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【発生状況】
- 責任者(被災者)他2名は、午後の作業現場である○○支線13−13号に到着した。
- 責任者(被災者)は、作業者2名と停電作業範囲、作業内容の説明および確認を行なった後、作業分担指示等、所定の作業割りおよびKYを行った。
- 作業者Aは○○支線13−13号で、作業者Bは、○○支線13−10号でそれぞれ作業準備に着手した。
- 責任者(被災者)は、ドラム据え付け箇所が傾斜(約5度)しているため、ドラム(SN−OW58mu重量約200Kg)に歯止めを取付け、○○支線13−13号付近で線繰台を組み立て、坂下側から一人で線繰台を引き起こそうとしたが、起こしきれず力を緩めたとき、ドラムが歯止めを引き起こそうとしたが、起こしきれず力を緩めたとき、ドラムが歯止めを乗り越えて転がりだした。
- 責任者(被災者)は、ドラムを止めようとしたが、支えきれず左足に当り負傷した。
- 責任者(被災者)は、無線で外線係長に事故発生を連絡した。
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【コメント】
- 線繰台の据え付けは、原則として平坦地で行い、傾斜地で据え付けが必要な場合は、必ず2名以上で行う。
- 線繰台は、安定した体勢で一気に引き起こし、地面に安定設置するまで気を緩めない。
- 傾斜地では、線繰台と勾配と平行に向け、ドラムの逸走防止に十分効果のある歯止め(ドラム外枠両側の坂下側に取付)など、確実な安全措置を行う。
- 線繰台の取扱いに関する標準作業手順を作成する。
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