後、高圧カットアウトスイッチを開放し、高圧ゴム手袋をはずした。
- 他の作業者2名は、高所作業車および柱上から高圧引下線の縁切り作業にかかった。
- 被災者は、上部を見たところ、縁切りを済ませた縁線が見えたので、全部の縁線切り離しが終わっていると思い、変台撤去作業に取りかかった。(実際は、3線のうち2線のみ切り離しが完了し、残り1線は未施行であった。)
- 被災者は、高圧引下線3線のうち切り離しが未完了の1線のカットアウト電源側縁線をペンチで切り離そうとした際、電撃を感じてペンチを離した。この時、作業責任者は、上部2名の活線作業を監視していた。(9:40 末武変電所 生野昆フィーダ地絡事故発生。CBトリップ、Vo=0)
- 作業責任者は、被災者を高所作業車のバケットで降柱させ、被災状況を確認後、M社へ連絡した。
- 被災者は、外線課長および第二係長により社有車で病院へ搬送された。
- 当社へは、外線課長から当初へ出向いて被災状況の報告があった。
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