島根県電気工事工業組合青年部
【停電作業準備中感電】
停電作業の準備作業中、アークにより熱傷
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【発生状況】
  1. 14時00分頃、被災者は、現場責任者と作業者2名とともに現場へ到着した。
  2. 現場にて作業前のTBM(KY)を行った後、停電作業(NTT共架柱建替に伴う架線移 設工事)の装柱工事他準備作業に着手した。
  3. 16時44分頃、○○幹27・28号の当日分の準備作業を完了し、責任者は活線作業(防具の撤去)が終了した旨を中電へ無線連絡し、被災者に延線したバイパスケーブルを引上げ、柱上にケーブルクランプで仮止めするよう指示して27号へ移動した。
  4. 責任者が作業経過確認のため振り向いたとき、○○幹28号(新柱)の引込ケーブル三叉管付近に被災者が昇柱していたため、大きな声で注意した。その直後に「ドーン」という音とともに被災者の背中作業服(背中部分)が燃え出した。
  5. 被災者が、自力で降柱し始めたので責任者はただちに高所作業車を○○幹27号から28号へ移動させるとともに自ら昇柱して火を消し止め、被災者を高所作業車で地上に降ろした。
  6. 17時05分頃、被災者は救急車にてA病院に搬入され応急処置を施した後、再度、救急車でB病院に搬入され治療を受けた。

【コメント】
  • 現場責任者は、高圧充電電路における柱上作業で、作業者が高圧充電部に接近する恐れがある場合は、誤接近による危険を防止するため、目に止まりやすい位置に錯覚防止帯等の取付を徹底する。