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【発生状況】
- 被災者A、Bは、電柱置場架台取替工事の架台完了により、元の場所に電柱を戻すため、トラック上にて玉掛け作業をしていた。
- 玉掛けをして10cmほど電柱(2本)をワイヤーで上に吊り上げたところ、少しバランスを崩したため、ワイヤーを掛け直すために、トラック上に電柱を下ろした。
- 下ろした際にワイヤーが緩みすぎ2本の電柱がクロスしたため、そのはずみでドラック上にいた被災者Aが電柱に振り落とされ地面に転落し、被災者Bは電柱とトラックの間に挟まれ負傷。
- 同僚が直ちに救急車を手配し、被災者A・Bは病院へ搬送され、治療を受けた。
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【コメント】
- 作業員の玉掛の知識不足、未熟な作業員の配置、玉掛技術者が行わないといけない作業についていなかった等、基本的な教育が不充分であった。玉掛技能講習会への参加を筆頭に作業員への資格取得への制度の見直しを行い、作業者全員が多くの資格を取得するようすすめる。
- 作業前にはKYミーティング、作業準備、作業の仕方、人員の配置,安全対策について、ひとりひとりが真剣に行い、すべてを確実に把握した上で作業に入る。
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