【発生状況】
- 国道○号バイパス高架橋建設に伴う、△△分線支障移転工事管路敷設工事を施工していた。
- 8時00分頃、現場事務所にて現場代理人他4名の計5名で、KY・TBMを実施した。
- 8時15分頃、管路埋め戻し作業に着手し、11時頃完了。引き続いて矢坂の撤去作業に着手した。
- 8枚目の矢坂を抜き取り、矢坂を挟んでいるチャックを被災者が取り外し中、バックホーのバケットが下がり被災者の腰を押した。
- バックホウの運転者は、災害発生時、右手でレバーを握ったまま左後方のバリケードの確認をした。(バックホウの運転者は、県道工事の舗装剥ぎ取りによる振動でバリケードが倒れそうであったため気になり確認した。)
左後方の確認をした際、右手が前に動きバケットが下がった。被災者の声に気付いた現場代理人が、バックホウ運転者に大声で「止めろ」と指示し、バケットを上げた。
- ただちに救急車を手配し、□□病院へ搬送し受診した結果、腰椎圧迫骨折のため入院した。
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【コメント】
- 現場代理人は作業着手前のTBM,KY等で、作業者(車両系建設機械の運転者含む)へ車両系建設機械の運転中に接触するおそれのある範囲内へ立ち入ることの危険性を十分認識させるとともに、作業時には作業者を不用意にその範囲内へ立ち入らせない。
- 作業者は車両系建設機械の運転中に接触するおそれのある範囲内へ不用意に入らない。
- バックホウ等の車両系建設機械の運転者は、誘導者の合図に従うとともにその操作に専念する。
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